音楽ユニット『水曜日のカンパネラ』の元ボーカルで、今年3月に妊娠を発表した歌手・アーティストのコムアイさん(本名=輿美咲 こし・みさき 31歳)が自身の誕生日でもある22日に、南米ペルーのアマゾンで無事に第1子の長男を出産していたことが明らかになりました。
コムアイさんの第1子出産は、今年3月にコムアイさんとの交際を公表したパートナーで、映画監督・文化人類学者の太田光海さん(おおた・あきみ 1989年生まれ)がインスタグラム等で発表し、「現地時間7月22日夜、ペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村にて、僕とコムアイさんの第1子となる男の子が誕生しました。ワンピス族伝来の助産術を持つ産婆さん・アニータの隣の家に住み込み、世帯という概念すら曖昧な大家族に暖かく包み込まれるように食事や日常のケアを丁寧にしていただきながら、無事お産の日を迎えました。」
と出産を報告しています。
子供の名前については、「ファーストネームに加えてミドルネームとして『ヒ』と名付けました。実は、ワンピス語では、日本語と同じように『火』のことを『ヒ』と言います。両方の言語で同じ意味を持つこの特別な単語を、この地でこの子が生まれた証として残したいと思いました。」
と綴り、誕生したばかりの赤ちゃんとの親子3ショット写真を公開しています。
<↓の画像が、アマゾンで誕生した赤ちゃんとの写真>
そして、コムアイさんの第1子出産発表を受けてネット上では、
- 何のためにわざわざアマゾンへ?医療に頼りたくない的な?それで赤ちゃんに何かあったらどうするんだろ
- このままジャングルで暮らすの?子供はターザン?
- なんか命懸けで危険なことやるのが好きな人いるよね。なにか悟り開きたいのか知らんけど、本人はそれで良くても子どもの命に関わることだから…無事産めて良かったねとしか…
- 本人たちが納得してるなら良いが、これを精神論やスピリチュアルな考えで発言しないで欲しい
産後のケアあっての出産後の生存率の高さであり、これをマネする人や勘違いする人が増える恐れがある - すごいなぁ いろいろ言われているけど余計なお世話だよね。逆にあまり経験できない体験で人生観が変わったりするかも
- こういう自由な人たちほど安産だったりするよね 自分は慎重に過ごしてたけど難産だった そのタフさというか鈍感力?が羨ましい
- 無事に産まれてきた赤ちゃんに感謝しないとね。でもさ、母子共に無事に産まれたからよかったものの、これは真似すべきではないと思う。
出産経験がある方ならわかると思いますが、吸引分娩が必要になったり、緊急で帝王切開もしなきゃない時もある。
難産で大変な方もいらっしゃるし、出血が過多で産後、貧血で動いてだめな方もいる。舐めてはいけません。出産中、産まれてすぐに、事故や病気があったら大変です。
などの声が上がっています。
コムアイさんは今年3月に太田光海さんの子供を妊娠したことや、今後も結婚はしない考えを明かし、「二人ともの考えとして、お互いの信頼のみに頼って関係を構築したいということと、名前を変えることに抵抗を感じていることが理由です。」と説明していました。
また、太田光海さんがコムアイさんの出産までを追ったアート・ドキュメンタリー映画『La Vie Cinématique 映画的人生』を製作することも発表し、その後5月にはペルーのアマゾンに暮らす先住民族の村での出産計画を明らかにしました。
<↓の画像は、コムアイさんとパートナー・太田光海さんの2ショット写真>
コムアイさんは、日本ではなくアマゾンでの出産を選択した理由として、日本における妊娠・出産を取り巻く状況や制度に疑問を感じていたことや、元から自然分娩に興味があったことを挙げ、「自然の近くで産みたい、いまだ存在する先住民の伝統的知恵を知りたい、日本の出産体制ではないところで産みたい」との考えから、太田光海さんと出産方法について話し合った末に、太田さんは映画の撮影でペルーのアマゾンの村に1年以上滞在していた経験があり、「ある意味『一番安全』なのが、アマゾンなんじゃないか」との結論に至ったとのことでした。
これに対してネット上では、衛生環境や医療機器が整っていないアマゾンでの出産は高いリスクが伴うとして否定的な声が殺到、炎上状態になっていましたが、コムアイさんはその後のインタビューで、「私は私で様々な出産方法を調べて、自分が得た情報から『こっちを選ぶ』というだけ。多くの人が心配してくれるのは本当に有難いけれど、今の時点でみんなに納得してもらう必要は感じません。」「彼も私も世界中を暮らすように旅してきたので、今回の出産もその旅のひとつ。」
などと語っていました。
別のインタビュー記事では、過去に望まないタイミングで妊娠が発覚し、人工妊娠中絶手術を受けたことがあることも告白した上で、太田光海さんとの出会いがきっかけで考えが変わり、結婚せずに出産することを決断したと明かしていました。
コムアイさんと太田光海さんは独特の感性や考えの持ち主で、アマゾンで暮らす先住民族の村で出産するという選択は正直理解できませんでしたが、無事に出産を迎え、母子ともに健康というのは何よりです。
これからの子育てにおいても普通とは違う選択をし、ネット上で物議を醸しそうな気がしますが、子供の将来を第一に考え、今後も2人で協力しながらしっかりと子育てをしていってもらいたいですね。