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石塚運昇が死去、享年68。死因は食道ガン。ドラゴンボールやポケットモンスター等に出演、ベテラン声優が亡くなり悲しみの声

声優・石塚運昇が食道ガンで急死。ポケモンのナレーションやオーキド博士を担当、後任は未定。

1997年4月から放送が開始し、現在も高い人気を誇るアニメ『ポケットモンスター』シリーズ(テレビ東京系)で、劇中のナレーションやオーキド博士など様々なキャラクターの声も担当していた声優・石塚運昇さん(いしづか・うんしょう 本名読み=いしづか・ゆきのり)が13日、「食道ガン」で亡くなられていたことが明らかになりました。68歳でした。

これは所属事務所『青二プロダクション』の公式ホームページ上で発表されたもので、サイト上では、「弊社所属俳優 石塚運昇 儀(享年68)食道癌の為かねてより病気療養中でしたが、薬石効(やくせきこう)なく平成30年8月13日永眠いたしました。生前、皆様から頂きました御厚誼に心より深謝致します。」と、薬や医師の手当もむなしく亡くなられたと伝えています。

ニュースサイト『ORICON NEWS』が事務所に取材したところ、通夜・告別式は親族のみで執り行い、お別れ会の開催については、遺族の意向もあるため、後日改めて報告すると話していたとしています。

なお、アニメ『ポケモン』については10月の1週目までの収録は終えており、ナレーションやオーキド博士の後任については、現時点で未定とテレビ東京が発表しています。

渋い声を特徴とする石塚運昇さんは、声優になる前には舞台俳優として活動しており、1984年にアニメ『よろしくメカドック』で声優デビューを果たし、当初は舞台とのギャップに悩みながらも声優、ナレーターとしての仕事を増やしていき、これまでに数多くの人気作品に出演しています。

アニメの主な出演作品は、『ポケットモンスター』シリーズ(劇中ナレーション、オーキド博士など)、『NARUTO』(桃地再不斬)、『ドラゴンボール』シリーズ(ミスター・サタン)、『ONE PIECE』(黄猿など)、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(ジョセフ・ジョースター)、『鋼の錬金術師』(ヴァン・ホーエンハイム)などです。

今年に入ってからは、『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)、『重神機パンドーラ』(ケイン・イブラヒーム・ハサン)、『BANANA FISH』(ディノ・F・ゴルツィネ)などに出演していました。

また、海外映画の吹き替えも担当しており、ケヴィン・スペイシーさん、サミュエル・L・ジャクソンさん、リーアム・ニーソンさん、ローレンス・フィッシュバーンさんなどの吹き替えをしていました。

そんな石塚運昇さんの突然の訃報に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

『ポケットモンスター』シリーズでは初期からナレーション、オーキド博士などの声を担当し、現在放送中の『ポケットモンスター サン&ムーン』(テレビ東京系 木曜18時55分)、7月13日公開の『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』でもナレーションを務めているので、13日に亡くなられていたというのは驚きました。

発表によると、石塚運昇さんは以前から食道ガンの治療を行っていたといい、いつから闘病生活をしていたのかは定かではありませんが、今年を含めて毎年数多くの作品に出演しています。

石塚運昇さんは舞台出身の俳優ということも大きく関係しているのか、渋い声を活かしながら、個性的なキャラクターの演技も見事にこなしていたという印象があり、第一線で活躍している人気ベテラン声優だっただけに、68歳で亡くなられてしまったというのは非常に残念です。

石塚運昇さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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