2007年3月に創刊された女性ファッション雑誌『AneCan』が、11月7日に発売される12月号をもって休刊することが8月に発表され、読者からは嘆く声が上がっていますが、読者だけでなくモデルたちにもプレッシャーになっているといいます。
同誌は、20代前半の女性をメインターゲットにしているファッション誌『CanCam』の姉妹誌にあたり、30歳前後の女性をメインターゲットにして“エビちゃん”こと蛯原友里さん、高垣麗子さん、押切もえさん、安座間美優さん、有村実樹さん、葛岡碧さんなどの方々が専属モデルを務め、高い人気を得ていました。
しかし、年々発行部数は減少していき、2010年10月号の発行部数は32万5000部だったものの、2016年9月号では8万5000万部と4分の1ほどに下がっており、6月号では蛯原さん、7月号では高垣さんと同誌の人気モデルが相次いで卒業し、8月には押切さんが同誌のモデルを卒業することが発表されたことから、休刊になるのではないかとささやかれていました。
案の定、11月発売の12月号をもって休刊することを小学館が発表し、休刊の理由については「昨今の読者ニーズや広告環境の急激な変化を真摯にとらえ」た結果だと説明し、今後については「ブランド力とノウハウを生かし、今の時代らしく読者のライフスタイルに寄り添った」形で新しいビジネスを検討していくとのこと。
同誌の専属モデルは20代後半~30代半ばという年齢で、同誌が休刊になることで受けるダメージはかなり大きく、今後の芸能活動を試行錯誤している人も少なくないとみられており、人気モデルの押切さんもその1人だといいます。
押切さんは2013年に小説家デビューを果たし、今年4月には連作短編集『永遠とは違う一日』が『第29回山本周五郎賞』の候補作にノミネートされ話題に。
結局は山本周五郎賞を受賞することは出来ず、ベストセラー作家の湊かなえさんの『ユートピア』が受賞をしたのですが、選考委員の1人が会見にて、「湊さんのほかにもう1人、有力な方がいました。押切もえさんです」「文芸の世界ではないところの人なのにうまい」「2作目なのにうまい」などとべた褒めした上で、「W受賞でもいいのではないか、という意見もありました」と明かしました。
ちなみに、これについて湊さんは直接的に記してはいないのですが、受賞後に押切さんを推していた選考委員を痛烈に批判しており、『小説新潮』に掲載されたエッセイで、「イロモノ扱いのままで審査された作品と僅差だった」「二番煎じの愚策」などと記していたことから話題になりました。
このような批判を受けることになった押切さんですが、26、27歳の時にテレビ番組の企画で水彩画を描いてから改めて絵画にハマったそうで、小説家として活動するだけでなく絵も描いており、2015年に発表した『咲くヨウニ』という作品が『二科展』に初出品で入選。
<↓の画像は、昨年出品した作品>
今年出品した『咲クヨウニ~時~』も入選し、2年連続入選を果たしたことで注目を集めたのですが、歌手の工藤静香さんも画家としても活動し、二科展に作品を出品して今回で20回目の入選を果たすなどしており、押切さんも第2の工藤静香さんを目指しているのではないかとも言われています。
<↓の画像は、今年出品した作品>
そんな押切さんは今年2月に、プロ野球『千葉ロッテマリーンズ』の涌井秀章投手(30)との熱愛をスポーツ紙によって報じられ、この報道を受けて自身のブログを更新して「新聞の記事にありましたように、私、押切もえは涌井秀章さんとお付合いしております。」と交際宣言。
その後もラブラブぶりをアピールし、8月には涌井選手とともに週刊誌『週刊文春』の直撃取材を受け、涌井選手はシーズン終了後に結婚する可能性は「あるかもしれないですね」と答え、押切さんはピッタリと身を寄せながら「そういう時期が来ましたら正式にお話しします」と話していました。
さらに9月18日に行われた『2017ミス・ティーン・ジャパン』の決勝大会に、応援アンバサダーとして出席した押切さんは、涌井選手との交際が順調であることを報告し、結婚については「ひとまずシーズンを無事に終えることが大事だと思うので、温かく見守っていただければ嬉しいです」と明言は避けていたものの、幸せそうな笑顔を見せていたといいます。
押切さんの場合は以前からモデル以外の活動も行っており、その姿を見て迷走しているという声が多く上がっていたのですが、『AneCan』からも卒業することで本業の仕事はかなり減ると思われるので、生き残りをかけてかなり必死になっているなというのを感じます。
涌井選手と近いうちに結婚する可能性は高いようで、今後はプロ野球選手の妻としてもメディアへの露出を増やしていこうと考えているのではないかと思われるのですが、果たしてこれから押切さんはどのようなポジションを目指していくのかに注目したいですね。