バーニングプロダクション周防郁雄が社長退任、後継ぎは息子の周防彰悟に。理由と所属タレントの今後は…

大手芸能事務所『バーニングプロダクション』の創業者で、“芸能界のドン”の異名を取る周防郁雄会長（すおう・いくお 84歳）が昨年をもって代表を退任し、女優・内田有紀さん(49)、タレント・ウエンツ瑛士さん(39)らに事務所独立説が浮上していると週刊誌『週刊新潮』が伝えています。

周防郁雄会長の代表退任は先日『週刊文春』が報じ、同誌の取材に応じた長男で音楽出版社『バーニングパブリッシャーズ』の代表・周防彰悟社長（すおう・しょうご 49歳）は、「昨年10月末、親父が軽い脳梗塞を起こして入院したんです。年齢も年齢だし『このままだと先々トラブルになることもあるかもしれない』と関係者の方々に相談していました」「会社の代表権は僕が引き継ぎ、親父には『相談役会長』に就いてもらいました」と、社長交代の理由を明かしていました。

＜↓の画像は、芸能界のドン・周防郁雄会長と長男・周防彰悟社長の写真＞

週刊新潮の取材によると、少し前から周防郁雄会長と連絡が取れない状態になっていたといい、一部の業界関係者の間では周防会長が自宅で倒れ、緊急搬送されたとの情報が流れていたそうです。

それ以降、周防郁雄会長とは連絡が取れない状態になり、心配の声が上がる中で週刊文春がバーニングの社長交代を報じたとのことです。

芸能事務所関係者は週刊新潮の取材に、「“ドン”はかねて『自分が死ぬまでバーニングをつぶす気はない。自分の一代限りだ』と生涯現役を公言していました。『彰悟が継ぐのは無理』とも話していた。それなのに息子が代表になるなんて…」と話したとしています。

そして、気になるバーニングの今後についてですが、代表に就任した周防彰悟社長は2000年代に音楽プロデューサーとして活動していたものの、業界内での評判は決して良くなかったとし、そしてマネージメント経験もないことから、所属タレントの事務所離れが予想されているとしています。

＜↓の画像が、バーニングプロダクションの所属タレント＞

すでに退所に向けた動きが見られ、内田有紀さんは独立する可能性が高いといい、「内田は郁雄さんを実の父親のように慕っており、俳優の吉岡秀隆(54)と結婚した際も、披露宴に郁雄さんを“父親代わり”という扱いで招いたほど。郁雄さんのいない事務所に未練はないと思います」と事情通が語っています。

また、タレント・ウエンツ瑛士さんも独立が囁かれているとし、「タレントになれたのは郁雄さんのおかげだと常々口にする彼は、NHK紅白の司会を務めて“ドン”に最前列の席でその雄姿を見てもらうことが夢。内田と並んで彼も郁雄さんの子どものような立場で、同じく退所を検討するものとみられます」としています。

一方で歌手・郷ひろみさんについては、「ギャラの支払いの面で優遇されていたこともあり、『自分はずっと残る』旨の意向を示している」としています。

これについて周防彰悟社長は、「父は10年以上も前から私に『所属タレントは俺に付いてきているだけだ。勘違いするなよ』と言っていました。私だってタレントが付いてくるなんて思っていません」と語り、あくまでも周防郁雄会長の健康問題を受けて、急遽社長に就任した形だと説明しています。

周防郁雄会長と同級生で、バーニングと深い関係にある『ケイダッシュ』の代表・川村龍夫会長(84)にも今後について色々と相談しているといい、「私は正直、タレントのマネジメント部門をなくしたいと思ったのですが、川村会長から『郁雄はまだ死んでいない。全てのタレントに残ってもらえるように、おまえが頑張って説明しろ』と言われました」と語っています。

そして、現時点では約半分のタレントに社長交代について事情説明を行い、今後の契約について多くのタレントは「郁雄さんに会ってから判断したい」との反応だったとしています。

昨年11月には、バーニング系列の事務所『サムデイ』が債務超過によって破産し廃業となり、看板タレントだった元『AKB48』の篠田麻里子さん(38)はマネージャーと共に独立を選び、一方でかつて周防郁雄会長の寵愛を受けていた藤原紀香さん(53)は、ケイダッシュとの業務提携を今月発表しました。

これに続いてバーニングの代表交代となり、周防郁雄会長を慕っているという内田有紀さん、ウエンツ瑛士さん等は知名度が高く、個人でもある程度の仕事を獲得できるとみられることから、独立の可能性は十分ありそうですし、藤原紀香さんのようにケイダッシュや、バーニング系列の他事務所に移籍や業務提携といったことも考えられます。

内田有紀さんに関しては、かねてから交際している元俳優・ミュージシャンの恋人・柏原崇さん(47)がマネージャーを務めていて、内田さんはテレビ番組でも「パートナーでありマネージャー」だと紹介しており、今後は二人三脚で活動していくということも考えられますが、果たしてどうなるでしょうかね。