長渕剛が異例のバラエティ出演のワケは、チケット売れ行き悪い10万人ライブ? コケる可能性あり必死な状況?

これまでほとんどテレビ番組に出演することがなかった歌手の長渕剛さん(58)がここ最近になってバラエティ番組に頻繁に出演しており、12日深夜に放送されたスポーツニュース・報道番組『Going!Sports&News』(日本テレビ系)にゲスト出演した際には、「いつも観てんの。観てると出たいなっていう気持ちもあるわけ、密かに」と言い、番組中には突如として自身の曲である『Myself』をアカペラで披露し大きな盛り上がりを見せていました。

また、19日に放送されたトークバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した時には、ダウンタウンの松本人志さんから「マスコミに叩かれると、ヘコむことはあるんですか?」と聞かれると、「布団かぶって寝る。布団かぶって寝て、涙をふく」と強面で恐いイメージがある長渕さんが意外な素顔を披露し共演者たちを驚かせ、「布団かぶって寝ちまった～」と即興で歌も披露するというサービスぶり。

更に、20日に放送されたトークバラエティ番組『ごきげんよう』(フジテレビ系)では、司会の小堺一機さんと息の合った即興コントに挑戦したり、ソフトクリームが大好きであることを明かし、ネット上では話題になっていたのですが、長渕さんが様々な番組に出演している理由は、8月22日に静岡県富士宮市のふもとっぱらで開催する10万規模のオールナイトライブを成功させるためだと、様々なメディアによって報じられています。

ニュースサイト『日刊サイゾー』が報じている記事によれば、同ライブの主催にはフジテレビなど10社が名を連ねており、低迷が続いているフジテレビにとっては社運をかけたイベントで、絶対に失敗するわけにはいかないそうなのですが、思ったほどチケットが売れていないようです。

売れ行きが悪い理由は、オールナイトのために18歳以下の入場を禁止していることや、長渕さんを支持しているファンは50代前後でオールナイトライブは体力的に厳しいこと、会場への交通アクセスが悪いことなどが挙げられ、このままだと空きスペースがかなり目立ってしまうといいます。

こうした事情があり、長渕さんはこれまでメディアへの露出が少なかったものの、テレビ番組に出演するなどの宣伝に本腰を入れたそうで、長渕さんの公式HPを見てみると、8月13日に放送されるバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー「「グルメチキンレース ゴチになります!16」に出演、その他にライブ主催の1社であるTOKYO MXや各地方局で8月上旬にかけて特別番組を放送。

それに加えて、無料通信アプリ「LINE」には期間限定で無料スタンプが登場するなど、積極的に宣伝をしています。

（↓の画像は、長渕さんのスタンプ）

そして、長渕さん本人が一番危機感を抱いているそうですが、周囲のスタッフたちも客席を埋めることが出来なかった場合の長渕さんの怒りを恐れ、死に物狂いで様々な媒体にPRをしている状況にあるとのこと。

長渕さんは2004年8月に、地元・鹿児島県の桜島にて7万5000人を動員したコンサート「桜島 ALL NIGHT CONCERT」を見事成功させているのですが、今回はこれよりも2万5000人も多く、あまりにも無謀すぎるのではないかと思うのですが、『アサヒ芸能』が報じている記事によると、このライブを最後にメディア出演や大きなライブ出演はせず、今後は市民会館などの小さな会場で全国行脚の旅をするとし、商業的なライブではなくこれまで支えてくれたファンに感謝するイベントのようなもので、第一線は退くのではないかといいます。

もし、これが本当に最後の大規模ライブとなるのであれば大成功させてほしいと思うのですが、長渕さんの人気も徐々に落ちてきており、昨年6月にリリースしたシングル『走る』はオリコン初登場15位、その後数週間後には圏外に消えており、売上枚数も1万枚に遠く及ばなかったそうで、同7月にリリースしたベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』は、売上枚数が14万枚で年間ランキング30位。

こうした状況にあるためかなり厳しいのではないかと思うのですが、果たして10万人を集めて伝説的なライブにすることはできるでしょうか。