人気シンガーソングライターの宇多田ヒカルさん(32)が来年春、2010年に活動を休止して以来約6年ぶりに音楽活動を再開することを『スポーツ報知』が報じています。
宇多田さんは2010年8月に自身のブログで「これ以上進化するためには、音楽とは別のところで、人として、成長しなければなりません。来年から、しばらくの間は派手な『アーティスト活動』を止めて、『人間活動』に専念しようと思います」と、無期限の活動休止することを発表しました。
関係者によれば、海外で子育てと両立しながら新曲のレコーディングをしているそうで、出産のために作業は一時中断していたものの、現在では本格的に再開しており、来年春にニューアルバムをリリースするメドがたったとのこと。
また別の関係者によると、宇多田さんの楽曲が大型ドラマや情報系の新テーマ曲として4月から流れることが決定しており、宇多田さんの歌声がお茶の間に戻ってくることになるそうです。
宇多田さんは無期限の活動休止発表後の2012年11月に、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のテーマソング『桜流し』を電撃発表し話題になったものの、この際に所属レコード会社は「音楽活動の再開ではない」と説明しており、その後音楽活動は行われませんでした。
- 宇多田ヒカル『桜流し』（YouTube）
2013年4月からはラジオ番組『KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru』(Inter FM)がスタートし、再び音楽活動再開に期待されましたが、同8月に宇多田さんの母親で歌手の藤圭子さん(享年62)が飛び降り自殺によって亡くなり、2014年3月にはラジオ番組の放送も終了となりました。
しかし、今回に関してはアルバムに複数の大型タイアップという復帰への華々しい道筋が用意されており、本格復帰して約6年続いた“人間活動”は終了となるといい、これに対してネット上では、
- 昔と今ではウケる音楽が違うけど、昔のような音楽を提供してもらいたいね、
- 単純に楽しみ、声優やアイドルを否定するつもりは無いけど、最近のオリコンはちょっと・・・音楽界に変化を作る起爆剤になって欲しい・・・
- 楽しみだけどお子さんが小さいうちは無理をなさらずに
- デビューして音楽業界で実力派が増えたように、再活動で業界が少しでも変わればいいと思う。
- たとえ宇多田ヒカルだろうと、CDが売れる時代ではない。今年なんて遂に明らか売れたという曲が１つもない。
- 楽しみにしています。最近は聴ける曲はなかなかTVでは見れないのでぜひTVにも出て聴かせてほしいです。
- 売れる売れないどうこうより、今の宇多田ヒカルがどんな曲を作るのか、興味があるし聴いてみたい。
などのコメントが寄せられています。
宇多田さん昨年5月にイタリア人のフランチェスコ・カリアーノさんと結婚し、今年7月に第1子となる男の子を出産したことを自身の公式サイトで発表しましたが、その際にアルバムを製作中であることを明かしており、「妊娠中、新しいアルバムを制作してました。完成までまだちょっと時間がかかりそうだけど、続きに取り掛かるのが楽しみで、早くみんなに届けたいと思ってます。もう少し待っててね！」とファンに報告していました。
そのためアルバムがリリースされるのは間違いなく、約6年ぶりの活動再開が楽しみなところですが、音楽ニュースサイト『MusicVoice』の取材に対し、宇多田さんが所属するレコード会社は「報道に驚いている。何も決まっていない」と報道内容を否定。
担当者によると、準備を進めているのは確かなものの、復帰に向けての具体的な話は何も決まっていない状態だといい、「復帰ということになればその時に、ファンの皆様、メディアの皆様にお伝えしたいと思います」と語っていたとのことです。
こうしたことから来年春に復帰するというのは現時点では確定ではないのですが、近いうちに復帰するのは間違いないとみられるため、正式発表を待ちたいと思います。