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TBSアニメ・日本昔話のナレーション、声を担当した常田富士男が亡くなる。病気で入院し帰らぬ人に…

まんが日本昔ばなしの語り手・常田富士男が死去、死因は脳内出血。市原悦子とのコンビで人気集める

『まんが日本昔ばなし』(TBS系)のナレーションなどで知られる俳優・声優の常田富士男さん(ときた・ふじお)が18日午後、病気のため入院していた東京都内の病院で亡くなられていたことが明らかになりました。81歳でした。

各報道によると、死因は「脳内出血」だったそうで、葬儀・告別式は近親者で執り行うとのことです。

常田富士男さんは高校卒業後に『劇団民藝(げきだんみんげい)』へ入所し、ドラマ『バス通り裏』(NHK)、1963年に黒澤明監督の映画『天国と地獄』、1965年に『赤ひげ』に出演しました。

この他にも、市川崑監督の『女王蜂』『悪魔の手毬唄』『ビルマの竪琴』『竹取物語』など、今村昌平監督の『楢山節考』『黒い雨』などにも出演しています。

1969年には、俳優・絵本作家の米倉斉加年さんと『劇団青年劇場』を結成し、その後も様々なドラマ、映画、舞台に出演したほか、バラエティ番組『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』(日本テレビ系)にも出演し、とぼけたキャラクターで人気を得ていました。

そして、1975年から放送が開始したアニメ『まんが日本昔ばなし』では、女優・市原悦子さん(本名=塩見悦子 82歳)と共に作品の語り手を務め、「むか~し、むかしの、ことじゃったぁ~」といった味のある話し方で支持され、TBSでは再放送を含めて2000年までレギュラー放送が続き、一度放送が終了後も視聴者からの根強い声によって、2005年10月から水曜19時台に30分番組として復活し、それから1年にわたって番組は放送されました。

<TBS系で放送されていた『まんが日本昔ばなし』>

その後も何度か地上波で放送されており、市原悦子さんと常田富士男さんの語りは世代を越えて親しまれていました。

<↓の画像は、『まんが日本昔ばなし』で語り手を務めていた市原悦子さん、常田富士男さんの写真>

常田富士男さんはこの他にも、スタジオジブリ作品の『天空の城ラピュタ』(ポムじいさん役)などでも声優を務めており、1986年には『第4回日本アニメ大賞】の声優部門特別演技賞を受賞しています。

そんな常田富士男さんが脳内出血のため、81歳で亡くなられていたことが分かりネット上では、

などのコメントが寄せられています。

常田富士男さんのあの独特な喋り方、声を聞かなくなってしばらく経ちますが、ふとした時にまた『まんが日本昔ばなし』を見たいなと思う時が今でもあります。

奇しくも先日、YouTubeにあった作品をいくつか見て懐かしい気持ちになり、またテレビで放送しないかなと思っていただけに、常田富士男さんが亡くなり、もう過去の作品でしたあの声を聞くことができないというのは寂しい限りです。

市原悦子さんも20012年に病気を患って以降、仕事をセーブしている様子で、今年放送のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』のナレーションで仕事復帰を予定していたものの、体調が優れないことから西田敏行さんに変更されました。

その後、他の番組で復帰をしており、『おやすみ日本 眠いいね!』(NHK)のワンコーナーでは、昔話の語り手を務めてはいるものの、以前と比べると声に元気が無くなっているようにも感じられるので少し心配なのですが、また元気な姿を見せてほしいですね。

2012年4月からはテレビ東京系で、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』『ふるさとめぐり 日本の昔ばなし』が放送(今年4月より日曜午前10時半から傑作選を放送)されており、語り手は女優の松金よね子さん、俳優の柄本明さんが務めています。

お2人の声も素晴らしいのですが、やはり『まんが日本昔ばなし』を見て育ったこともあり、市原悦子さんと常田富士男さんの語りが一番しっくりきますし、恐らくお2人を超えるような方はいないと思うので、常田さんが亡くなってしまったというのは非常に残念でなりませんね…。

常田富士男さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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