90年代前半から日本のヒップホップ界を牽引しているZeebra(42)さんが、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」ユーザーとトラブルになっており、今後騒動に発展する可能性が出てきています。
Zeebraさんはこれまでにも、何度も捏造されたコメントをネットで拡散される被害を受けてきており、今後の様子を見て法的手段を取るとの構えを見せました。
今回、捏造コメントがされたのは、10月6日、2ちゃんねるのニュース速報板に「聞いた事もない芸人が死んだという下らないニュースが日本人には一番大事なの?」とZeebraが発言したとされるスレッドが立てられた。
スレッドを開くと、先日、交通事故で他界した桜塚やっくんについて、Zeebraが自身のTwitterで「桜塚なんちゃらって聞いた事もない芸人が死んだという下らないニュースが日本人には一番大事なの?世界にはもっと報じられなければならないニュースが沢山あるってのに…日本のマスメディアレベルの低さ多くの日本人の国際的教養のなさには吐き気がする」とツイートしたという内容だった。
また、「ソース:Zeebraのtwitterより(削除済み)」とも記されていたが、この発言は全くの捏造だった。
このスレッドの存在を認識したZeebraさんは、同日に「なんかまた捏造Tweetスレが出来てるみたいですね。内容的にも酷いです。『捏造を分かって楽しむ物』みたいに言う人が居るみたいですが、今回の様に人の死をネタに楽しむ奴は最低ですね。地獄に堕ちろと思います」「(発言を捏造されることは)個人的には気にしてません。ただ、同じ日本人として恥ずかしくて放っておけないだけです」とツイートし、不快感をあらわにしました。
さすがに今回の捏造スレッドは、2ちゃんユーザーからも非難されているようで、Zeebraさんのこのつぶやきを見た、2ちゃんユーザーを名乗る人物から「法的な手段を使うことをおすすめする」と、2ちゃんねる絡みの訴訟問題に詳しい弁護士事務所をZeebraさんあてに紹介するツイートをしている。
このツイートに対し、Zeebraさんは「これからは法的手段も視野に入れてみます」と返答した。
2ちゃんねるは匿名掲示板として知られていますが、実際にはサーバー上には書き込んだユーザーを特定するIPアドレスやホスト情報が記録されており、事件が起きた際には情報が開示がなされるため、個人の特定は容易に出来る。
そのため、もしZeebraさんが法的手段を取れば、問題のスレッドを作成した人物に対し、損害賠償請求などをする事が可能になり、名誉毀損で刑事告訴すれば、当該の人物が逮捕される場合もある。
そもそも、なぜ今回Zeebraさんがターゲットになったのかだが、過去にZeebraさんはTwitterで炎上した経験が何度かあったため、2ちゃんねらーにネタキャラにされてしまっているためだった。
例えば、昨年9月には配達予定40分の出前が2時間半も掛かったことに「それって客商売?酷すぎてビックリする」と発言して一部から批判を浴びたり、今年3月には「日本のプールって衛生面とか保護を理由にキャップ被らされるとこ多いけど、 外国のプールでそういう経験した事ないなー。(中略)皆同じに見えてキモい。北朝鮮みたい」とツイートして炎上したこともあった。
こうしたことから2ちゃんねるには「天皇制って北朝鮮みたいでキモイ」「ゴミの分別クソ面倒マジうぜぇ」「20歳以上でアニメを見てる奴らは異常」などといった捏造発言の、スレッド立てられることが度々あった。
これにネットでは、
「裁判で対決せずにラップで対決しろよ」
「こんなことせずに歌でdisれば話題になったかもしれないのに最近厳しいんでしょ?音楽業界」
「桜塚やっくんのやつはさすがに訴えた方が良いと思う」
「これは捏造した奴が100%悪いだろ。ゼブラさん、やっちゃってください」
「シマウマだから白黒つけたいんだろ」
などのコメントがありました。
これまでのZeebraさんを馬鹿にするような捏造コメントは、ネタとして許せる範囲でしたが、さすがに今回の訃報に対してコメントを捏造してスレッドを立てるとはどうかしてますね。
今回話題になったことで、今後更にエスカレートする可能性もありますので、制裁のため早めに名誉毀損で訴えた方がいいでしょうね。
人の死すらネタにする人間が居ると思うと残念で仕方ありません。