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坂本龍一が亡くなる。ガン闘病約10年、直腸ガンが肺・肝臓等に転移し末期状態に。YMOメンバー2人目の死去に悼む声

坂本龍一が死去、享年71。ガン・ステージ4公表から1年、高橋幸宏に続く訃報に悲しみの声。

『イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)』のメンバーで音楽家・俳優の坂本龍一さんが、3月28日に亡くなっていたことが分かりました。71歳でした。

坂本龍一さんの訃報はマネージメント会社『キャブ』や『エイベックス・エンタテインメント』が伝え、坂本さんが3月28日に亡くなったことを発表した上で、「2020年6月に見つかった癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした。これまで坂本の活動を応援してくださったファンのみなさま、関係者のみなさま、そして病気治癒を目指し最善を尽くしてくださった日米の医療従事者のみなさまに、あらためて深く御礼申し上げます。坂本自身の強い遺志により、葬儀は近親者のみで済ませておりますことをご報告いたします。また、弔問、ご香典、ご供花につきましても謹んで辞退申し上げます。最後に、坂本が好んだ一節をご紹介します。『Ars longa, vita brevis. 芸術は長く、人生は短し』」と記しています。

そして、坂本龍一さんの訃報を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

坂本龍一さんは、2014年に中咽頭ガンを発症していることが分かり活動を休止し、2015年に復帰を果たして以降は再び精力的に活動していました。

治療によって中咽頭ガンは寛解しましたが、2020年に受けた検査で直腸ガンが発覚、放射線と抗ガン剤治療を受けるも良い効果が得られず、同年末に人間ドックを受けたところ、ガンが肝臓とリンパ節にも転移していることが分かり、医師からは「何もしなければ余命半年ですね」「強い抗ガン剤を使い、苦しい化学療法を行っても、5年の生存率は50%です」とハッキリ告げられたそうです。

その後、別の病院で診察を受けても同じように深刻な病状を告げられ、さらに肝臓とリンパ節だけでなく肺にも転移していることが分かり、2年間に大小合わせて6度にわたりガンの摘出手術を受けるもガンは無くならず、昨年6月に末期状態のステージ4であることを公表しました。

そして、昨年12月には「最後になるかもしれない」ピアノコンサートをネットで公開し、今年2月には東京・明治神宮外苑の再開発に反対し、小池百合子都知事等に「樹々を犠牲にすべきでない」などと綴った手紙を送っていました。

3月26日には、音楽監督を務める東北ユースオーケストラ演奏会を欠席しましたが、配信で公演の模様を視聴しオーケストラに向けて、「Superb!Bravissimo(拍手×5)素晴らしかった!!よかったです。みんなありがとう(拍手×3)お疲れさまでした♪」とのメッセージを送っていました。

その3日後に『共同通信』が公開した書面インタビューでは現在の状態について、「音楽制作も難しいほど気力・体力ともに減衰しています。残念ながら手紙を送る以上の発信や行動は難しい」としていました。

今年1月にはYMOなどで長年活動を共にしていた高橋幸宏さんが、脳腫瘍により併発の誤嚥性肺炎によって70歳でこの世を去り、それからたった2ヶ月後に坂本龍一さんも亡くなり、これまで数々の名曲を生み出したお2人が相次いで亡くなってしまったことへのショックは大きく、今はただただ残念の一言です。

坂本龍一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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