元日本テレビ報道記者・キャスターで、フリーアナウンサーの丸岡いずみさん(46)が代理母出産(代理懐胎)によって、第1子となる男の子をもうけていたことが明らかになりました。
丸岡いずみさんは23日発売の雑誌『婦人公論』と自身のブログで、代理母出産で第1子をもうけたことを発表しています。
丸岡いずみさんは2012年8月に、映画評論家・映画コメンテーターの有村昆さん(こん 本名=藤村昆 51歳)と交際4ヶ月でスピード結婚し、すぐに自然妊娠したそうなのですが、妊娠10週目で流産してしまったといいます。
その後、体外受精による不妊治療を開始し2度の妊娠をしたものの、再び妊娠10週ほどで流産してしまったといい、「不育症」の疑いがあったため投薬治療を続けていたそうなのですが、副作用が強かったことなどから、代理母出産を決意したといいます。
丸岡いずみさんは2011年3月11日に発生した東日本大震災後の取材などが原因で「震災うつ」を患い、一時仕事を休養していたのですが、治療をしていた当時はその時に近い体調になっていたといいます。
そして、代理母出産を決意した当初は、代理母出産が普及しているアメリカでと考えていたものの、代理母を見つけることができなかったため、2016年冬にロシア在住の代理母と契約を結び、凍結受精卵を用いて、1月3日に代理母が第1子となる男の子を出産したとのことです。
丸岡いずみさんは『婦人公論』のインタビュー取材に、「自分たちのDNAを引き継いだ子どもがどうしても欲しかった」と明かし、「子どもが成長する過程でどんな状況が待っていようと、しっかり向き合っていこうと思います」と母親としての強い決意を語っています。
ブログでは、「我が子に対面した時の感動は言葉では言い表せないほどのもので、夫と共に大泣きしてしまいました。今後は、精一杯の愛情を注ぎながら母親として、また人として、子供と共に自分自身も成長していければと考えています。代理母出産に関してはもちろん様々なご意見があると思いますが、今後も子供の成長を温かく見守って頂ければ幸いです。」
と綴っています。
<↓の画像が、3日に誕生した赤ちゃんとのスリーショット写真>
そして、丸岡いずみさんも代理母出産で第1子をもうけていた事が明らかとなりネット上では、
- 色々な意見があるのだろうけど、ご夫妻にとっては良し以外なにものでもないよね。おめでとうございます。
- もっと、不育症について広まってくれるといい。妊娠したくても、どんなことをやっても、自分の子宮では育てられない人もいるのです。
- 喜ばしいことだけど、この方法もお金がないと出来ない人のほうが多い選択だね。
- 日本でも代理母出産が出来るようになればいいんですけどね。そうしたら、他国の方のお腹を借りなくて済むのにね。
- 子供が欲しくて欲しくて…でも、金銭的に不妊治療を続けることも出来ず諦めました。そんな私と同じ歳で母になる丸岡さんが羨ましいです。おめでとう…と思う反面、諦めざるを得なくて泣きに泣いたあの頃を思うと、何となくやりきれない気持ちになります。お金持ちだけでなく、誰もが不妊治療が出来るようになればいいなぁと思いますね。
- 高齢出産の場合の問題点は46歳出産だと子供が二十歳になったとき親の年齢が66歳になってしまい、一番お金が掛かるときに定年になって年金生活に入ってしまうこと、まぁこの御夫婦はお金持ってそうだから心配ないんでしょうけど、一般の人だとえらいことになりそう。
- 日本では現在代理母出産は法律的にグレーゾーン。例えば代理母が出産で死亡した場合などリスク。まさに命を買う制度と言われても過言ではない
- 代理母として出産する人の生活や気持を考えると、代理母出産という不妊治療は、、、考えさせられるものがあるなと思えます。何はともあれ、おめでたい話ですよね!
などのコメントが寄せられています。
代理母出産は日本で法的に規制されているわけではないのですが、『社団法人 日本産科婦人科学会』は以下のような理由から代理母出産を認めないとしています。
- 生まれてくる子の福祉を最優先するべきである
- 代理懐胎は身体的危険性・精神的負担を伴う
- 家族関係を複雑にする
- 代理懐胎契約は倫理的に社会全体が許容していると認められない
そのため、日本では代理母出産は原則行われておらず、2003年11月に元総合格闘家・タレントの高田延彦さん(55)とタレント・向井亜紀さん(53)は、アメリカでの代理母出産によって双子をもうけ、出生届の受理をめぐって最高裁まで争ったのですが、子供を出産していない向井さんは母親と認められず、2008年に特別養子縁組という形で夫婦の子供となりました。
<↓の画像は、高田延彦さん・向井亜紀さん夫妻と双子の写真>
ちなみに、アメリカでの代理母出産にかかる費用は1000~2500万円程度、丸岡いずみさんが行ったロシアやウクライナなどで500~1000万円程度とされ、最近では1000万円以下で可能だとされている台湾やマレーシアなど、アジア諸国で代理母出産を行うケースもあるそうです。
日本では様々な観点から原則禁止の方向で議論が進められており、他人の体を利用して子供をもうけるということについては、賛否両論あるのは当然だと思いますし、出産する側のリスクや出産後のトラブルなどから、国内では引き続き慎重に議論を続けていく必要があることだと思います。
しかし、代理母出産が認められている国で子供を出産してもらうということが選択肢の1つとしてあり、色々な治療を試みた末に代理母出産を選ぶという方がほとんどだとみられますし、丸岡いずみさんも2度の流産と投薬治療の末に決断したことであるため、丸岡さんの代理母出産を批判することはできないですね。
今後も色々な声が世間から上がり、嫌な思いをすることもあるのではないかと思いますが、苦労した末に授かった赤ちゃんをこれから大事に育てていってほしいなと思います。