声優・山本圭子が死去、死因の病名は敗血症。サザエさんの花沢さん、ちびまる子ちゃんの山田役降板後に亡くなる
アニメ『天才バカボン』のバカボン、『サザエさん』で“花沢さん”こと花沢花子役、『ちびまる子ちゃん』で山田笑太役を演じていたことなどで知られる声優・山本圭子さんが、今年4月18日に亡くなられていたことが分かりました。83歳でした。
<↓の画像が、声優・山本圭子さんの写真>
山本圭子さんの訃報は所属事務所『青二プロダクション』が公式サイトで伝え、死因となった病名は「敗血症」と公表し、通夜・告別式は近親者のみで執り行ったと報告しています。
<↓の画像が、事務所のコメント全文の写真>
また、『ちびまる子ちゃん』の公式X(旧ツイッター)でも山本圭子さんの訃報を伝え、「山本圭子さんは、1990年から2023年12月17日(日)放送の『まる子、記念写真を撮りたい』の巻まで「山田くん」役を演じて頂きました。長い間本当にありがとうございました。ご冥福を心からお祈りいたします。」
と追悼しています。
<↓の画像が、『ちびまる子ちゃん』公式Xのコメント写真>
そして、山本圭子さんの訃報を受けてネット上では、
- TARAKOさんに続いて…
- 山田ぁーーーー!やだよー!!やだよぉ…もう…さよならばかりでつらいよ……
- 83歳、決してまだ早いといった歳でもないが、TARAKOさんはもちろん、先日の小原さんといい、自分もそれなりに歳をとってきたのだなぁと実感させられる
山本さん、お疲れ様でした どうか安らかに - 花沢さん交代から薄々勘付いてはいたが、幼少期から慣れ親しんだ声優陣が亡くなると辛いね。
- バカボンがママの後を追って逝っちゃった。時の流れとはいえ、昭和も遠くなった。ありがとうございました、合掌。
などの声が上がっています。
山本圭子さんは短大卒業後に劇団に入り、当初は女優志望でしたが「(女優だと)美人の役が絶対できない」「声だと顔と関係ないし、2枚目の男の子の声も出せる」との理由で声優を目指し、1963年に声優デビューを果たしました。
それ以降、『もーれつア太郎』(ア太郎)、『赤胴鈴之助』(赤胴鈴之助)、『天才バカボン』シリーズ(バカボン)、特撮ドラマ『がんばれ!!ロボコン』シリーズ(ロボコン)、『おそ松くん』(チョロ松、カラ松)、『ひみつのアッコちゃん』(チカ子役)、また長年にわたって『サザエさん』で花沢さん役、『ちびまる子ちゃん』で山田役、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズで砂かけ婆役などを演じていました。
<↓の画像は、山本圭子さんが演じた主なキャラクターの写真>
特徴的なダミ声で長年にわたって活躍を続けていましたが、加齢によるものか近年は声量が落ちており、視聴者から心配の声が上がる中で昨年10月をもって花沢さん役を降板、続いて同12月をもって山田役も降板しました。
それから約3ヶ月後に、さくらももこ(まる子)役を演じていた声優・TARAKOさんが急死(死因は非公表)したのですが、翌月に山本圭子さんも亡くなっていたというのは驚きました。
死因となった敗血症は、肺炎や尿路感染症などが原因で引き起こされる病気で、2022年11月に急死した俳優・タレントの渡辺徹さんは細菌性胃腸炎と診断後、1週間後に敗血症により61歳で亡くなりました。
山本圭子さんはいつから敗血症を発症していたのかは定かではありませんが、昨年までは仕事を続けていただけに、突然の訃報にはただただ驚くばかりですし、つい先日には2005年まで『ドラえもん』で野比のび太役を演じていた声優・小原乃梨子さん(享年88)も亡くなっており、ベテラン声優の相次ぐ訃報に寂しい気持ちでいっぱいです。
山本圭子さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
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昔は声が印象に残る声優が数多くいらっしゃいました。本当に本当にありがとうございました。