16日に最終回を迎える実写ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系 日曜22時30分)で、第3の主人公とも言われる人気キャラ・今井勝俊役を俳優・太賀さん(たいが 本名=中野太賀 25歳)が熱演し、視聴者から非常に高い評価を受けており、今作への出演がきっかけで今後さらに仕事を増やしていきそうな気配が漂っています。
大手芸能事務所『スターダストプロモーション』に所属する太賀さんは、13歳の時(2006年)にデビューを果たし、その後は様々な映画やドラマに出演して活躍しており、2014年には『第6回TAMA映画賞』で菅田将暉さんと共に最優秀新進男優賞を受賞するなど、演技力には定評があります。
ここ数年で特に注目を集めた出演作は、ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)や『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『仰げば尊し』(TBS系)などで、演技力の高さから個性的な役も見事に演じきっており、『今日から俺は!!』でも役になりきっていることで、ハマり役として視聴者の間で大きな反響を呼んでいます。
<↓の画像は、『今日から俺は!!』で今井勝俊役を演じている太賀さんの写真>
そんな太賀さんは、ヤクザ映画やVシネマなどで主に活躍している俳優・中野英雄さん(なかの・ひでお 53歳)の次男としても知られており、芸能界デビュー前の2005年6月に放送の『いい旅・夢気分』(テレビ東京系)に親子で出演したり、中野さんが監督・脚本を務めた短編ドラマに出演するなどしているのですが、2世タレントであることがメディアで紹介されることは少なく、親子関係をあまりオープンにはしていないという印象があります。
その理由についてニュースサイト『日刊サイゾー』は、「『スターダストプロモーション』は、この“2世タレント”という扱いに、異常なまでに神経質になっている」とし、それは過去に中野英雄さんと暴力団関係者の黒い交際が表沙汰になったためだと報じています。
<↓の画像は、太賀さんの父・中野英雄さんの写真>
記事では芸能記者・本多圭さんが、過去に発覚した中野英雄さんと暴力団関係者の黒い交際を明らかにしており、2010年6月公開のヤクザ映画『アウトレイジ』(北野武監督)は最終興行収入7.5億円のヒットを記録し、この作品で中野さんはキーマンとして出演していました。
それから2年後の2012年10月公開の続編『アウトレイジ ビヨンド』にも、中野英雄さんは出演していたのですが、映画公開前に東京都が暴力団排除条例を施行したことによって、黒い交際が噂されていた中野さんの出演が危ぶまれていたといいます。
この作品のプロデューサーを務めていた『オフィス北野』の元社長・森昌行さんもその噂は耳にしていたそうで、森さんは中野英雄さんに直接話を聞いたところ、「僕は役者を続けたい。だから、これまでの暴力団との関係をウソ偽りなく話して、暴力団と絶縁する」と誓ったといいます。
その後、森昌行さんから相談を受けた本多圭さんは、裏社会に関する情報に強い週刊誌『週刊実話』編集部との仲介役を担い、中野英雄さんは当時所属していた事務所の社長でもある妻と編集部を訪れ、暴力団関係者との交際を認めた上で絶縁宣言したとのことです。
中野英雄さんにはこうした過去があるため、太賀さんと中野さんの関係は良好ではあるものの、スターダスト側は中野さんとの親子関係をオープンにはせず、太賀さんを1人の俳優として売り込んでいるようです。
確かに、黒い交際があったという中野英雄さんの次男だと強調されてしまうと、太賀さんの今後の活動に支障を来してしまう可能性はゼロではないので、もし本当に2世タレントという紹介を避けていたとしても全く不思議ではありません。
太賀さんは『今日から俺は!!』などへの出演によって、今ではもう中野英雄さんよりも俳優として高い評価を受け、知名度も着実に上げているので、今後もし中野英雄さんの息子であることがクローズアップされたとしても、そこまで仕事に影響は及ばない可能性は十分あります。
勝地涼さんも元AKB48・前田敦子さんと結婚後に『週刊新潮』によって、父親がかつて暴力団幹部だったことや、背中一面に刺青が入っていることなどを報じられましたが、勝地さんはその後も様々な作品に出演し活躍しています。
この報道に対してネット上では、否定的な声も多くありましたが、現時点で黒い交際が無いのであれば、そこまで気にすることはないといった声も少なくありませんでした。
太賀さんについても同様に、1人の俳優として今では高い評価を受けているため、中野英雄さんを父に持つことによる仕事への影響は小さいとみられ、今後親子共演を見てみたいものですが、それはなかなか難しいでしょうかね。