下條アトムが死去。死因は脳の病気か。急性硬膜下血腫で闘病生活を事務所が公表。
俳優・声優の下條アトムさん(本名=下絛アトム 78歳)が、1月29日に亡くなられていたことが分かりました。78歳でした。
下條アトムさんの訃報は所属事務所『トム・プロジェクト』が公式サイトで伝え、「2023年9月に急性硬膜下血腫を患って以来、闘病生活を送ってきましたが、体調が急変し都内の病院にて息を引き取りました。」
と報告し、死因となった病名は明らかにしていません。
葬儀は近親者のみで執り行われ、故人の遺志によりお別れ会なども予定していないとのことです。
下條アトムさんが発症した「急性硬膜下血腫」は、主に頭部外傷によって発症する病気で、脳を覆う硬膜と脳表の間で出血している状態を指し、これにより半身麻痺や記憶障害などの症状が引き起こされ、脳に水が溜まり腫れる病気「脳浮腫(脳腫脹)」を発症すると死に至る可能性が高いとされています。
<↓の画像が、事務所のコメント全文>
下條アトムさんは、映画『男はつらいよ』シリーズの“おいちゃん”役で有名な俳優・下條正巳さん(2004年7月死去)と、女優・田上嘉子さん(2007年1月死去)の間に生まれ、1969年にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『信子とおばあちゃん』でドラマデビューしました。
<↓の画像は、下條アトムさんの父親・下條正巳さん、母親・田上嘉子さんの写真>
その後も数多くのドラマや映画に出演し名バイプレイヤーとして活躍する傍ら、声優としても大活躍し、ハリウッド俳優のエディ・マーフィさんの吹き替えを担当していたほか、1995~2007年に放送された『世界ウルルン滞在記』(TBS系)でナレーションを務め、独特の口調で支持を集めていました。
『スポーツニッポン(スポニチ)』によると、下條アトムさんは急性硬膜下血腫を発症後に芸能活動を休止していたようで、最後の仕事は病気発症前に収録された『味の素 生オリーブオイルソース〈瀬戸内レモン〉』のCMナレーションだったそうです。
ここ最近はテレビなどで下條アトムさんの姿を見かけることも、声も聞く機会が無くなっていましたが、急性硬膜下血腫で1年以上前から闘病生活を送っているとは知らなかっただけに突然の訃報には驚きましたし、あの優しく温かみを感じる独特な声を聞くことができないというのは寂しい限りです。
下條アトムさんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
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- https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/02/13/kiji/20250213s000413H4143000c.html
- https://www.neurosurgery.med.keio.ac.jp/disease/other/03.html