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Wham!のボーカルのジョージ・マイケルが亡くなった原因は? 同性愛者カミングアウト、大麻やコカインで逮捕の過去あるも…

ワム!のジョージ・マイケルが53歳で死去、死因は不明。『ラスト・クリスマス』等の名曲残しソロ歌手でも活躍。薬物事件で逮捕歴も…

クリスマスの定番曲『ラスト・クリスマス(Last Christmas)』などのヒットで知られるイギリス出身のデュオ『ワム!(Wham!)』のボーカルとして活動し、ワム!解散後はソロシンガーとして活躍していたジョージ・マイケルさんが、53歳の若さで亡くなったことをイギリスのBBCが26日(現地時間25日)に報じました。

BBCは、「歌手のジョージ・マイケル氏が53歳で亡くなった。彼の代理人が伝えた」「自宅で静かに息を引き取った」と報じており、現時点で死因については不明であるものの、地元警察の話として死因に不審な点は無かったと報じています。

また、広報関係者は「クリスマス期間に自宅で安らかに亡くなり、深い悲しみに包まれている」「私たちの愛する息子、兄弟、友人であるジョージが亡くなったと認めるのはとても悲しい」「家族からは、この悲しく、感情が揺れている時期に、プライバシーに配慮してほしいと要望が出ています。現状ではこれ以上のコメントはありません」と話しているとしています。

そして、突然の訃報に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

マイケルさんは1981年に、学生時代からバンド仲間だったアンドリュー・リッジリーさん(53)と『ワム!』を結成し、1982年にシングル『Wham Rap! (Enjoy what you do?) 』でデビュー。

その後も、『Bad Boys』、『Careless Whisper』(マイケルさんのソロ曲)、『Last Christmas』など数多くのヒット曲を生み出し、日本でも高い人気を得ていました。

<↓の画像は、ワム!のジョージ・マイケルさんとアンドリュー・リッジリーさんの写真>

しかし、1986年6月にワム!は解散しソロ活動をスタートさせたのですが、ソロシンガーとしても成功を収めており、1stアルバム『Faith』は全世界で1000万枚以上の売り上げを記録。

ワム!時代含む「ソロシンガーとして’80年代における全米No.1シングル数」で8曲という記録を持ち、1位のマイケル・ジャクソンさんの9曲に次ぐ2位となっています。

また、イギリスの音楽雑誌『Q』が発表の「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」では第74位にランクインするなど、ソロシンガーとしても高く評価されていました。

そんなマイケルさんですが、1998年に公園内の公衆トイレで1人でわいせつ行為をしていたとして、公衆わいせつの現行犯で逮捕され、同年には同性愛者であることをカミングアウト。

2006年2月には、車の運転席で朦朧(もうろう)としているところを警察に通報され、車内から大麻などの薬物が見つかり逮捕。

2008年9月にも、ロンドン市内の地下鉄の公衆トイレ内で不審な行動を取っていたことから通報され、コカインや大麻の所持が発覚し薬物所持容疑で逮捕されたほか、2010年7月には、大麻吸引後に車を運転したとして禁固8週間の実刑判決を下されています。

また、2011年には重度の肺炎によって、生死をさまよったなどと報じられたこともあり、これまでにプライベートで様々な騒動を起こしている方だったのですが、地元警察は「死因に不審な点は無かった」としていることから、薬物使用によって亡くなったのか、病気によって亡くなったのかは定かではありません。

今年1月にはデヴィッド・ボウイさん、4月にはプリンスさん、10月には『デッド・オア・アライブ』のボーカルだったピート・バーンズが亡くなるなど、世界的人気アーティストが次々と亡くなり、世界の音楽ファンに大きな衝撃を与えていたのですが、まさかクリスマスの時期にマイケルさんも亡くなるとは…。

マイケルさんは53歳とまだまだ若く、これからの活躍に期待されていただけに非常に残念です。

ジョージ・マイケルさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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