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八千草薫が亡くなる、享年88歳。原因はガン、闘病続けた末に入院先の病院で死去。

八千草薫が死去、死因はすい臓ガン。病気療養で芸能活動休止、仕事復帰叶わず帰らぬ人に。

ガンで芸能活動を休止していた女優・八千草薫さん(やちぐさ・かおる 本名=谷口瞳)が、24日午前7時45分に亡くなられていたことが明らかになりました。88歳でした。

各報道によると、八千草薫さんの死因は「膵臓(すいぞう)ガン」で、入院先の東京都内の病院で息を引き取ったとのことです。

八千草薫さんは2017年春に乳ガンの手術を受け、その後すい臓にもガンが見つかり昨年1月に全摘出手術を受けました。

その後も抗ガン剤治療などを受けながら、病気を隠して仕事を続けていましたが、今年に入ってから肝臓にもガンが転移していることが分かり、今年2月にガン闘病を続けていることを公表した上で、治療に専念するためにしばらく芸能活動を休止することを発表しました。

それから3ヶ月後の5月26日には、自らが理事を務める『日本生態系協会』によるイベント「いろいろな生きもののための『すまい』づくり」に出席し、炎天下の中でもしっかりとした口調で挨拶をしていました。

<↓の画像が、5月開催のイベントに登場した八千草薫さんの写真>

葬儀は故人の遺志に沿って、少数の親しい関係者を集めて行われたといい、本人の希望でお別れ会も開かれなかったそうです。

関係者によれば、八千草薫さんは亡くなる約2時間前まで意識はしっかりしていたそうで、24日午前6時ごろに看護師が朝の検診で病室を訪れた際には、「変わったことは特にないわ」などと穏やかな会話を交わしたものの、しばらくして容体が急変して同7時45分に亡くなられたとのことです。

大阪出身の八千草薫さんは1947年に宝塚歌劇団に入団し、1957年に退団するまで宝塚に所属しながら映画女優としても活躍しました。

<↓の画像は、1956年5月撮影の八千草薫さんの写真>

宝塚を退団した1957年には、19歳年上の映画監督・谷口千吉さん(2007年10月死去 享年95)と結婚、年齢が大きく離れていたことや、谷口監督がバツ2だったことで結婚当時は波紋を呼んだそうですが、結婚後は子宝には恵まれなかったものの、おしどり夫婦として50年にわたって連れ添いました。

<↓の画像は、八千草薫さんと夫・谷口千吉監督の写真>

女優としては長年に渡って、品の良い優しいお母さん、おばあちゃんといった役柄を様々な映画やドラマで演じ、年を重ねても第一線で活躍を続けており、1997年には紫綬褒章、2003年には旭日小綬章、2015年には名誉都民選ばれ、2017年には『日本アカデミー賞』の会長功労賞を受賞するなどしています。

そんな八千草薫さんの訃報にネット上では、

などの声が上がっています。

八千草薫さんは5月には活動休止後初めて公の場に姿を現し、元気そうな姿を見せており、7月には週刊誌『週刊女性』にインタビュー記事が掲載されたのですが、8月末には『女性セブン』が緊急入院していたことを報じていました。

『女性セブン』の報道によれば、八千草薫さんは今年2月に療養を理由に出演予定だったドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)を降板し、その後は自宅で静養し、6月には『やすらぎの刻』の脚本家・倉本聰さん(くらもと・そう 84歳)の案内で北海道富良野を訪れるほど回復していたといいます。

しかし、突然体調を崩して入院してしまったそうで、7月発売の『文藝春秋』に寄せた手記では、「最近になって改めて決心して、遺言状をちゃんと作りました。独り身なので、身支度を整えておかないと周りの人に迷惑を掛けることになってしまうでしょう。それだけは絶対に避けたかったのです」と明かしていました。

それから3ヶ月が経ち、女優復帰することなく亡くなられてしまったのは非常に残念でなりませんが、あの世でゆっくりと休んでもらいたいです。

八千草薫さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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