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元ブラジル代表ペレが大腸ガンで闘病経て逝去。マラドーナに続きサッカー界のレジェンド亡くなり、死を悼む声

ペレが82歳で死去、死因を公表。ガン進行で入院、病気悪化しサッカーの王様が亡くなる

サッカー界のレジェンドで、“サッカーの王様”等と呼ばれている元ブラジル代表のペレさん(本名=エドソン・アランテス・ド・ナシメント)が、12月29日に亡くなっていたことが分かりました。82歳でした。

ペレさんは昨年に結腸ガンが見つかり手術を受け、その後もガン治療を続ける中で、呼吸器感染症やガン治療の見直しのため今年11月に再入院しました。

今月2日時点で入院先の病院は、「医療チームは呼吸器感染症と診断し、抗生物質による治療を行っている。反応は十分で、患者の容体は安定。健康状態は全般的に改善している」と説明していました。

ペレさんの娘ケリー・ナシメントさんによると、11月に新型コロナウイルスに感染し、それが呼吸器感染症に繋がったとのことでした。

再入院から約1ヶ月後にはガンが進行していることや、腎臓や心臓の機能障害でさらに治療が必要なことが発表され、娘ケリーさんとフラビアさんはそれぞれインスタグラムを更新し、病院のベッドに横たわるペレさんに寄り添う写真を公開していました。

<↓の画像が、ブラジル・サンパウロの病院に入院していたペレさんの写真>

その後も複数の現地メディアなどによって、ペレさんの危篤説などが報じられる中で、29日に亡くなったことを娘たちが発表し、医師団はペレさんの死因について、「大腸ガンの進行などによる多臓器不全」と公表しています。

そして、ペレさんの訃報を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

ペレさんはサッカー選手だった父親・ドンジーニョさんからテクニック等を学び、15歳でブラジルのプロサッカークラブ『サントスFC』に入団、1957年には当時史上最年少の16歳でブラジル代表デビュー、17歳でワールドカップに出場し、ブラジル代表の初優勝に大きく貢献しました。

その後も1962年、1966年のワールドカップで優勝しており、3度の優勝経験を持つ史上唯一のサッカー選手で、1977年に現役引退するまでに1,363試合出場で1,281得点を記録しています。

ペレさんのスーパープレー動画

現役時代には、ペレさんの巧みなプレーを止めるために対戦相手がラフプレーをするようになり、それによってルールが改められ、イエロー・レッドカードの制度も導入されたり、ペレさんが付けていた背番号「10」がエースナンバーになるなど、ペレさんがサッカー界に与えた影響は非常に大きく、2000年にはアルゼンチン代表で“神の子”と称されるディエゴ・マラドーナさんと共に、「FIFA20世紀最優秀選手」に選出されました。

それから20年後の2020年11月に、マラドーナさんが心不全によって60歳の若さで急死、続いてペレさんも亡くなってしまったのはただただ残念ですし、サッカー界の偉大なレジェンド2人がもうこの世にはいないというのは、いちサッカーファンとして非常に寂しい限りです。

ペレさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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