事務所から独立する芸能人が相次ぐ中で、俳優・松山ケンイチさん(本名=松山研一 35歳)の妻で女優・小雪さん(旧姓=加藤小雪 43歳)が、2007年から業務提携していた大手芸能事務所『エイベックス』との契約が2月末で終了し、3月から新たなスタートを切っていたことを31日発売の週刊誌『女性自身』が報じています。
小雪さんの個人事務所『スノー』は2007年7月に、『エイベックス・エンタテインメント』とマネジメント専属契約を結び、これまでエイベックスが小雪さんの芸能活動をバックアップしていたのですが、2月末をもってエイベックスとの契約終了を決意し、その背景には小雪さんの“スローライフ志向”があるといいます。
女性自身の記事では小雪さんの知人が、「小雪さんと松山ケンイチさんは最近、自然豊かな土地でのスローライフに強い関心があるそうで、雪深い地域に別宅を持っていると聞いています。もちろん2人とも俳優業を続けていきますが、将来的に本格移住も考えているといいます。」
と明かし、「現在8歳の長男、7歳の長女、4歳の次男の3人の子供たちの子育てという点でも、田舎暮らしの方が最適なのではないか、と。今回、小雪さんが大手事務所を離れたのも、将来を見据え、もっと自由に仕事を調整できる準備の一環だったようです」
と語っています。
小雪さん自身も昨年12月に、ナレーションを担当したドキュメンタリー映画『いただきます ここは、発酵の楽園』(オオタヴィン監督)の完成披露試写会で、「今年から半分田舎生活というのを始めている」と告白し、「少しずつ自分たちの生活の中に食べるものや生き方も含め、ゴミを捨てないように生きるとか、そういうことはどういうことなのか体験できるように、地方で半年住む生活を始めたところです。」
と半分田舎生活を始めた理由を説明しています。
また、1年の半分程度を都心から離れて生活する中で、「(子供たちは)東京にいる時よりもイライラしなくなりました。常に裸足で、木に登ったりしているので、体操教室などに通う必要もなくなりました。小さいことを気にしなくなりました。人間って本来はこんな生活をしてきたのだろうなと思います。食を食べる、作る、生み出す、その楽しみを知っている」
などと、子供たちにも良い影響が現れ始めているとも語っていました。
田舎生活では畑で野菜づくりをしたり、鳥を飼うなどしているといい、一方の松山ケンイチさんも2018年に受けたインタビューで、今興味のあることは何かとの質問に対して、「自分を豊かにするには何が必要かを考えたりしますね。自分が豊かでないと、子どもにも言えないというか。自然の中で生きていけたら理想なのでしょうが、今のところ難しいし、東京にいると自然の中で生きている実感を持ちづらい。もともとやりたかった農業を勉強したりしています」
と答えています。
松山ケンイチさんは青森県むつ市出身で、祖父が農業をやっていたことから農作物を収穫して食べていたといい、「それがすごく自然だなって。お金に頼らずに土から何かを頂く感覚。動物や原始人と同じことを一回やってみたいとずっと思っています。価値観が変わるでしょうし、本当に大事なものが見えてくると思うんですよ。その中で捨てられるものはどんどん捨てたいと思う」
と語り、16歳の時に上京してすぐの頃から都会よりも田舎で生活したいとの思いを抱えていたとしています。
そうした松山ケンイチさんの考えに小雪さんも共感し、子供たちの将来も考えて半分田舎生活を始めたようです。
前出の小雪さんの知人は、「彼女の育児ポリシーは『子供にとって学校だけがすべてじゃない。どういう時間の過ごし方をするかが大事』。小学校は公立に通わせています。彼女のお母さんが自然食志向で、その影響も受けたとか。“田舎暮らし生活”経験が、子供たちの未来に役立つと体感しているのだと思います」
と語っています。
女性自身はこのように報じているのですが、ネット上の反応を見てみると、
- 東京が全てではないし、良い選択だと思う。素敵なご夫婦
- 地に足ついた素晴らしい考え方。2人でそこそこの収入が保てれば、スローライフは可能だね。
- 杏みたいに俳優と結婚すると苦労が絶えないはずなんだが、小雪は松山ケンイチを捕まえて良かったな本当に…。
- 夫婦ともにナチュラルなイメージがあるから、スローライフ志向も違和感ない。夫婦で価値観が合うのは、素直に羨ましく思う
- インターナショナルスクールや小学校から海外に留学させる芸能人よりいいと思う。英語だけできたって世の中何百億人が英語なんて喋っている。
ちゃんと親と兄弟と日々生活し、自然界の仕組みを学んでいるほうが人間力がある大人になれると思う。 - 半々だからバランスが取れてるんだと思うな。100%田舎暮らしは大変。お金があるからできることだと思う。
- 田舎は思っているより閉鎖的で、住んでみたら以外と人間関係で悩むらしい。大きな病気にかかると大変だし、一長一短あります。
- 金がある人にとってはスローライフかもしれないが、そこに暮らす者にとってはいい生活とは言えない。選択する自由もないしプライバシーも制限される。
まして労働単価は安く、物価は高い。交通の便もよくなく雪が降ると閉ざされてしまう。雪かきは重労働だ。 - 松ケンもホリプロで大手だし、収入面では問題ないだろう。小雪が家庭を優先するのはお子さんにとっても良いことだよね。
どこぞのタレントが家庭よりも仕事を優先してるけど、それより遥かに好感持てるし、本来は家庭優先するべきだよ。せめて、子供が小さいうちはさ。
などのコメントが寄せられています。
松山ケンイチさんは以前から地元愛を様々な場で語っており、小雪さんも食などに関して色々とこだわりを持っている様子なので、田舎での生活も新たにスタートさせたというのも納得です。
小雪さんは色々と批判を浴びながらも、松山ケンイチさんと結婚、出産後は子供を第一に考えた生活をしていることが週刊誌などに度々報じられており、芸能人夫婦の子供として色眼鏡で見られたくとの思いもあってか、普通に子供を育てることを意識しているといい、移動の際には家族で堂々と電車に乗る姿も目撃されています。
<↓の画像は、小雪さんと子供、姉・弥生さんのプライベート写真>
松山ケンイチさんも小雪さんと子育てについて話し合い、小雪さんに育児や家事を完全に任せることなく協力しているといい、自転車に乗って子供を保育園に送り迎えする姿や公園へ行く姿などが目撃されています。
<↓の画像は、松山ケンイチさんと子供のプライベート写真>
2017年1月に『女性セブン』が報じた記事では、近所の住人が夫婦について、「小雪さんはスッピンでパン屋さんやお弁当屋さんに駆け込むこともあって、クールビューティーというより近所では肝っ玉母さんといった雰囲気。芸能人っぽくない一家です(笑い)」と語っています。
松山ケンイチさんは昨年も複数のドラマや映画などに出演しており、現時点では都会から田舎へ家族で完全移住することは難しそうですが、家族との生活を最優先として小雪さんに続いて現在所属する『ホリプロ』を離れて独立、もしくは所属しながらマイペースに仕事をする可能性も十分あるのかもしれないですね。