プロ野球『北海道日本ハムファイターズ』の“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹投手(さいとう・ゆうき 33歳)が、17日に札幌ドームで行われた引退試合となる『オリックス・バファローズ』戦に登板し、現役を引退しました。
斎藤佑樹投手は7回ノーアウトからリリーフ登板し、2019年9月27日以来2年ぶりに1軍の試合でマウンドに立ち、福田周平選手(29)と対決しましたが、フルカウントで125kmのツーシームが外角に外れてフォアボールとなり、打者1人で現役最後の登板を終え、試合は4-3で日ハムが勝利しました。
この試合をもって現役引退となった斎藤佑樹投手は、「最後の最後まで、みんなに迷惑をかけてしまいました。瑞輝(堀)が抑えてあの回をしのいでくれたので本当によかったです。ファンの方々の拍手が、最後投げる力の後押しをしてくれました」
とのコメントを発表しています。
また、試合後に行われた引退セレモニーの最後の挨拶では、「『斎藤は持っている』と言われたこともありました。でも本当に持っていたら良い成績も残せたでしょうし、こんなにケガもしなかったはずです。ファンの皆さんも含めて、僕が持っているのは最高の仲間です。みなさんと過ごした時間は僕の一生の宝物です。長い間本当にありがとうございました。きっとまたお会いしましょう」
と語っていました。
こうして斎藤佑樹投手は11年のプロ野球人生に幕を下ろしたのですが、引退後の活動にも大きな注目が集まっています。
週刊誌『週刊文春』によれば、斎藤佑樹投手は学生時代から憧れの人物として、『PL学園』の元エースで日本テレビの上重聡アナウンサーの名前を挙げ、「本当はアナウンサーになりたかった」「野球をやめた後はスポーツキャスターになりたい」と熱く語っていたと早稲田大学時代の友人が証言したとしています。
また、斎藤佑樹投手の知人は引退後について、「本人は『何をすべきか、もう少し考えたい』と言って、親しい記者にも今後のことを明かしていませんが、実は、コロナ禍の前から秘密裏に芸能事務所やエージェントと接触していました。すでにそのうちの1社に所属することが内定しています」
と明かしています。
すでに報道番組から出演オファーが殺到しているようで、「複数の番組が、知名度もあり爽やかな彼のキャラクターに興味を示しています。中でも、もっとも有力視されているのがこの10月にリニューアルしたばかりの『報道ステーション』(テレビ朝日系)。報ステでは前田智徳や川上憲伸が野球のコメンテーターを務めていますが、話題性とタレント性では斎藤は別格。若い視聴者層を獲得したい局側の思惑とも合致し、すでに水面下で打診しているようです」
とテレビ局関係者が証言しています。
そして、『週刊文春』は真相を確かめるために斎藤佑樹投手に取材したところ、『報道ステーション』への出演については否定も肯定もせず、「年内は日ハムの管轄下にありますので、質問は球団を通していただけるとありがたいです」と語るのみだったそうです。
『週刊文春』はこのように、斎藤佑樹投手の引退後の活動について報じているのですが、この報道を受けてネット上では、
- 大卒を考慮すれば、やはり球団職員が最適かな
- まずは、しくじり先生からかもしれない。笑顔いっぱいに色々と語って欲しいな
- プロ選手と言ってもほとんど一軍の実績がない人に、自分より格上ばかりの選手の試合をどう評論するのだろ
- 爽やかだし視聴者受けはいいと思うけど、プロ通算15勝の人が前田さんや川上さんの代わりに解説できるのかというと疑問
- 斎藤佑樹が川上憲伸や前田智徳みたいに上手いこと喋れるなら良いけどな。
人気はあるしテレビ局は使いたいだろうが、的確なコメントできないならその後は厳しいだろうな… - プロ野球を解説するのはどうかと思うけど、高校野球なら全然いいのでは。好き嫌いは別として、甲子園のインパクトは凄かったし、知名度は抜群。
高校生球児からみても、凄かったプロ野球選手より親しみやすいのでは。 - 報道ステーションはやめてくれ。短い時間で実績ある素晴らしい解説陣がプロの目で説明してくれるから見ている。
斎藤佑樹には別の視点で話せる場所でやってくれ - マスコミにはいかない方がいいよ。彼の性格だといいように利用されるだけ。球団職員として経営/営業とかそっち方面に行った方がいいと思うけど。
例えば、西武球団職員になった高木大成とか、そういう方向に行った方が彼らしいと思う。 - 長い目で見たら、球団職員として球団の経営側に就いた方が安定した第二の人生が送れる。
高学歴だからポジションの選択肢もあるし、仕事しながらコツコツと経営も学べるし。
などの声が上がっています。
『週刊文春』は昨年8月にも、斎藤佑樹投手のキャスター転身説を報じており、自身の人気・知名度を活かし、引退後の選択肢の1つとしてキャスター業を挙げていたといい、コーチや球団職員にはなりたくないとの思いがあるそうですが、球団には感謝の思いがあるため、今後は恩返しをしていきたいと周囲に話しているとのことでした。
斎藤佑樹投手と良好な関係を築いている『東京スポーツ』(東スポ)も、斎藤佑樹投手のキャスター転身説を報じていて、『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のキャスター起用案も局内で出ているといい、その話は本人にも伝わっているそうです。
他にも、NHK、TBS、フジテレビ、スポーツ専門動画配信サービス『DAZN(ダゾーン)』も、斎藤佑樹投手のキャスター起用を検討し、『DAZN』に関しては斎藤佑樹投手の冠番組を用意するとの情報も流れているといいます。
斎藤佑樹投手はプロ野球での通算成績が、88試合に登板して15勝26敗、防御率4.34となっており、これでキャスターを務めても説得力に欠ける、選手を評論できる立場にない等と厳しい声も多く上がっています。
ただ、斎藤佑樹投手はプロ野球で活躍できなくても高い知名度・人気によって、未だに大きな注目を集める存在ですし、見た目が爽やかで頭も良いことから、テレビ番組に出るようになったらより注目を集め、人気も上昇する可能性も十分あります。
『週刊文春』や『週刊女性』によれば、すでに芸能事務所が斎藤佑樹投手に興味を示し、接触を図っている所もといい、現時点では今後どうなるかはまだ不明ながら、噂通りキャスターデビューを果たすのか、これからの動向にも注目ですね。