『X JAPAN』のリーダーでドラマー・YOSHIKIさん(本名=林佳樹 58歳)が1日に会見を行い、過去に2度手術を受けている首の状態が再び悪化していることを明かし、10月8日に緊急手術を受けることを発表しました。
YOSHIKIさんは昨日、自宅があるアメリカ・ロサンゼルスから日本に帰国したことをSNSで報告し、「明日、記者会見を行います。ファンのみんなに話さなければいけないことがいくつかある。Dinner Showは予定どうり行う予定です。」
と綴り、ファンからは心配の声が上がっていました。
そして、1日に行った緊急記者会見で首の状態悪化を告白し、新バンド『THE LAST ROCKSTARS(TLRS)』のライブツアーなどを行う中で症状が悪化し、日本に今回帰国する直前にMRI検査などを受けた結果、医師から「すぐに手術をするべき」と告げられたそうです。
YOSHIKIさんは会見で、「去年くらいから『もうこうなるんだろうな』と分かっていたので、覚悟はできていました。決定的なことは、ワールドツアーを組んでいる中で、あんまり先が長いような気がしなくて。そこでお医者さんとお話しする中で、検査した結果、今すぐにでも手術をしなきゃいけないということになった」
と説明していました。
10月8日にロサンゼルスで予定している3度目の手術内容については、「頸椎の6番と7番の間に、新たな人工椎間板を入れることになりました」
としています。
現時点で首の状態は「かなり悪い」とし、「簡単に言うと、頸椎の5番と6番の間の人工の椎間板が固まってしまいまして、3番と4番と5番の間もかなりダメージを受けているんですが、今回の手術で痛みがかなり軽減できると言われている。(首の神経と繋がる)左手の指先は氷を触っているような痛みがあり、痛み止めなしでは耐えられないような状態。かなりの痛み止めを飲んでいるのでボーっとはしている」
などと語り、左手の感覚神経が損傷していて日常生活にも支障をきたすなど、深刻な状態にあるといいます。
そのため、今後予定していた複数の仕事をキャンセルしたものの、今後も活動を続けていく予定といい、2日から予定しているディナーショー(全13公演)は予定通り開催予定で、「かなりの量の痛み止めを飲んで、この(ショーの)期間乗り切る」「9月の終わりにすごく大切なイベントがありまして、それまでは立ち上がれなくなるまではやりたい」
などと語り、手術後はしばらく治療に専念し、年内復帰を目指すとしています。
このように深刻な病状と3度目の手術を発表したYOSHIKIさんに対してネット上では、
- 早期に対応して少しでも痛みを和らげる策を取ってほしい
- 激しいドラムソロもするラルクのyukihiroやLUNA SEAの真矢は、ドラムプレーは体全体でやっててYOSHIKIの様な事は起こってない。
一方でYOSHIKIはドラマーとしてはかなり線が細いし、ドラムプレーは首と腕だけ派手に振る感じ。
しかも縦振りだからすごい首に負担かかるわけで、そりゃ怪我もするわとしか言えないのよね。
もちろんYOSHIKIにもこだわりがあるだろうが…。いつまでも無理は出来んよ。 - この人、いつもこんな事を言っている印象で、具合が悪いなら会見などせずに治してくださいと思う。
痛いのね、ツライのね、頑張ってるのねとかまってもらわないとダメな人なのですね。 - 無理せず引退して悠々自適な老後を過ごしたら もうコルセットしてドラム叩く歳でもないでしょ
- かなりの量の痛み止めを飲むと言われ、ファンはコンサートを楽しめるのかな。過労で倒れたとか、寝てないとかよく言ってるけど休むのが嫌なのかね。
体に鞭打って仕事することを美談にする時代は過ぎたと思うし、いい歳して周りに気を遣わせたらダメだと思う - メン限でのライブ配信だったから大した発表ではないと思ったけど…身体は大事にしてほしいけど記者会見で話す程の内容ではないと思う。
X復活やアルバムリリースを少しだけ期待したけど手術しますって…どうぞしてくださいとしか思えん。お大事に。頑張れYOSHIKI。他の発表を期待してます。
などの声が上がっています。
YOSHIKIさんは、ライブでの激しいドラムプレイなどが原因で首を痛め、それが原因で左手の感覚を失うなどの症状が出ており、2009年7月に神経が通る穴が細くなり、神経が圧迫される病気「頸椎椎間孔狭窄症」と診断され、「頸椎椎弓切除」と「頸椎椎間孔切除」の手術を受けました。
この手術で左手の感覚を取り戻しましたが、2016年末ごろから今度は「頸椎椎間板ヘルニア」が悪化し、手や腕にマヒや強いしびれの症状が現れ、ドラム演奏にも支障をきたしていたことから、2017年5月に「頚椎人工椎間板置換」の緊急手術を受け、同年末の『NHK紅白歌合戦』にX JAPANとして出場、代表曲『紅』を披露しました。
<↓の画像は、2017年末の紅白でドラム演奏を解禁したYOSHIKIさん、ボーカル・Toshlさんの写真>
それ以降、再び精力的に活動していたYOSHIKIさんですが、2019年1月に再び頸椎の状態が悪化していることをXで告白し、このまま活動を続けた場合、再び手術が必要だと告げられたと明かしていました。
しかし、その後も手術を受けることなく、2年前にはTHE LAST ROCKSTARSを結成、アメリカでもライブを行っていました。
満身創痍の状態にありながらも、ペースを落とすことなく国内外で様々な仕事をこなしていただけに、ネット上では3度目の緊急手術発表に対して冷やかな声も少なくありません。
YOSHIKIさんは今年4月に、ロサンゼルスから帰国直後に過労で倒れて救急搬送され、「極度の疲労とストレスによる全身倦怠感と睡眠障害」と診断されて入院し、その後行った会見では「慢性のストレス」「栄養失調」とも診断を受けていたことを明かしていました。
続いて6月には、ピアノの前で倒れ込んでいる写真をXで公開し、「寝ずに働いている」「また入院しそうな気がします」などと綴り、ファンからは心配の声が上がる一方で、「かまってちゃん過ぎる」「忙しいアピール、身体弱いアピールしすぎ」などの声も上がっていました。
そして、今度は頸椎の症状悪化で3度目の手術を発表し、またかよ…といった声もありますが、とりあえず現時点で決まっているディナーショーなどを終えた後はしばらくゆっくりと休んで、今後またステージで元気な姿を見せてほしいです。
ちなみに、今回の会見ではX JAPANのアルバム発売について言及する場面もあり、「僕もできればアルバムを出してしまって、そういったものから解放されたいという気持ちは正直あります。許してくれというのも変ですけど……じゃあ出しちゃおっかな」
と語っていました。
X JAPANは2016年3月11日に、1996年発売の4thアルバム『DAHLIA(ダリア)』以来となる全曲新作のスタジオ・アルバムをリリースするとしていたものの、2016年2月にギタリスト・PATAさんが病気で入院し、アルバムの発売も延期が決定、イギリスで開催予定だったリリース記念ライブも延期となりました。
その後もアルバムはリリースされることなく現在に至っており、YOSHIKIさんはこれまで何度もアルバムを出すと言いながらも、発売する気配が無いことで“出す出す詐欺”などと揶揄されているほか、発売できない裏側を巡ってはメンバーとの確執など様々な報道が飛び交っているのですが、無事手術を終えた後には、X JAPANのアルバム発売に向けた調整も進めていってほしいものです。