お笑いタレント・柳原可奈子さん(37)がインスタグラムのアカウントを開設し、2019年11月に出産した長女(3)が「脳性麻痺(まひ)」により、生まれながらに障害を抱えていることを初告白しました。
柳原可奈子さんは最初の投稿で、「インスタはじめました!!!育児、仕事、おしゃれ、メイクなどなどいろいろ紹介させてね!(もちろんお待ちかねの夜中のポエムもw)まずは最近お気に入りの娘たちとの3ショット」
と綴り、長女と昨年11月に誕生した次女との3ショット写真を公開しました。
<↓の画像が、長女・次女との親子3ショット写真>
続けて長女について、「いつもゲラゲラ 我が家のムードメーカー 生まれつきの脳性麻痺で毎日リハビリを頑張ってます そんな様子ものせていくね!」
と綴り、脳性麻痺を患っていることを公表しています。
その後の投稿ではこのタイミングでインスタグラムを始めた理由について、「先月フードコートでぼんやりクレミアを食べていたら、急に心が燃えてきたの 覚悟が決まったというか スッと道が開けたというか 19年目の再デビューって気持ち」「シャイな人間が大胆になっちゃってる いいじゃない ここはInstagramよ」
と綴っています。
そして、柳原可奈子さんがインスタグラムを開始したことや、長女が脳性麻痺であることを公表したことに対してネット上では、
- 突然の公表でビックリしたけど、明るくて素敵だと思うわ
- お揃いの服で可愛いね 加奈子ちゃんもお子さん見ている顔が、素敵な笑顔
- 妹に触れる手、お母さんが繋ぐ手 見てて気持ちが温かくなる
- ご両親も亡くなってたはず 子育て大変だろうけど頑張って
- 車椅子に固定されてる 座位保てないような麻痺ってことなのかな? かなり大変そう
- お子さん、リハビリ頑張っているのね。大変だけど、子どもの成長は励みになるので、ご自身の身体にも気をつけながら一歩一歩を過ごして欲しいな
- 障害のある子を持つ親としては、この方みたいに明るくパワフルに育児も仕事も頑張ってる姿を見ると勇気づけられる 私も頑張ろう
などの声が上がっています。
柳原可奈子さんは4年前に、フジテレビのドラマ制作部門に所属する1歳年上の一般男性と結婚し、第1子妊娠発表と共に芸能活動をセーブ、出産後の2020年夏から活動を再開させましたが、以前に比べて仕事をセーブしていました。
第2子妊娠発表前に、クワバタオハラ・くわばたりえさんのYouTubeチャンネルに出演した際には、妊娠から出産後にかけて精神状態がかなり不安定になっていたことを告白しており、夫は仕事が忙しくしばらくワンオペ育児が続き、自身の両親はすでに亡くなっていることで周囲に頼ることもできなかったとし、保健師から色々とアドバイスを受けていたと語っていました。
様々な苦労を明かしつつも、長女が病気や障害を負っているといった話はしていなかったので、脳性麻痺を患っていることを今回初めて知り驚きました。
脳性麻痺は病気ではなく、生後4週間までに生じた脳の損傷により、運動機能に障害が起きている状態(後遺症)を指し、てんかん等の合併症がみられる場合を除いて、脳の損傷が悪化することはないそうです。
原因は高齢・若年出産等による妊娠・出産後の仮死、低体重出生、黄疸、脳炎、髄膜炎、脳出血、感染症、低酸素、遺伝子異常など複数あり、発生頻度は1,000人に1~2人となっていて、未熟児・多胎児になると発生頻度は高くなるとされています。
脳性麻痺は大きく分けて4つのタイプに分類され、発症頻度が最も高いのは「痙直(けいちょく)型」で、手足の筋肉が硬くこわばりがあり、これにより発育が悪く筋力が低下するといった特徴がみられ、視覚・認知障害、斜視を併発するケースも多いとされています。
痙直型は四肢麻痺、両麻痺、片麻痺、対麻痺に分類され、最も重い四肢麻痺以外の場合は、知能が正常でけいれん発作の発症頻度も低いといいます。
次いで多い「アテトーゼ型」は、顔や手足に意思に反した不随意運動がみられ、知能は一般的に正常ながら、言葉を上手く発音できないケースや、発症の原因によって難聴もみられるそうです。
この他に「運動失調型」「混合型」等があり、運動失調型では体の震えやバランスが悪いことにより、素早い動きや細かな動きが困難になったり、歩行も不安定といった症状がみられるとのことです。
脳性麻痺は根治させる治療方法は無いため、リハビリで運動機能の発達、改善を目指すというのが主な治療となっており、脳性麻痺の程度によるものの、適切な治療やリハビリを受けることによって、痙直型の対麻痺・片麻痺患者は、ほぼ普通の生活を送れるようになるといいます。
柳原可奈子さんの長女はどのタイプの脳性麻痺なのか詳細は不明ですが、両足に装具を付けていることから下肢に麻痺がみられるようですね。
今回の発表には驚きましたが、柳原可奈子さんは明るく前を向き、子供がリハビリを頑張っていることを報告しており、今後もインスタグラムで子供たちとの日常の様子等を見せてもらいたいですし、引き続き周囲のサポートを受けながら、仕事と子育てを両立できるよう頑張ってほしいです。