平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりとなる2連覇という偉業を成し遂げ、国民栄誉賞が授与されるという話も浮上している羽生結弦選手(はにゅう・ゆづる 23歳)は「国民的ヒーロー」とも呼ばれ、非常に高い人気があることで知られていますが、今後芸能界で熾烈な争奪戦が勃発する可能性が高いという話が浮上しています。
ニュースサイト『ビジネスジャーナル』によると、現役のフィギュアスケート選手である羽生結弦選手のメディア対応は現在、日本スケート連盟が担当しているのですが、羽生選手の人気にあやかりたい芸能事務所各社がアプローチを仕掛けようとしているそうです。
その中でも業界大手のホリプロが真剣に動いている様子で、「将来的には俳優もさせたい」と意気込んでいるといいます。
ちなみに、羽生結弦選手は2016年5月に公開された阿部サダヲさん主演映画『殿、利息でござる!』(中村義洋監督)で俳優デビューし、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役を演じ話題になりました。
<↓の画像が、映画『殿、利息でござる!』に出演した羽生結弦選手の写真>
羽生結弦選手に強い興味を示しているのはホリプロだけでなく、フジテレビもだとテレビ局関係者は語っており、フジテレビはスポーツキャスター、アナウンサーとして獲得するために本気で動き出しているそうで、在学中の早稲田大学人間科学部(通信教育課程 eスクール)を卒業後に正社員として迎え入れることを目指しているとのことです。
『フジテレビ』は羽生結弦選手を獲得するため、「給与などの条件面も“羽生選手の言い値でいい”とまで言っている」という情報もあるといいます。
また、『日刊サイゾー』も同様の記事を報じており、複数の大手芸能プロダクションは契約金3億円超を用意し待ち構えているそうなのですが、こうした噂に対してネット上では、
- 羽生君を客寄せパンダに使うのはやめましょう。フジテレビは将来のことよりも今現在の状況をどうにかすることが最優先では!?相変わらず小手先だけの中身のない計画をする安定のフジテレビ
- いっそのこと芸能界じゃなくて地元企業に就職ってのもいいんじゃないの?
- 本人が、自分のキャリア形成の手段として、芸能界への関わりを望むなら歓迎するが、そうでないなら、如何なものか。本人達の意向よりも『金の匂い』を優先する、日本の芸能界の醜い一面だ。そのくせ、もし競技に悪影響が在っても、こう言う輩は絶対に責任など取らず、逆にバッシングする側に廻るんだろうな。
- フジテレビなんてアスリートに失礼な事ばかりするところに羽生選手が行くわけないでしょう。
- たぶん大学院に進むんじゃないかな?当分は日本に帰って来れないというか、来ないと思う。行ったり来たりで色々やるんじゃないかしら。
などのコメントが寄せられています。
こうした話が浮上しているものの、羽生結弦選手は平昌五輪の試合後に行った会見で現役続行を表明しているほか、現役引退後のことについて聞かれると、「世界中でいろんなところを回りながら、スケートで本気で1位を目指している人に何か手助けをしたい。コメンテーターでもあるかもしれないけど、テレビというよりはできれば直接、選手の手助けがしたいと思っています」
と話していました。
本人がこのように語っていることから、現役引退後に事務所に所属する可能性があったとしても、テレビ局にアナウンサーとして入社するという可能性は現時点で低いとみられます。
しかし、元フリースタイル・スキーモーグル選手で、1998年の長野五輪で金メダル、2002年のソルトレイクシティ五輪で銅メダルを獲得した里谷多英さん(さとや・たえ 41歳)は、1999年にフジテレビへ入社しています。
また、元フィギュアスケート選手の中野友加里さん(32)は、現役引退後の2010年にフジテレビへ入社(映画事業局・映画製作部に所属)しました。
その他にも、2010年のバンクーバー五輪銅メダリストの元フィギュアスケート選手・高橋大輔さん(32)は、プロフィギュアスケーターとして活動する一方で、2016年にフジテレビのフィギュアスケート中継のナビゲーターを務め、平昌五輪ではフジテレビの中継キャスターを務めました。
このような例もあるため、羽生結弦選手がフジテレビに入社、もしくは同局でキャスターやリポーターを務める可能性はゼロではなさそうですが、果たしてどうでしょうかね。
フジテレビは今テレビ局の中で最も悪いイメージを持たれているため、もしフジテレビがキャスターなどに起用した際には世間の間で物議を醸す可能性が高く、羽生結弦選手にも悪影響を及ぼすことが考えられることから、フジテレビからのオファーだけは避けた方が良さそうな気もしますが…。