1980年代からお笑い界の第一線で活躍を続け、現在も複数のレギュラー番組を持つ明石家さんまさん(本名=杉本高文 68歳)の笑いに対して、業界内で「つまらない」との声が広がり“老害芸人”リスト入りし、芸能界からお払い箱の危機に瀕していると『日刊ゲンダイ』が報じています。
現在の明石家さんまさんについてバラエティ番組関係者が、「さんまさんがMCを務める番組に出演する芸人は、さんまさんが話していることが面白くなくてもとりあえず笑いのガヤを入れる。全然、笑えないのに雰囲気だけは盛り上がっているように見えるんです。また時代の空気を読み誤ることも増えているのか、最近はウエストランド・河本のタクシー運転手暴行トラブルを“おいしい”などとネタにして、炎上してしまった。本人はフォローのつもりだったのかもしれませんが、疑問を持った関係者は多いと思いますよ」「ここだけの話ですが、さんまさんが何を言っているのかよく聞き取れないことが増えているんですよ。声がしわがれてしまって、マイクの音を最高値に合わせていますが、他の演者との調整が半端ないほど大変なんです。収録の時はいつも音声さんが泣いています」
と語っています。
そして、人気の低迷ぶりが視聴率に表れているとし、21年ぶりに放送された明石家さんまさん主演のコメディドラマの完結編『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』(フジテレビ系)は、27年ぶりに元妻で女優・大竹しのぶさんとドラマ共演し、他に川口春奈さん、吉田羊さん、木村拓哉さん等の出演でも話題になったものの、平均世帯視聴率は4%台、平均個人視聴率は2%台、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は1.5%と大コケしていました。
<↓の画像は、『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』に木村拓哉さんが登場したシーンの写真>
芸能プロダクション関係者はドラマについて、「中身は一昔前のスベリギャグのオンパレードで、内容も正直、イタかった」と、バッサリ斬り捨てています。
また、キー局編成関係者は明石家さんまさんの人気低迷ぶりを指摘し、「個人コア(13~49歳)の潜在視聴率は2.5%。マツコ・デラックスが6.9%、千鳥が7.1%ですからね。いまやザコシショウよりも人気は下ですよ。さんまの賞味期限が切れていることは否定できない。腐る前に自分の番組を整理する時期に来ていると思います。さんまのレギュラー番組で高視聴率と呼べる番組はありません。さんまと言う名前で辛うじて各局で冠番組を持っていますが、ギャラが1本300万近く。テレビ局がリストラしたい大御所芸人のひとりになっています。そうしたことも関係しているのか、以前はそんなに口うるさくなかったのですが、最近はやたらと演出などに口を挟んでくるという話もあり、“老害説”も聞こえてきます」
と語り、業界内ではすでに賞味期限切れの芸人とみられているようです。
これに対してネット上では、
- ここ最近全然おもしろくない。そろそろ引退の時期やね
- えらく酷い書かれようだが、まだまだ面白いと思う
- どんなゲストでも場を回す能力に関しては抜きん出ていると思うが、価値観が古くて今の時代に合わないというのはわかる気がする。
- 今のお笑いはこう!って決めつけて自分に合わない人を古いって排除しようとすんのなんなの?
- 時代の移り変わりでさんまの需要が少なくなっただけ。だからと言って今のお笑い芸人が面白い訳でもない。
- とっくの昔に賞味期限切れになってるからなあ でもさんまを押し除けて活躍する芸人が出てくる気配すらない
- 本当に人気が無いなら仕事は無くなる 自然と仕事が減って消えていくから、いきなり老害だって言うのはどうかと思うよ
- 数字取れなくなったら潮時。ただ、さんまはまだ数字持ってる方で若手がちゃんとさんまに勝って世代交代しないと。
- 最近のバラエティ番組でも、周りの出演者が”さんま”さんを引き立てようと必死になっている様が目立つ。
以前とは、立場が完全に逆になった感がある。もうそろそろ仕事をセーブして、後輩に後を任せたら。
などの声が上がっています。
タモリさん、ビートたけしさんと共に「お笑いBIG3」と呼ばれ、お笑い界のトップを走り続けてきた明石家さんまさんも少し前からトークの衰えなどを指摘されており、さんまさん自身も時代の変化に付いて行けていないことを明かしています。
昨年放送のラジオでは、業界全体でコンプライアンスが厳しくなる中で発言をカットされることが増えていると明かし、「昔ならOKだったりしてても。頑張ってるほうやと思うねんけど、困ったもんやね」「だから舞台ではあえて逆にキツくツッコんだりして。舞台はまだ大丈夫なんで。それでいま舞台の数を多くしてるんです」
などと語っていました。
それに加えて加齢によってトークのキレも落ち、番組収録中には言葉に詰まることが増えているとの報道もあり、そろそろ世代交代が必要だと言われていて、昨年には『オリエンタルラジオ』の中田敦彦さんも『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演し、「俺たちが子どもの頃から見てきた人がいまだにMCやってて回ってこない。ベルトコンベアがおかしいことになってて。」「だってBIG3まだいるじゃないですか。BIG3いるのおかしくないすか?」「ずっと会長、社長が変わらずに、ずっと部長が入れ替わってるんですよ」
などと訴え、大きな反響を呼びました。
そして、日刊ゲンダイによると明石家さんまさんは潜在視聴率が低く、業界内では賞味期限が切れていると見られているとのことですが、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)はコア視聴率が4%前後と比較的高く、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)や『さんまのお笑い向上委員会』(同)の視聴率も、それぞれの時間帯では善戦しているとの報道もあります。
そのため、すぐに消えるといったこともなさそうですし、明石家さんまさん自身も、爆笑問題・太田光さんから「このまま辞めたらかっこよすぎて我々困る」「落ちるところを見たい」と言われたことで芸能界引退を撤回し、世間から求められる限りお笑いを続けていくつもりのようですが、果たして今後どうなるでしょうか…。