違法薬物事件で2020年2月に有罪判決を下され、表舞台から姿を消した女優・沢尻エリカさん(36)が、歌手活動を再開し芸能界復帰するとの情報を週刊誌『フライデー』が伝えています。
沢尻エリカさんは2019年11月に東京・目黒区の自宅で、合成麻薬「MDMA」の粉末入りカプセルと「LSD」の成分を染み込ませた紙片や液体を所持し、麻薬取締法違反の罪で懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が下されました。
裁判では、女優デビュー後の19歳ごろから大麻、コカイン、MDMAを使用していたことが明らかにされ、薬物の入手ルートは知人女性や男性とし、様々な有名人が違法薬物事件で逮捕される中でも使用を続けた理由については、「悪の誘惑を断つことができませんでした。コントロールできるという自分の考えが甘い考えだと思います」「交友関係があってできませんでした。止めたいとも思っていましたが、結果断ち切ることができませんでした」
などと語っていました。
今後の活動については、「女優復帰は考えていません。女優は影響力のある人間なのに、身勝手な行為をして多くの方を傷つけました。」と語り、事実上の芸能界引退宣言をしていました。
一方で所属する『エイベックス』側は書面で、「芸能界以外の仕事も、今後考えるかもしれませんが、個人的にはいつかまた、女優として復帰してほしい思いはあります。いつか社会が許してくれるのであれば、女優復帰が前提ではありませんが、今後の道を、選択肢を自分で選べるよう支援を続けていきたいと思います」
と、芸能界復帰に期待を寄せていました。
それから早3年が経ち、2月に執行猶予が明けることで様々な情報が飛び交っており、昨年11月にはツイッター上で東京・六本木のラウンジ嬢転身説が浮上しましたが、エイベックスの松浦勝人会長はそれをキッパリと否定していました。
フライデーデジタルによると、エイベックスは沢尻エリカさんがマスコミから逃れるためのマンションを用意するなど、芸能界復帰を見据えて生活のサポートを続けてきたそうです。
そして、沢尻エリカさんの最近の動向を知るという知人は今後について、「歌手として復帰する」とみられていると語り、「実は彼女、2022年の後半は沖縄などへ行っているんです。執行猶予中でも、アクティブに動き回るのは彼女らしいといえますが(笑)。ミュージックビデオの撮影などしているのでしょう」
と明かしています。
また、民放キー局プロデューサーは沢尻エリカさんが女優ではなく歌手として復帰する理由について、「麻薬の前科は非常にイメージが悪く、地上波ドラマでの起用はまず不可能です。コンプライアンスが厳しい昨今は、スポンサーが付かないですからね。その点、歌手ならば選択肢は広がる。なにより浜崎あゆみをプロデュースした松浦会長の十八番でしょう。沢尻と懇意にしている映画監督に蜷川実花がいます。前回復帰作の『ヘルタースケルター』も彼女の監督作品です。蜷川氏が手掛ける映画のエンディング曲で、正体不明の歌手として復帰し、『この曲を歌っているのは実は沢尻エリカだった!』というシナリオも考えられます」
と語っています。
この報道に対してネット上では、
- 彼女の復帰は楽しみ
- 『1リットルの涙』とか色んなドラマで主役演じて凄く素敵な女優さんだった。正直また演技がみたいなって思う。復帰大歓迎
- 1リットルの涙や手紙、Erika名義のFreeも好きだった。ちょっと道を踏み外したけどもしまた女優に復帰するなら見てみたい
- 復帰してまた稼げるようになればまた売人が寄ってくるかも
- 歌手?『タイヨウのうた』は売れたけど、もう今更じゃない?
- 引退すると言った以上、復帰しないんだと思ってたんだけど、執行猶予明け待ちだったのかな?
簡単にヘコヘコ戻ってる芸能人とは違って、その部分はカッコイイなと思ってたのに - ネトフリ蜷川実花監督の組み合わせでまた脱ぎそう
- ピエール瀧ですら復帰しても以前の人気は取り戻せなかったし、復帰後の仕事は多少話題になると思うけど、その後は徐々にフェードアウトしていくんじゃない
- 芸能界はあまいよな 裏方とか考えないのかなー 復帰させる事務所もどうなの
- 沢尻エリカの知名度で儲けたがる人は居るだろうね、利用してるつもりが、また事件や騒動を起こして、違約金を多額に代わりに支払うようにならないといいけど
などの声が上がっています。
沢尻エリカさんの今後を巡っては色々な情報が出ていて、7日放送の情報バラエティ番組『あさパラS』(読売テレビ)では芸能リポーター・長谷川まさ子さんが女優復帰説を語り、テレビへの復帰は難しいものの、Netflixや映画での復帰になりそうとし、「2月からどんどん準備を重ねていって、ちゃんとした形で復帰するんじゃないですかね」と推測していました。
実際のところどうなるかはまだ分かりませんが、あの事件から3年が経った現在もエイベックスに所属し、六本木のラウンジ嬢転身説を否定した際に松浦勝人会長は、「これから俺たちが一生懸命あいつのためにやろうとしている時に、こういうくだらない噂が流れるのか」とも語っていて、エイベックスサイドが沢尻さんの芸能界復帰を視野に入れているのは事実の可能性が高そうです。
また、歌手復帰説に関しては3年前にも『女性自身』などが報じており、沢尻さんは2006年に、山田孝之さんと共演のTBSドラマ『タイヨウのうた』の主題歌で歌手デビューし、その後も「ERIKA」名義で歌手活動を続けており、歌唱力に加えて作詞もできることで音楽業界でも高い評価を受けていたため、まずは歌手として復帰させて世間の反応を見ていこうとしているとしていました。
エイベックスは音楽業界にも強い影響力を持っている事務所ですし、沢尻エリカさんは裁判で「女優復帰は考えていません」と語っていたので、まずは歌手活動から再開して様子見というのはありそうです。
ただ、表舞台から姿を消して3年が経ち、今さら歌手活動しても微妙な結果になりそうですが、エイベックスがどういったアプローチを行っていくのか見ものですね。