前衆議院議長・町村信孝が脳梗塞で死去。享年70。安倍晋三首相、小沢一郎共同代表、岡田克也代表らがコメント
自民党所属の衆議院議員で、これまでに文部科学大臣、外務大臣、内閣官房長官などを歴任した前衆議院議長・町村信孝さんが、脳梗塞により1日14時15分に都内の病院で亡くなられていた事が明らかとなりました。70歳でした。
町村さんは2012年9月に自民党の総裁選挙に立候補したものの、選挙戦の最中に体調不良を訴えて入院、その後も入院生活を続け同11月に脳梗塞が見つかりました。
そして、2014年12月に衆議院議長に就任をしたのですが、今年4月15日から体調不良を理由に検査入院して本議会を欠席、検査の結果軽い脳梗塞が発症していたことから同20日に議長を辞任する意向を固め、辞表を提出して治療に専念していました。
この突然の訃報に対してネット上では、
- 議長降りたり、悪いのは何となく感じていたが、お亡くなりになるとは…脳梗塞等の血栓が原因の病は完治が難しいからな…ご冥福をお祈り致します。
- 辞任から一ヶ月ちょっとで亡くなるとは、本当にギリギリまで仕事してたんだな。どんな仕事にしても、そこまで頑張るということはすごい。
- 北海道新幹線の開通を見ずに逝去するのは残念だと思います。ご冥福お祈りいたします。
- 脳梗塞で入院が必要でも本人も会見できたし、何とか軽いまま回復していくのではないかと思っていた。そんなにひどい状況だったのか・・・。
- 体調が優れないのはニュースで聞いていたが、ここまで急に亡くなるとは…。
やっぱり脳梗塞は突然来るからな…。お悔やみ申し上げます。
などのコメントが寄せられています。
また安倍晋三首相は町村さんが亡くなった事に対して「町村氏の業績、遺徳をしのび、冥福を祈りたい。私も若い議員のときから指導いただいた。本当に急な話で残念でならない」と述べ、「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表は、「僕より年齢が下で本当に残念に思う。自民党時代、グループが違ったからプライベートで付き合った仲ではないが、頭の良い方で気のとてもいい同僚だった」と涙を浮かべながら語り、「民主党」の岡田克也代表は「若いころからご一緒することが多かった。通産省時代に2回、机を並べて仕事をした。個人的にも非常に残念だ」とコメントしています。
また、町村さんの後任を務めている大島理森衆院議長は「(当選)同期として32年間ともに語り合ってきた。信念、勇気のある政治家だった。先ほどお別れに病院にうかがい、『町っちゃん、起きろ』と言ったが、返事はなかった」と述べています。
町村さんは脳梗塞により亡くなりましたが、昨年厚生労働省が発表した「人口動態統計の概況」によると、平成25年度(2013年)1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患(脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血等の脳の病気)は11万8,347人で、全体の9.3%を占め全死因の上位から4番目となり、脳血管疾患で死亡したうちの約6割の方が脳梗塞が原因によって亡くなられています。
町村さんは脳梗塞を発症後に入退院を繰り返していたものの、つい最近まで元気そうだったため訃報を聞いてただただ驚くばかりで、まだ70歳と若かったことから非常に残念でなりません。
町村信孝さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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ご冥福をお祈りいたします。