歌舞伎役者で俳優の10代目・坂東三津五郎さん(本名=守田寿)が膵臓(すいぞう)ガンのため、21日午前2時3分に、59歳という若さで亡くなられていた事が明らかとなったことから大きな衝撃を与えています。
三津五郎さんさんは2013年8月、膵臓に腫瘍があることが判明し手術を受けて、翌2014年4月に舞台復帰を果たしましたが、同9月に定期検診によって肺に転移していることが分かり、再び活動を休止して治療に専念していました。
しかし、今年1月にインフルエンザに感染し、肺炎も併発したことから都内の病院に緊急入院、その後2月にはテレビ番組の収録を自宅で行うなどし、闘病中であることを感じさせなかったそうですが、17日に容体が急変して帰らぬ人となってしまいました。
三津五郎さんは歌舞伎役者としてだけでなく、俳優としても活躍してていた方で、昨年4月期に放送された連続ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)等数多くのドラマや映画に出演し、高い評価を受けていた方として知られていますが、一方のプライベートは2度の離婚を経験するなど、波乱に満ちた人生を送っていたようです。
これにネットでは、
- 歌舞伎役者は凄いと思いますが。私生活は荒れ放題。女性関係、飲食、不規則な生活。寿命の関係はあるかもしれません。
- 歌舞伎界は呪われているのか。どうしてこうも才能ある役者達を神は連れて行ってしまうのか。
- 彼の踊りは本当に素晴らしかった。残念です。近藤サトさんと付き合い、ああいう結果になったのも、本当にザンネンだった。女性を見る目も余りなかったのかな。
- 歌舞伎界の早すぎる訃報に、ため息しか出ない…。こうも続くと本当にさみしい。
- 息子がこれから稽古をつけてもらいたいって時に。ショックだろうなぁ。新春浅草歌舞伎のドキュメンタリーで息子に稽古つけてる時もちょっと元気なかったけど、回復されるとばっかり思ってたのに。ほんとに残念。
などのコメントがありました。
三津五郎さんだけでなく、勘三郎さん、息子の中村七之助さん、海老蔵さん等々、歌舞伎役者の方々は女性遊びが比較的派手であることが知られていますが、これも芸の肥やしであると言われ、プライベートでは様々な騒動を起こしてしまったものの、歌舞伎界の発展に大きく貢献したとして、2009年には紫綬褒章を受賞するなど数多くの賞を受賞しています。
また、三津五郎さんが亡くなる直前には元妻の女優・寿ひずるさんが、病室を訪れていたことが明らかになっていることや、近藤さんが突然の訃報に対してコメントを寄せていることから、お2人とは離婚をしてしまったものの、とても素晴らしい方だったのだと思われます。
(↓の画像左が近藤サトさん、右が寿ひずるさん)
三津五郎さんは、これからの歌舞伎界を牽引していく存在として期待されていたことから、あまりにも早くして亡くなり非常に残念でありますが、2012年12月に亡くなられた勘三郎さん等と共に、天国から歌舞伎界を見守ってほしいと思います。
坂東三津五郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。