上半身裸に黒のパンスト姿で体を張ったネタで人気を博すも、健康問題により2018年をもって芸能活動を休止していたピン芸人・エスパー伊東さん(本名=伊東万寿男 いとう・ますお)が、16日に亡くなったことが明らかになりました。63歳でした。
所属事務所『オフィス庄屋』の代表で、エスパー伊東さんの身元引受人でもあったモノマネタレント・ビトタケシさんが『東京スポーツ』(東スポ)の取材に応じ、「16日に亡くなられたのは事実です。ただ、死亡診断書など確認していないこともあるので、詳しい内容は後日改めて報告させていただきます。書類が手元にまだ来ていないので、死因などもまだ分かりません」
と語っています。
<↓の画像は、ビトタケシさんとエスパー伊東さんの写真>
エスパー伊東さんの訃報を受けてネット上では、
- 子供の頃に、めちゃイケで観て笑らわせて貰った ありがとう 安らかに
- 残念 エレクトリカルパレードのBGMを聴くとエスパーを思い出す 謹んでご冥福をお祈りいたします
- 結婚式に来ていただいて芸披露していただいて、あんなに元気だったのに…つい最近のことなのに…と思ってしまいました。御冥福をお祈りします
- まだ年が開けて二週間位なのにこんなに訃報を聞くとは…地震は起きるし、なんかやな年だな‥
- 酒の飲みすぎと芸で体を酷使したのが大きい
- この人の芸はまさに命削ってたな。ゴム手袋を鼻でふくらますやつとかあれ相当脳の血管に負担かかってそう。
江頭辺りとは覚悟が違った人だったけど皮肉にも江頭のほうがユーチューブで大成功して富豪になってるというね。真の芸人人生お疲れ様でしたエスパーさん。
などの声が上がっています。
エスパー伊東さんはかつて『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)などのバラエティ番組に出演し、「ボストンバッグ入り」「テニスラケット軟体くぐり」「熱々おでんニコニコ食い」「激辛ハバネロールニコニコ食い」などのネタで人気を獲得し、テレビ以外では結婚式の余興などの営業で収入を得て、ブレーク時の最高月収は500万円で、10年前には年収2,000万円との噂を認めていました。
そんなエスパー伊東さんですが、体を張ったネタを長年行っていたこと等が原因で股関節を痛めるなどし、ドクターストップを受けて2018年をもって芸能活動を休止し、2019年2月に「右変形股関節症」の手術を受け、人工股関節を入れた後には「多発性脳梗塞」も発症し、脳梗塞は回復に向かいましたが言語障害が残りました。
<↓の画像は、2018年の会見で健康問題を明かしたエスパー伊東さんの写真>
2020年放送の『爆報! THE フライデー』(TBS系)では入院生活を送っていることが明らかにされ、2022年には1年以上前から老人ホームで生活していることが判明し、東スポの取材にビトタケシさんはエスパー伊東さんの状態について「今は認知症で半分寝たきり状態」だと語っていました。
<↓の画像は、2020年に『爆報! THE フライデー』出演時のエスパー伊東さんの写真>
昨年5月には週刊誌『週刊女性』がビトタケシさんに取材を行い、エスパー伊東さんの近況を伝えていたのですが、昨年4月に面会した際には、ほとんど話すことができず、目も開いたり開かなかったりという状態とのことでした。
このようにエスパー伊東さんは5年以上前から満身創痍の状態で、年々状態が悪化していき数年前から寝たきり状態が続いていたことから、芸人として復帰することは非常に難しいだろうとは思っていましたが、まだ60代前半でこれから少しずつでも体調が回復し、またいつか元気な姿を見せてほしいと願っていただけに、突然の訃報にはショックが大きく、ただただ残念でなりません。
エスパー伊東さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。