人気ロックバンド『マキシマムザホルモン』でドラムを担当しているナヲさん(本名=熊本奈緒 39歳)が、8日に更新したブログで流産していたことを告白しました。
マキシマムザホルモンは、今年6月に行われたライブにてナヲさんの妊活を理由にライブ活動を休止し、それから妊活に入っていたナヲさんですが、妊活に入ってすぐの6月に自然妊娠することができたそうです。
妊活に入る前に医師からは現在の年齢では自然妊娠は厳しく、体外受精を勧められるなどしたものの、あっさりと自然妊娠することができ、医師からも「凄い!ミラクル!」と言われ、メンバーやスタッフ等にもすぐにそれを伝え「やっぱあたし持ってんなー!」と思っていたものの、検査薬で陽性反応が出て2日後から不正出血が続き、約3週間は食事とトイレ、お風呂以外は横になっているという絶対安静の状態にあったといいます。
そんな時に2010年5月に誕生した5歳の長女がお腹の赤ちゃんに「トマトちゃん」と名付けてくれ、毎日話しかけてくれたり、すっかりお姉ちゃん気取りで楽しみにしてくれていたものの、妊娠5週目あたりから成長が止まり、心臓の動きも鈍くなってしまい、妊娠8週目に残念ながら流産となってしまったとのことです。
流産の原因は染色体異常や胎児側の原因が多く、責任を感じることがないと色々な人に言われたそうですが、初めての流産でショックが大きく、「やっぱりなんだかんだと小さい事でも自分のせいだと思ってしまうもんですね。。この夏はさすがにちょっと辛かったなー。。」と綴っています。
そうした中で、長女は流産してしまったことを知った時に「大丈夫だよ、ママ。赤ちゃんきっとお空にご飯食べに帰っただけだからきっとすぐ戻ってくるよ。だから大丈夫!」と励ましてくれたといい、「妊娠、出産がいかに奇跡の連続なのかを痛感したあとだっただけに、本当に感謝の気持ちでいっぱいで。産まれてきてくれてありがとう、って娘を抱きしめながら涙が止まらなかった。」と娘の優しさに感動。
また、周囲のママ友たちも励ましてくれたといい、「あたしは初めての流産だったから分からないことばかりだったけど、そういう状況になると不思議と周りのママ達が、実はあたしもね。。という風に連絡してきてくれたり、言わないだけ、知らないだけで実は流産経験者の人ってすごく多くて。本当にみんな優しく見守ってくれて助言をくれて、本当に支えてもらいました。みんな乗り越えてきてるんだなぁ。。」と周囲からの支えにも感謝しています。
ナヲさんはすでに悲しみを乗り越えており、「とにかく今回産んであげる事は出来なかったけど、この子には色んなことを教えてもらえました。人ってやっぱり経験していかないと分からないことばっかりだね。もちろん出来れば経験しない方がいいことだってたくさんあるんだけど、経験してしまったからには何かプラスにしていかないとだね。」と前向きな気持を綴り、「そんなこんなで色々あった訳ですが、手術から早くも数ヶ月が経ちましたので、妊活再開です!」「ちょっと空白期間が出来たことで更に待たせることになってしまってみんなには本当に申し訳ないんだけど、今度は嬉しい報告が出来るように頑張るのでもう少し待っててね!」とファンに呼び掛けています。
これに対してネット上では、
- 辛い体験してる人本当沢山いるんだよな…当たり前の様に赤ちゃんって産まれる訳じゃないんだな…切ないけど現実。
- その前向きさにすごく勇気付けられます。頑張って下さい!
- 誰かしらんけど、えぇ娘さんやのぅ~。思わず泣いてしまったわ。
- 娘さんの言葉に涙が出ました。良い娘さんをお持ちですね。妊娠を望んでいる人が、妊娠出来なかったりしにくかったり、流産したり…出来る人にはすぐ出来るのにな。軽々しく言ってはいけないのかもしれないけど、頑張って欲しい
- 素晴らしい娘さんだね。そういう風に言える娘さんを育てたのは紛れもなくお母さんですよ。途方もない悲しみだったと思いますが、娘さんの言葉を信じて、再びの妊活頑張ってください!
- 私も、流産しやすい状況なので、自宅にて安静中です。流産すると、逆に妊娠しやすいと言われたので頑張ってくださいね
などのコメントが寄せられています。
ナヲさんは16日に40歳の誕生日を迎え、この年齢での自然妊娠の確率はわずか5%、流産の確率は40%と非常に高く、妊活に入ってからすぐに自然妊娠したのは本当に奇跡的なことだったようなのですが、流産の確率が高いだけに高齢出産は難しいようですね。
これから再び妊活に入り、どれぐらいで妊娠できるのか分からず、妊娠したとしても再び流産となってしまう可能性もあるわけですが、40歳前後でも妊娠・出産している方も多くおり、今年10月にはタレントのはしのえみさんが41歳で第1子を出産し、先日はフリーアナウンサーの膳場貴子アナが40歳で第1子を出産するなどしていることから、これからも前向きな気持ちで妊活に取り組んでほしいと思います。