1980~2000年代前半にかけて、女子プロレスラー・シュートボクサーとして活躍していた風間ルミさん(本名=斉藤ルミエ)が、急死していたことが明らかになりました。55歳でした。
風間ルミさんの死因は現時点で不明とされており、『デイリースポーツ』が関係者に取材したところ、18日まで風間さんと連絡が取れていたそうですが、21日に自宅を訪ねたところ倒れており、すでに意識不明の状態で、搬送先の病院で死亡が確認されたとのことです。
風間ルミさんは9月5日まで、自身のブログやツイッターを毎日のように更新し、最後の更新となった5日のブログ記事では、前日に宅配ピザを注文したことを報告し、「3年位頼んで無かった気がする たまに食べると美味しいよね 一気には勿論食べれなかったけど、少しずつゆっくり食べた 昨日は、このピザ1枚だけだったけど 今日はもっと食べるよ!とにかく食べて体力つける 食べる事は生きる事!」
と綴っていました。
このように綴っていた風間ルミさんは8月に入ってから何度も体調不良を訴えており、8月末にはツイッター上で、「久々にジワジワ来ている子宮内膜症の痛み。。。この痛みの為、全く何も手をつけられません」
とツイートし、9月2日更新のブログではこの1週間で、体重が3キロも落ちていることを明かしていました。
<↓の画像は、体調不良を訴える風間ルミさんのツイート写真>
その翌日の投稿でも、体調不良であまり食欲がなく、体重がドンドン落ちていることを明かしており、1ヶ月にわたって体調が良くない状態が続いている様子で、風間ルミさんは自身のYouTubeチャンネルで定期的にライブ配信を行っていたのですが、8月21日が最後の配信となっていたようです。
風間ルミさんは高校生の時にプロキックボクサーとしてデビューし、1985年に投げ技や関節技が認められている格闘技・シュートボクシングを始め、美少女シュートボクサーとして注目され、1986年には神取忍さんと共に『ジャパン女子プロレス』に入団しました。
その後、1987年に歌手デビューしてグラビア活動も行うなどし、アイドルレスラーとしての人気も集め、1992年に『LLPW(レディースレジェンドプロレスリング)』を設立、女子プロレスラー界では世界初となる社長兼プロレスラーとなりましたが、2002年に社長を退任、2003年に現役引退し、『LLPW』のスーパーバイザーに就任してタレント活動を開始しました。
<↓の画像は、アイドルレスラーとして人気だった現役当時の風間ルミさんの写真>
2006年には、盟友の神取忍さんが参議院議員選挙に繰り上げ当選したことで公設秘書に就任、その後は食育インストラクター、心理カウンセラー1級、コーチング1級などの資格を取得して講師活動を行ったり、花火師としても活動しており、引退後もプロレス関連のイベントに出席しており、今年3月に開催された『高須クリニック presents 靖国神社奉納プロレス 第19回大和神州 ちから祭りスペシャル~プロレスオールスター大チャリティー祭り~』では解説を務めていました。
そんな風間ルミさんの突然の訃報を受けてネット上では、
- 体調がわるくて体重減ってるのに病院いかなかったのかなあ?
- 子宮内膜症の痛みに苦しんでいたそうだけど、公表してないだけで本当は子宮がんだったのではと思ってしまう
しかも55才でまだ生理があり、過多月経とは…長く長く痛みに苦しんでこられたんだな… - 死因はわからないですが、倒れた時に誰かがそばにいたら命まで失うことはなかったかもしれない。本当に残念です。
- 早いよ。。。波瀾万丈の人生だった印象。小さい体ながら頑張って団体支えて。。思い出がつきません。
- 北斗晶さんとの髪切りマッチが印象に残ってます。風間さんが負けて丸刈りになって、社長をしてたLLPWの選手が泣いてたのをよく覚えてる。
風間さんは人にケンカを売るタイプではないですし、対抗戦も揉めたりせず平和にやりたいタイプの方で、スタイルもよく、かわいい声をしてたよね - LLPW対北斗晶 この対決により北斗晶の名前はよりメジャーなものになった。そして、この絵を描いた一人は間違いなく風間さん
惜しい。あまりにも惜しい人を亡くした。若いし、正直これからに期待してた。残念としか言いようがないですね。お悔やみ申し上げます - 本当にショック。まさか亡くなられていたなんて思わなかった。LLPWの初代社長として、色んな偏見をぶっ壊して新しい歴史を築き上げたお方。
衝撃過ぎてどうにもならない。後輩思いの素敵な女性。ご冥福をお祈り申し上げます。 - YouTubeでいろいろな女子プロレスラーと共演していて、楽しく観ていたのに、とても残念。
女子プロレス全盛期の団体対抗戦ではLLPWの社長として激務だったと思います。謹んでお悔やみ申し上げます。
などの声が上がっています。
風間ルミさんは子宮内膜症による痛み、月経過多による貧血症状などを以前から訴えており、短期間に体重が一気に落ちるなどしていたそうなので、子宮ガンを患っていたのではないかという憶測も飛び交っています。
真相は不明ながら、つい数週間前までいつもと変わらずにブログやツイッターを更新しており、1ヶ月前までお酒を飲みながらYouTubeでライブ配信を行い、その時は元気な様子だったことから、風間ルミさんの訃報に対しては多くのプロレスファン、現役時代にリングで共に汗を流した北斗晶さん、長与千種さんなど、多くのプロレスラーたちも突然の死を悼んでいます。
風間ルミさんは現役時代から亡くなる直前まで、幅広く精力的に様々な活動を行っており、今後のさらなる活躍に期待されていた中で、55歳という若さで亡くなってしまったのは非常に残念ですが、これからゆっくりと休んでもらいたいです。
風間ルミさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。