2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダリストで、今年4月に現役を引退した元マラソン選手の野口みずきさん(38)が6日、一般男性と結婚したことが明らかとなりました。
野口さんが所属するシスメックス女子陸上部が「結婚したことは間違いありません」と結婚したことを認めています。
野口さんは三重県伊勢市出身で、猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)で4日に結婚式を挙げていたことを一部メディアが報じており、4日午前10時頃に家族だけで結婚式が行われ、その後伊勢神宮内宮を参拝したそうです。
<↓の画像が、猿田彦神社で挙式を行った野口みずきさんの写真>
結婚していたことが明らかとなった野口さんは、中学校に入学してから陸上を始め、高校時代から活躍。
2002年3月に「名古屋国際女子マラソン」で初めてフルマラソンに挑戦し、独走状態で初優勝を果たし、2003年1月の「大阪国際女子マラソン」では当時日本歴代2位となるタイムで優勝。
2004年8月に開催のアテネ五輪では、2位とは12秒の差で野口さんが逃げ切って金メダルを獲得し、2005年9月の「ベルリンマラソン」では大会新記録となるタイムで優勝。なお、この時のタイムはアジア記録、日本記録をともに更新しました。
その後2008年の北京五輪にも出場を果たし、メダル獲得が期待されましたが、本番前の合宿先で左足太股の肉離れを起こし、出場を辞退することになり、それ以降は脚の怪我に悩まされることになり、思うような結果を残すことが出来ず、最後の挑戦と位置づけていたリオデジャネイロ五輪の代表を目指し、最後に走った今年3月の「名古屋ウィメンズマラソン」は23位という結果に終わり、この結果を受けて4月15日に現役引退を表明。
引退会見で野口さんは、晴れやかな表情をしながら「(97年に)ワコールに入社したとき“足が壊れるまで走りたい”と言った。本当に自分が納得するまで走り切れた。すがすがしい気持ち」と語り、さらに「2年前から心と体のバランスが悪くなった。思うようにトレーニングができなくて、その辺りから引退が頭の中にあった」と、ケガに悩まされ続けた結果引退を考えるようになっていたことを告白。
今後については、所属先の『シスメックス』に残るのかどうかも含めて未定の状態であるといい、「自分を分析したら、指導者には向いてないかな」と言いながらも、「できる範囲で陸上に携わることができたら。陸上界に恩返しがしたい」と語っていました。
そんな野口さんの結婚に対してネット上では、
- おめでとうございます。この人には幸せになって欲しいわ。
- 野口さんて金メダル勝ち得た立派な人なのにいつも地味で気の毒だった。うんと幸せになってほしい
- 神社で角隠しで挙式して、伊勢神宮へ参拝なんて、いくら地元とは言えすごい正統派の挙式だね。角隠し似合ってるよ。アラフォー花嫁なのに、初々しい感じで素敵。
- 高橋Qちゃんが病みそう。交際相手ともう5年以上“年内に結婚します”って言い続けてるだろ
などのコメントが寄せられていました。
女子マラソンの金メダリストというと“Qちゃん”の愛称で親しまれている高橋尚子さん(43)が一番最初に思い浮かび、野口さんはどちらかと言うと地味なタイプの方なので、メディアへの露出量も他の女子マラソン選手と比較すると少なく、あまり目立つことがない方でしたが、プライベートでは素敵な男性と出会い、女性としての幸せをきっちりと掴んでいたようですね。
旦那さんとともに、これから素敵な家庭を築いていってほしいと思いいます。
野口さんは今後の活動については未定としており、指導者となるのか、解説者などとして活動していくのかどうかは不明なのですが、五輪金メダリストということから今後の活躍に期待したいですね。