大手保険会社『アメリカンファミリー生命保険会社』(通称:アフラック)のCMに出演していた山下弘子さん(やました・ひろこ)が、25日午前6時過ぎに亡くなられたことが明らかになりました。25歳でした。
山下弘子さんの訃報はブログで伝えられ、夫で兵庫県議会議員・前田ともきさん(本名=前田朋己 37歳)が25日に山下さんのブログを更新し、「今朝6時過ぎに、ひろは旅立ちました。2月末に救急車で入院し、それから3日連続の緊急手術。それからの約3週間はひろは眠ったままのため、意思疎通はできませんでした。ただ、苦しい思いをさせることもなく、また、ゆっくりとお別れの時間を取ることができました。通夜・葬儀は27日(火)、28日(水)に神戸市内を予定しておりますが、詳細が確定次第ブログでご連絡いたします。皆様のひろに対する暖かいメッセージやご支援に感謝しております。ありがとうございました。」
と報告をしています。
<↓の画像が、山下弘子さんの夫・前田ともきさんが更新したブログ全文の写真>
山下弘子さんは2011年に大阪女学院高校を卒業し、2012年に立命館大学法学部へ進学後の同10月、当時19歳ながら肝臓ガンを発症していることが発覚し、その時点でガンが破裂寸前まで巨大化し、内出血により即死していた可能性もあるほど深刻な状態にあり、医師からは余命半年を宣告されました。
その後、ガンの摘出手術に成功したものの、大学へ復学直後に肺への転移と肝臓ガンの再発が発覚し、再発と転移を繰り返しながら、手術と抗ガン剤治療を受けてきました。
<↓の画像は、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の密着取材を受けた当時の写真>
そんな山下弘子さんはガンと闘いながら、これまでの自身の経験などをテーマに、2013年10月から全国各地で講演活動を行い、2014年9月に大学を自主退学後の同12月と2015年2月に本を出版、2016年には『アフラック』のCMで嵐・櫻井翔さんと共演し注目を集めました。
プライベートでは昨年6月に、同棲していた兵庫県議会議員の前田ともきさんと結婚式を挙げています。
<↓の画像が、結婚式での山下弘子さんと前田ともきさんの写真>
そして、2月24日まではツイッターを更新し、外でランチをしたことを報告していたほか、2日前の22日には病院での検査結果を報告し、「昨日の検査で、ガンマーカーの2つのうち、1つは下がり、1つは上がる わけわからん でも絶対に諦めないよ〜 心まで落ちたら、治るものも治らないだろうし。さて、来週は京都に遊びに行くの〜楽しみぃ〜」と前向きに綴っていました。
しかし、2月末には再び体調悪化により入院し手術を受け、3月14日に前田ともきさんが山下弘子さんのブログ上で、ICU(集中治療室)から一般病棟に移ったことや、面会が可能になったことを報告していました。
同21日の更新では、数日前から再び状態が悪化していることや、3週間にわたって人工呼吸器を付け、麻酔によって意識がない状態にあることを報告し、それから4日後の25日朝に亡くなったことが明らかになったのですが、山下弘子さんの訃報を受けてネット上では、
- テレビでドキュメントを観てから、ずっとその後が気になっていました。余命宣告を受けてからも、明るく元気に振る舞っている姿が印象的で、亡くなられてとても残念です。
- 完治したと思ってたが残念、どうしょもならない事ってあるもんだねぇ
- CMでは、お元気な姿が見れて良かったと思ってたのに……。とても前向きに癌と戦ってらしたのに残念です。結婚されてるのは知らなかったんですが、大好きな旦那さんに看取られたんですね。ご冥福をお祈り致します。
- 彼女の言葉を読ませていただいた。強いひとで、そして何よりとてもやさしい女性だと感じました。ご自身の今現在を、何が大切か何が生きるということかを、ただ素直に伝えておられる。彼女から伝わった命はきっと、多くのひとの今後につながる。
- NEWS Zeroの特集で見かけ応援してたのですが残念です。本当にお疲れ様 ゆっくり ゆっくり、御冥福を御祈りいたします
などのコメントが寄せられています。
『アフラック』のCMでは、19歳の時に余命半年の宣告を受け、その後も辛いガン闘病を続けながらも明るい表情を見せていたほか、全国各地で講演活動を行うなど精力的な活動をしていたことから、きっと良い方に向かっているのだろうなと思っていただけに、亡くなられたという今回の報告には驚きとショックを受けました。
山下弘子さんは今後も講演活動などをしていきたいという思いもあったでしょうし、まだ25歳という若さで、昨年結婚したばかりというとこから、これからやりたいことも数多くあったと思いますので、そうしたことを考えると非常に心苦しい気持ちになります。
19歳からこれまでの6年間、ガン闘病によって手術や抗ガン剤治療を繰り返し、今年1月にも手術を受けており、苦しい思いをする時間は多くあったと思うのですが、これからゆっくりと休んでほしいと思います。
山下弘子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。