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笑点出演の三遊亭円楽が肺ガンで急逝。高座復帰し生涯現役宣言も帰らぬ人に

三遊亭円楽が急死、死因を公表。脳梗塞から復帰も肺炎で再入院、病気治療再開後に亡くなる

『笑点』(日本テレビ系)の大喜利メンバーで、落語家の三遊亭円楽さん(本名=會泰通 あい・やすみち)が30日に急死したことが明らかになりました。72歳でした。

所属事務所『オフィスまめかな』が公式サイトを更新し、三遊亭円楽さんが30日に亡くなったことを明らかにし、死因は「肺ガン」と公表しています。

続けて、「8月下旬の入院以降、肺炎は軽快し、肺ガンの治療を再開した矢先のことでした。遺族、関係者一同、大変急なことで今はまだ悲しみに向き合うこともできず、対応に追われております。葬儀は近親者のみで行わせていただき、後日、お別れの会を催す予定でございます。」と報告しています。

三遊亭円楽さんは今年1月に脳梗塞で倒れて5月まで入院し、8月に高座復帰を果たしましたが、8月27日に「軽度の肺炎」で再入院したことを事務所が発表しました。

<↓の画像は、脳梗塞から復帰後の三遊亭円楽さんの写真>

事務所はその時点で、食事も摂れていて顔色も良いと状態を説明し、治療以外の検査も含めて2~3週間ほど入院すると報告していました。

しかし、それから1ヶ月が経つも退院したとの発表などは無く、訃報が伝えられました。

週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』の取材に応じた知人は、「実は病状は重く、ずっと入院生活が続いていました。数日前から薬の影響なのか、せん妄のような症状も出ていたようです。周囲は回復を祈っていましたが、30日の午前中に他界されました」と明かしています。

三遊亭円楽さんの死因は肺ガンとのことですが、円楽さんは2018年9月に初期の肺ガンを患っていることを公表し、同10月に手術を受けて間もなく復帰、精力的に活動していましたが2019年には脳腫瘍が発見されました。

また、肺ガンから復帰後の取材では「頭にも骨にも、他の臓器にも転移はなかった」と語っていましたが、2019年にガンが再発し、脳とリンパ節への転移が明らかになっており、定期的に治療や検査を受けていました。

今年に入って脳梗塞で倒れ高次脳機能障害を発症し、短期の記憶障害や言語障害(構音障害)が残りながらも、完全復帰を目指して懸命にリハビリに取り組んでおり、「みっともなくてもいい。死ぬまでやります」と、落語への強い思いを明かしていました。

8月11日に高座復帰した三遊亭円楽さんの動画

そして、1977年からレギュラー出演している笑点への復帰にも意欲を見せ、7月に表舞台に姿を現した際には、「世間が欲しているんだよね。リハビリをやっている時も介助の人が、『笑点って最近つまんないですよね』って言ってたよ。師匠が出ないからって。俺の存在感だよな(笑)」などと語っていました。

それからたった2ヶ月で亡くなってしまったというのは非常にショックで、まだ信じられない気持ちでいっぱいですし、高座復帰を果たすも、笑点に復帰することなく亡くなられてしまったのは残念でなりません。

三遊亭円楽さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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