女優・須藤理彩の夫『ブンブンサテライツ』ボーカル・川島道行が脳腫瘍で死去。享年47歳。5度の病気発症で6月に音楽活動終了

訃報 音楽
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ブンブンサテライツの川島道行

2人組ロックユニット『BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)』(通称:ブンサテ)のボーカル&ギター・川島道行さんが9日午前5時12分、「脳腫瘍」のため自宅で亡くなったことが、所属事務所の発表によって11日に明らかとなりました。47歳でした。

通夜・葬儀については近親者、関係者のみで執り行われ、後日ファンに向けた「お別れの会」(日時・場所などの詳細は未定)の開催を予定しているとのことです。

川島さんは、ブンサテがメジャーデビューを果たした1997年に初期の脳腫瘍が見つかり(2012年12月に公表)、その後も活動を続けていく中で何度も脳腫瘍が再発し、2012年に3度目の発症をして手術、2014年に4度目、昨年夏に5度目の再発と繰り返し、ブンサテはライブ活動の休止を発表。

今年6月には、ニューシングル『LAY YOUR HANDS ON ME』の発売直後に、脳腫瘍による麻痺などの後遺症を理由に音楽活動の終了を発表し、治療に専念していました。

川島さんは同じ大学に通っていた中野雅之(44)さんと知り合い、1990年にブンサテを結成して1997年にデビュー。

<↓の画像左が中野雅之さん、右が川島道行さん>
BOOM BOOM SATELLITES

アニメ映画『アップルシード(APPLESEED)』の音楽を担当したほか、リュック・ベッソンさん原案のフランス映画『YAMAKASI』、アメリカのアカデミー賞受賞の『ダークナイト』などにも楽曲を提供するなど、国内外で高い評価を得ていました。

そんな川島さんはプライベートでは、2006年11月に女優・須藤理彩さん(40)と結婚し、2007年1月に第1子となる長女(9)、2011年10月に第2子となる次女(5)が誕生しています。

妻の須藤さんはコメントを発表しており、「10月9日早朝、5時12分。大雨の降る中、まるで歌い出すかのごとく大きくブレスをとり、川島道行は永遠の眠りにつきました。」と報告。

<↓の画像が、川島さんの妻・須藤理彩さんの写真>
川島道行の嫁で女優の須藤理彩

ファンや関係者に向けて「川島道行を応援して下さったファンの皆様、支えて下さった皆様、川島の人生をより豊かなものにして下さり心より感謝申し上げます。」と感謝し、「お父さん、お母さんの息子である『川島道行』、私の愛する夫で、娘達にとって優しくてカッコいいパパの『川島道行』、そして…ミュージシャン、ブンブンサテライツの『川島道行』。短い人生ではありましたが、一度きりの人生でこんなにもたくさんの人生を生き、そしてそれぞれでかけがえのないものをしっかり残してくれました。どうか皆様にとっての『川島道行』をずっと忘れずに、そして彼の残したものをこれからも大切にして頂けたらと思います。運命を受け入れ、もがきながらも懸命に音を奏で続け生き抜いた川島道行を、誇りに思います。」とコメントしています。

また、ブンサテとして川島さんとともに活動してきた中野さんも追悼コメントを発表しており、「BOOM BOOM SATELLITESのボーカリスト川島道行が旅立ちました。ようやく不自由な身体から解放されて、今頃は世界中を飛び回っているのではないかと想像しています。悲劇ではなく人生のゴールとハッピーエンドを手に入れた瞬間でした。今迄沢山のファンに愛され、歩んでこれた川島道行とBOOM BOOM SATELLITESは本当に幸せ者です。」と語り、最後に「川島道行に代わって改めてファンの皆様、今迄携わって頂いた関係者の皆様に感謝の意を伝えます。『今迄支えてくれてありがとう。これからも僕たちが創った音楽を、共に過ごした時間と記憶を大切に、力強く生きていってください。』『そして、最後に一言だけ言わせてください。ブンブンサテライツでした!!』」と締めくくっています。

これにネットでは、

  • お疲れ様でした…涙が出るね。ありがとうと伝えたいよ
  • マジで、アンタはかっこよかった。もう見れないなんて。。。俺はまだ、ちょっと受け入れる事ができないよ。
  • 一昨年のライブで見たのが最後でしたがすごい楽しかったです。ご冥福をお祈りします。
  • 命を最後まで燃やし尽くした。音楽はずっと残る。合掌。
  • マジか…。いつか来るかもとは思っていたけど、実際にニュースを見るとショックだ。音楽に命を燃やした人だったと思っています。最高にカッコイイ曲を残してくれて、ありがとうございました

などのコメントが寄せられています。

川島さんは5度目の発症前の昨年4月に、ニュース・報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の取材を受けており、2014年に4度目の発症をした際に医師から「余命2年」だと宣告された事を明かし、医師からは「『科学の限界です』どうやって生きるのかを選んで下さい」と言われたといいます。

しかし、その後許可前の薬などで治療を行う治験・臨床研究に参加し、そこで受けた放射線治療が上手くいったことで、余命2年と申告された腫瘍の拡大を防ぐことに成功し、その後は小康状態にあると川島さん本人が状態を説明していました。

しかし、その後も脳腫瘍が発症し、今年ついに音楽活動の終了を発表して治療に専念していたわけですが、中野さんは6月にブログを更新して川島さんの現在の状態を報告。

麻痺によって手足は不自由になり、車椅子を使う機会が増え、言葉はゆっくりと話すことは出来るものの、正確な意思疎通が難しい状態にあり、川島さんが何を考え、何を思って日々を過ごしているのか、中野さんでも理解しきれない時があると明かしており、重い後遺症などが出ていたものと思われます。

川島さんはミュージシャンとして高く評価されており、これまでに様々な楽曲を制作し、Dragon Ash、SMAP、FACT、Fear, and Loathing in Las Vegasなどのバンド、グループの楽曲のリミックスも行うなどしており、47歳と若く、まだまだこれからという時に亡くなってしまったというのが非常に残念でなりません。

川島道行さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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