2007年出版の自伝本『ホームレス中学生』が大ヒットし、一躍時の人となったお笑いコンビ『麒麟』の田村裕さん(たむら・ひろし 43歳)が、吉本興業を退所するとニュースサイト『NEWSポストセブン』が報じています。
記事ではテレビ局関係者が、「実は田村さんが、吉本を退所する決意を固めたようです。ただ、川島さんは吉本に残り、麒麟も解散しないと聞いています」
と明かし、1歳年上の相方・川島明さん(43)との関係は現在も悪くないため、今後もコンビ活動は続けていくそうです。
<↓の画像は、麒麟・田村裕さんの写真>
このタイミングで吉本興業を辞める理由として、芸人としての仕事が激減していたことを挙げ、「コロナ禍の影響もあり、近年は芸人人生で最も苦しい懐事情だったようです。周囲には『このままなら芸人辞めるかも』とこぼしていました。2人のお子さんもまだ小さく、吉本退所というのは、自分のこれからを真剣に考えた苦渋の決断なのでしょう」
と語っています。
ちなみに、田村裕さんは2011年7月に当時23歳の一般女性と結婚、2014年8月に長女(8)、2017年1月に第2子の次女(5)、2020年に第3子の長男が誕生しています。
<↓の画像は、麒麟・田村裕さんと子供の写真>
吉本興業は毎年11月から所属タレントとの契約更新を開始し、田村裕さんは現在も今後の契約について話し合いをしているそうですが、マネージメント契約からエージェント契約に切り替える見通しとのことです。
吉本興業は2019年に芸人たちの闇営業騒動を経て、従来のマネージメント契約に加えて、新たにエージェント契約を設けました。
エージェント契約は、吉本興業が引き続き営業活動を行う一方で、仕事のスケジュール管理、送迎、マネージャー業務などはせず、仕事獲得の窓口業務のみを担当するといった契約内容で、自ら取ってきた仕事も自由に行うことが可能になります。
吉本興業では、ハリセンボンの近藤春菜さん、天竺鼠の川原克己さん、極楽とんぼ・加藤浩次さん、ロンドンブーツ1号2号・田村亮さん等がエージェント契約を結んでいます。
ただ、エージェント契約は1年毎の契約更新となるようで、加藤浩次さんは昨年3月の契約更新で吉本興業側から契約を延長しないと告げられ、そのまま契約終了となりました。
そして、また新たに麒麟・田村裕さんもエージェント契約に切り替えるようですが、田村さんは『ホームレス中学生』のブームが過ぎ去った後に仕事が激減し、近年は「基本的に週8でバスケしてます」と言うほど芸人としての活動量が少ない状態が続いていました。
一方で川島明さんは、『ラヴィット!』(TBS系)など複数の番組で司会を務めるなどピンの活動が激増し、コンビで活動する機会もほとんどないことから、エージェント契約に切り替えようと思うのは当然かもしれません。
ただ、加藤浩次さんのように突然契約終了となる可能性もあり、現在レギュラー出演している『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ)から降板といったことも考えられ、今後さらにテレビで見る機会が減ってしまうかもしれませんが、バスケ関連の仕事などで今後さらに活躍できるよう頑張ってほしいところです。