国内だけでなく海外でも放送され、高い人気を誇るアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の人気キャラクターで、“ジャイアン”のあだ名で呼ばれている剛田武の声優を1979年4月~2005年3月まで担当していた声優・たてかべ和也さん(本名=立壁和也)が、18日に急性呼吸器不全のため東京都内の病院で亡くなられていた事が明らかとなりました。80歳でした。
通夜は23日午後6時、葬儀と告別式は24日午前11時半に青山葬儀所(東京都港区南青山2-33-20)で執り行われ、葬儀委員長は所属事務所「ケンユウオフィス 」の社長で声優の堀内賢雄さんが務めるとのことです。
たてかべさんは『ドラえもん』のジャイアン以外にも、『ど根性ガエル』の五利良イモ太郎(ゴリライモ)、『タイムボカンシリーズ』の『ヤッターマン』などで悪役のトンズラーやワルサー、『超電磁ロボ コン・バトラーV』で西川大作など、これまでに数多くのアニメで声優を務め活躍した方でした。
- たてかべ和也さんのボイスサンプル音声動画(YouTube)
この突然の訃報に対してネット上では、
- 映画で男前になるジャイアン、好きでした。ありがとうございました。お疲れ様でした。ご冥福をお祈りします。
- ただただ残念としか言いようがない。今まで多くの魅力的なキャラクターを演じてくださりありがとうございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
- ジャイアンはヒーローでもあり、いい悪役でした。本当にありがとうございました。
- いずれはこういう時が来るだろうとは思っていたんだが、私の中のドラえもんは全く色あせていないので考えないようにしていた。でもそんなに時間は経っていたんだな。沢山の夢と元気をありがとうございました。
- また、ベテラン声優さんが・・・ジャイアン役もそうだけど、タイムボカン・シリーズの三悪の1人でしたね。ご冥福をお祈りします。
などの追悼コメントが寄せられています。
たてかべさんは2010年にスキルス性の胃ガンを患い、末期手前のステージ4と診断されたものの胃を全摘出して一命をとりとめ、退院後には仕事を再開していました。
先日は、ドラえもんの声を担当していた声優の大山のぶ代さんが認知症であることを夫の砂川啓介さんがラジオ番組で告白し、非常にショックを受けたのですが、ジャイアンの声と言えば、たてかべさんの独特のしゃがれた声で今でも脳内再生され、もう2度とたてかべさんの声を聞くことが出来ないというのは非常に残念でなりませんね…。
たてかべ和也さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。