芸トピ

ジャイアン役のたてかべ和也に続き、スネ夫役の肝付兼太も亡くなる…。旧『ドラえもん』声優がこの世を去る

声優・肝付兼太が肺炎で死去、享年80歳。『ドラえもん』の初代・骨川スネ夫、『アンパンマン』のホラーマン役などを務める

国民的アニメ『ドラえもん』で、骨川スネ夫の声を担当していたことなどで知られる声優・俳優の肝付兼太さん(きもつき・かねた 本名=肝付兼正)が20日、肺炎のため亡くなったことを所属事務所『81プロデュース』が発表しました。80歳でした。

肝付さんは、アニメ創成期から声優として活動しており、1963年放送の『エイトマン』や『鉄腕アトム』をはじめ、テレビ朝日版の『怪物くん』でドラキュラ役、『オバケのQ太郎』のTBS版では西郷強(ゴジラ)、テレビ朝日版ではハカセ役、フジテレビ版『おそ松くん』でイヤミ(井矢見)、『それいけ!アンパンマン』ではホラーマン役、『キテレツ大百科』では刈野勉三、テレビ朝日版の『ドラえもん』では、1979年の放送開始から2005年3月までの約26年にわたってスネ夫の声を担当。

7月に公開された映画『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』でもホラーマンの声を担当していたほか、自身が主宰の『劇団21世紀FOX』では全作品の演出を担当するなど、幅広く活動していました。

そして、肝付さんの突然の訃報にネット上では、

などのコメントが寄せられています。

昨年6月18日には、テレビ朝日版の『ドラえもん』で“ジャイアン”こと剛田武の声を担当していた声優・たてかべ和也さんが急性呼吸器不全によって80歳で亡くなっており、葬儀・告別式では肝付さんが弔辞を読み上げ、スネ夫として「ドラえもんの26年は本当に楽しかったです。かべさんのおかげです」と語り、最後には「ジャイアーン!!」と絶叫して締めくくっていました。

以前の『ドラえもん』を見ていた世代としては、スネ夫の声といえば肝付さんであり、その他にもこれまでに様々なキャラクターの声を担当し、特徴的なしゃがれた声は唯一無二で、もうあの声を聞くことが出来ないというのは残念でなりません。

肝付兼太さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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