歌手・女優のオリビア・ニュートン・ジョンさんが8日(日本時間9日)に、73歳で亡くなったことが明らかとなり、多くのファンから死を悼む声が上がっています。
オリビア・ニュートン・ジョンさんの訃報は、2008年に再婚した10歳年下の実業家ジョン・イースタリングさんが、オリビアさんのインスタグラムやフェイスブック等で伝えたもので、8日朝に南カリフォルニアの牧場で、家族や友人に見守られながら安らかに亡くなったと報告しています。
<↓の画像は、オリビア・ニュートン・ジョンさんと夫ジョン・イースタリングさんの写真>
イギリス生まれ、オーストラリア育ちのオリビア・ニュートン・ジョンさんは1966年に歌手デビューを果たし、1970年に映画『オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー』で主演、1971年にカバーした『If Not For You』がヒットし一躍人気となり、その後も1974年に『I Honestly Love You(愛の告白)』、1975年に『Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑 )』などが大ヒットを記録しました。
また、カバー曲『Take Me Home, Country Roads(カントリー・ロード)』は、1976年に日本でもリリースされたシングルが大ヒットし、オリコンの洋楽チャートで15週連続1位を獲得、スタジオジブリ映画『耳をすませば』のオープニングにも使用されました。
1978年には、ミュージカル映画『Grease(グリース)』で俳優ジョン・トラボルタさんと共演、劇中曲もヒットを記録し、同年には歌手・杏里さんが『オリビアを聴きながら』でレコードデビューしました。
1980年には映画『Xanadu(ザナドゥ)』で主演し同名主題歌もヒット、1981年には『Physical(フィジカル)』が大ヒットし、全米ビルボードチャートで10週連続1位、1982年度の年間1位の売り上げを記録し、自身最大のヒット曲となりました。
プライベートでは、1984年にダンサーのマット・ラッタンジーさん(63)と結婚、1986年1月に長女クロエ・ラッタンジーさん(36)が誕生しましたが、1995年4月に離婚しました。
2008年に、環境保護活動をきっかけに出会い、2007年から交際していたジョン・イースタリングさんと再婚しました。
そんなオリビア・ニュートン・ジョンさんは1992年に乳ガンを公表し、再発を繰り返して30年以上にわたって闘病を続けており、2012年に再発したガンは一度寛解したものの、2017年に再発して脊椎への転移も判明、医師からはステージ4と診断されていることを公表し、症状緩和目的で医療用大麻を使用していることも明かしていました。
オリビア・ニュートン・ジョンさんは生前、ガン患者を支援するための財団を設立するなど、様々な活動を行いながら前向きにガン治療に取り組んでいましたが、闘病の末に73歳で亡くなったことが明らかとなりネット上では、
- 73じゃまだ若いだろ…
- そよ風の誘惑が好きで結婚式の中で流しました。残念だな・・・
- 大好きなアーティストだったからめっちゃショック。またひとつの時代が終わったと寂しさを感る
- そよ風の誘惑は今でもカラオケの十八番 乳がんと闘ってたとは聞いてたけど…オリビア安らかに
- オリビアニュートンジョンと言えば「そよ風の誘惑」を思い浮かべるな。透明な歌声で今でも好き
- これは悲しいショック。そよ風の誘惑、カントリーロード、ジョリーン、フィジカル、ザナドゥのテーマ歌など名曲ばかり。綺麗だしまさに歌姫だった。
映画「グリース」での、トラボルタとの共演が良かった。スクリーンで楽しそうに、歌って踊っていたな。ご冥福をお祈りします。
などの声が上がっています。
オリビア・ニュートン・ジョンさんは日本でも非常に人気が高かった歌手・女優の1人で、1976年に初来日して以降、日本でもライブツアーを開催するなどして10回以上も来日し、5年ぶりの来日となった2015年には、東日本大震災からの復興を祈り、福島などでライブを開催しました。
そして、昨年11月には日本政府から「我が国の音楽文化の発展及び友好親善に寄与」したとして、旭日小綬章を贈られるなど日本との関わりが深い方で、今年5月には、以前出版した初の自伝本『Don’t Stop Believin’(信じることをやめないで)』の日本語翻訳版が発売されました。
オリビア・ニュートン・ジョンさんは歌手・女優として活躍を続け、1970~1980年代にかけて数多くの名曲を生み出し、日本でも度々CMソングなどに使用され、誰もが一度は耳にしたことがある曲が複数あり、幅広い層から支持されていた方が73歳で亡くなってしまったのは非常に残念です。
オリビア・ニュートン・ジョンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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