2014年のロシア・ソチ五輪の日本代表で、スピードスケート女子短距離の選手・住吉都さん（すみよし・みやこ）が20日、長野県長野市内の自室で亡くなられていた事が23日に明らかとなりました。30歳でした。
これは所属先の『ローソン』が発表し明らかになったものなのですが、死因や詳しい状況などについては公表しておらず、通夜・葬儀、告別式は遺族の希望によって非公表とされています。
北海道釧路市出身の住吉都さんは、お姉さんの影響で小学1年生の時からスケート競技を始め、北海道釧路北陽高校の1年生時にはインターハイの1500mで8位に入賞という結果を残しています。
高校卒業後は長野県の信州大学に進学し、2月9日開幕の韓国・平昌五輪の日本代表・小平奈緒選手(31)とは同級生で、インターカレッジ（インカレ）では総合3連覇を達成、大学4年生の時に短距離に転向しました。
2013年6月には大手コンビニエンスストア『株式会社ローソン』へ入社し、2014年に出場したソチ五輪ではメダル獲得が期待されていたものの、500mが14位、1000mが22位という結果に終わりました。
＜↓の画像は、ソチ五輪前に撮影の住吉都さんと小平奈緒さんのツーショット写真＞
その後、『2015-2016 ジャパンカップポイントランキング』の500mで1位などの成績を残していましたが、昨年12月の平昌五輪代表選考会では、500mが18位、1000mが16位という結果で代表入りを逃していました。
そんな住吉都さんの訃報が突然伝えられネット上では、
- 小平選手も辛いでしょうね。亡くなった住吉選手の分まで活躍してほしい
- 死因は書いてないですけど、時期と現状を考えると勘ぐってしまいますね。。
- 自室でってまさか自分で・・？死因発表せずってそうゆう風に思ってしまった。代表から漏れたから？人生まだまだこれからなのに。そんな・・最後は悲しすぎるでしょう。ご冥福をお祈りします。悲しいなぁ
- えっ。あの住吉選手？びっくり、、。死因はなんだろう。病気かな？ご家族の悲しみを思うといたたまれない。
- 訃報を発表するのに死因は発表しないとなると・・・。決めつけてはいけないのはわかってるけど、やっぱり自殺されたんだろうな、と思う。オリンピックが近づいてきて、悲観的な気持ちが増幅しちゃったのかな。ご冥福をお祈りします。
- ライバルであり、信州大学以来の学友仲間でもある小平選手が、引き続き平昌五輪の代表、しかも 日本選手団 主将という立場で本大会を迎える事に悔しさと、嫉妬、自分への怒り、情けなさとかあったのかもしれない。アスリートはそれくらいプライド高いだろうし、まして住吉選手自身 4年前は五輪闘った経験者なのだから尚更ね・・
などのコメントが寄せられています。
あまりにも突然の訃報で、まだ30歳と若く死因も公表されておらず、自室で亡くなっていたということから、自殺なのではないかと推測する声も多いのですが、何か持病を抱えていた可能性や、心臓や脳の病気による突然死も十分考えられるため、死因が自殺とは限りません。
しかし、現時点で明らかにされている情報から、自ら命を絶ってしまったのかもしれないと思う部分もあります。
ちなみに、同級生の小平奈緒選手は14日にツイッターを更新し、「生きるとは『燃えること』『楽しむこと』自分なりに『チャレンジすること』誰かの人生を生きることはできないけれど、誰かの生きる勇気にはなれる。私も悔いの残らない毎日を生きよう」とツイートしていました。
＜↓の画像は、小平奈緒選手のツイート＞
30歳という若さでなぜ亡くなられてしまったのか、死因が公表されていないため推測の域を出ませんが、今後も現役を続けていき、さらに良い結果を残す可能性もあったのではないかと思いますし、人生はまだまだこれからだっただけに、亡くなられてしまったというのは非常に残念です。
住吉都さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。