ヴィジュアル系ロックバンド『X JAPAN(エックス・ジャパン)』のボーカル・Toshlさん(別名=龍玄とし 本名=出山利三 52歳)に、バンド脱退説や分裂説が浮上していることを夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じています。
Toshlさんの脱退説が浮上した原因は、X JAPANが前作から3年ぶりに今秋リリース予定の新曲『Red Swan』が「X JAPAN feat. HYDE」として、『L’Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)』のHYDEさんがボーカルを務めることが7月上旬に発表されました。
しかし、20日には同曲の名義が「YOSHIKI feat. HYDE」に変更という発表があり、名義上ではX JAPANとHYDEさんのコラボではなくなりました。
<↓の画像が、YOSHIKIさんとL’Arc~en~Cielのボーカル・HYDEさんの写真>
なお、同曲は23日スタートのアニメ『進撃の巨人 Season3』(NHK 日曜24時35分)の主題歌に起用されており、一応テレビサイズの短いバージョンは23日から各音楽配信サイト(Apple Music、Spotify、レコチョクなど)で配信がスタートしています。
ですが、楽曲の全体はまだ完成しておらず、8月上旬に完成を見込んでいるといいます。
ここで気になるのは、なぜToshlさんが新曲の制作に関与していないのかについてですが、X JAPANが1997年に一度解散し、2007年に再結成した際にそれ以前とは契約方法が変更されたそうです。
先週発売の週刊誌『女性セブン』によると、メンバーそれぞれYOSHIKIさんが統括する音楽出版社と契約する「契約方式」が取り入れられたそうなのですが、Toshlさんだけは昨年契約が切れたものの、契約更新をしていないそうです。
<↓の画像は、X JAPANのYOSHIKIさん(左)、Toshlさん(右)の写真>
その理由について音楽関係者は、「ギャラの未払いがあったためと言われている」と語り、X JAPANは現在、コンサートや曲ごとに契約をする「都度契約」になっているとみられており、今年6月に開催されたLUNA SEAが主催のロックフェス『LUNATIC FEST.』(略称:ルナフェス)に、X JAPANとして出場することなく、YOSHIKIさんが1人で出演していたのも、こうした契約上の問題だといいます。
この他にもToshlさんがここ最近、バラエティ番組に出演しイジられることが増え、カリスマバンド・X JAPANのボーカルとは思えない活動をしています。
その姿をYOSHIKIさんはどう思っているか、気になるところですが、20年前の洗脳騒動をイジられている姿などに対して「なぜそこまでしなければいけないのか」という複雑な思いを抱えているとのことです。
このような不穏な噂が各メディアによって報じられているのですが、これに対してネット上の反応を見てみると、
- Xだけじゃないといけない訳でなし、状況に応じていろいろやってみても良いんじゃないかな。
- Xとラルクは別物だわな。ToshiがいなきゃXじゃない。
- 問題ありません。YOSHIKIはYOSHIKI個人でも積極的に活動しているし、Toshiが個人の活動で何をしようといいと思う。X JAPANの時にはいつものように暴れてくれたら最高!出来れば新曲聞きたいけど。
- Toshl。。。本人の意思なら仕方ないけど、周囲の環境を疑ってしまう。。身近に変な人いないよね。。
- Toshiあまり歌声を安売りしないでほしい。替え歌や歌ウマに出てくる一発屋の歌手みたいなことしてて残念に思う。そんなことするクラスの歌手じゃない。
- ToshiのいないXなんてXじゃない。でもそれは一番YOSHIKIが分かってると思うんだよな。だから、待ってます
- トシはとても良い人なんだけど、基本人に依存して生きてるタイプ。結果その人の操り人形になり、苦しくなって次に依存する人を見つけ逃げるタイプ。初めはヨシキ次は洗脳したマサヤ。今トシの後ろに変な助言をする人がいなきゃ良いけど。自分の意思で好きでやってるならよいが、色々あったからトシさんには自分らしく生きて欲しい。
などのコメントが寄せられています。
とりあえず、『Red Swan』が「X JAPAN feat. HYDE」ではなく、「YOSHIKI feat. HYDE」に変更されたことについて、X JAPAN名義ではなくなったことにホッと一安心という反応がファンらの間では上がっていたのですが、『女性セブン』の報道がもし事実だとすると、今後はどうなるんだろうかという心配があります。
このままもし、ToshlさんがX JAPANに戻らない状態が続いた場合、X JAPANの方はゲストボーカルなどを迎えて活動していくか、それとも完全に活動を休止するのかといった選択が迫られるかと思いますが、問題はギャラの未払いだけで、ToshlさんとYOSHIKIさんの関係は悪化していないということを願うばかりですね。
ちなみに、X JAPANでは歌声を披露していないToshlさんですが、和田アキ子さんが9月5日にリリースする『アッコがおまかせ ~和田アキ子50周年記念トリビュート・アルバム~』には、Toshlさんがソロで歌う和田さんの楽曲『幸せのちから』などが収録されています。
YOSHIKIさんはToshlさんの歌唱力の高さを昔から絶賛しており、YOSHIKIさんにとってToshlさんとはどんな人物なのかと取材で聞かれると、「彼がいなかったら僕はこういうところにいないですね。あれだけの天才的なボーカリストが近所にいたということ自体が何かの巡り合わせなのかなと思っています。もしだれかが僕らの人生の脚本を書いてたとしたら、本当にとんでもない脚本を書いたなと思いますよ。」と語っており、恐らく今もX JAPANのボーカルはToshlさん以外は考えられないと思っているのではないでしょうか。
現時点で一体どういう状態にあるのか、本当に契約をめぐるトラブルが発生しているのか否か定かではありませんが、またメンバー5人によるパフォーマンスをステージ上で見せてほしいです。