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衣笠祥雄が亡くなる。試合連続出場の日本・世界2記録保持、球界の鉄人が死去の理由…野球ファンから悲しむ声

元広島カープの鉄人・衣笠祥雄が71歳で急死、死因は…。テレビの試合中継でかすれ声、風邪と説明も別の病気か…

“鉄人”の愛称で知られ、プロ野球『広島東洋カープ』の黄金時代を築き上げた元プロ野球選手で、野球解説者・評論家の衣笠祥雄さん(きぬがさ・さちお)が亡くなられていたことが24日に明らかになりました。71歳でした。

これは各スポーツ紙などが報じているものですが、現時点ではまだ死因などについては明らかにはされていません。
所属事務所が死因は「上行結腸ガン」だったことを発表しました。)

衣笠祥雄さんは19日に行われた「横浜DeNAベイスターズ×読売ジャイアンツ」戦で解説を行ったのですが、この日の衣笠さんはなぜか声が異常にかすれていて、非常に聞き取りづらい状態にあり、声を絞り出すようにしていたことでネット上では、「しやべるのつらそう」「大丈夫なのか? 心配だ」という声が上がっていました。

<↓の画像は、昨年3月撮影の衣笠祥雄さんの写真>

これを受けてニュースサイト『J-CASTニュース』が20日に、試合を中継した『BS-TBS』に取材を行ったところ、「風邪をひいたと聞いています。風邪をこじらせて、せきが出る状態だということです。その後、衣笠さんの風邪が治ったかどうかは、確かめていないので分かりません」と回答し、5月12日の中継にも衣笠祥雄さんは出演予定だと話していたとのことです。

一方の衣笠祥雄さんが所属する芸能事務所『キャスト・プラス』は、「ご心配ありがとうございます。本人は、球場に自ら足を運ぶなど、仕事は普通にしており、体は大丈夫です。次回も、テレビ中継には出演すると思います」と回答したと伝えていました。

それから1週間も経たないうちに急死していたことが明らかとなり、突然の訃報を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

衣笠祥雄さんは在日米軍だったアフリカ系アメリカ人の父と日本人の母を持ち、1965年に『広島東洋カープ』へ入団し、1974年まで背負っていた背番号が28番だったこともあり、漫画『鉄人28号』から“鉄人”という愛称で呼ばれるようになりました。

衣笠祥雄さんはこの愛称通り、小柄な体格(身長175センチ)ながら頑丈な体を持ち、1970年10月~1987年10月の引退まで2215試合連続出場という日本記録・世界2位の記録を持っているほか、通算安打2543本(歴代5位、福本豊さんと同数)、通算本塁打504本(歴代7位、張本勲さんと同数)、通算打点1448(歴代10位)、通算得点1372(歴代5位)、連続フルイニング出場678試合(歴代3位)など数多くの記録を残しています。

<↓の画像は、現役時代の衣笠祥雄さんの写真>

また、500本塁打、200盗塁達成という史上3人しか達成していない記録を持ち、1975年から引退まで背負っていた背番号3は広島で永久欠番となり、1987年にはプロ野球では王貞治さんに次いで2人目となる国民栄誉賞を受賞し、1996年には野球殿堂入りを果たしています。

このように偉大な記録を残し、現役引退後は野球解説者として活躍しており、衣笠祥雄さんはまだ70歳を超えたばかりだったこともあり、突然の訃報には非常に驚きました。

詳しい死因などについては明らかにはなっていませんが、19日の時点では風邪をひいていて声がかすれていたとのことで、風邪ではなく実際には肺炎などを発症していた可能性もあり、その症状が悪化したことが原因で亡くなられたとも考えられますが、あまりにも早く突然のことで残念でなりません。

衣笠祥雄さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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