TKO・木本武宏さん(51)が仮想通貨への投資を巡るトラブルが原因で、所属事務所『松竹芸能』を退社濃厚な状況にあると『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じています。
スポニチによると、TKO木本武宏さんは後輩芸人や親交があるタレント、スタッフ等に「こんな投資があるよ」などと声をかけ、その際に「仮想通貨などへの投資」だと説明していたとしています。
事情を知る関係者はスポニチの取材に、「少なくとも7、8年前から、仲の良いタレントやスタッフに声をかけていた。これまで集めた金額は5億円以上に上るが、その金を預けていた人物と急に連絡が取れなくなった。木本さんの手元に金は残っていないようだ」
と証言したそうです。
その後、お金を預けていたという人物とは連絡が取れたそうで、今後は代理人を立てて交渉していく意向ながら、お金が戻ってくるかどうかは不透明な状況といい、「現時点で出資者から被害届などは出ていない。ただ金額が大きいだけに今後、警察沙汰になる可能性はある」
と関係者が明かしたとしています。
そして、この騒動が原因でTKO木本武宏さんが出演していたバラエティ番組『アプリ学院!』(BS11 火曜23時)、『週末情報ライブ キモイリ!』(KBS京都 土曜午前10時30分)の打ち切りが決定、さらにラジオ番組『エビ中☆なんやねん』(MBSラジオ 金曜25時)からの降板も決まったそうです。
この騒動を受けてTKO木本武宏さんは、30年以上所属する松竹芸能を退社する方向といい、TKO木本さんをよく知る知人も「ケジメとして事務所を辞めざるを得ない」と話したとスポニチは伝えています。
また、『スポーツ報知』の取材によれば、TKO木本武宏さんは仮想通貨以外にもFX(外国為替証拠金取引)の取り引きを行い、ある関係者を通じて20~30代と思しき男性投資家と出会い、共同で運用をするようになったそうです。
その後、TKO木本武宏さんは芸人仲間や知人の会社経営者等に投資話を持ちかけ、1人あたりの投資金はだいたい10~20万円程度で、中には300~500万円を投資する人もいたことから、これまでに集めた金額は6億円以上との情報もあるといいます。
しかし、TKO木本武宏さんと共同で運用をしていた男性投資家が飛んでしまい、これによって配当金などの支払いも滞ったそうで、「自転車操業状態だった」と話す芸能関係者もいるとしています。
なお、現時点では出資者が警察に被害届を出したとの情報は無いものの、金額があまりにも大きいため、今後は刑事事件に発展したり、損害賠償を請求される可能性もあるとのことです。
スポーツ報知は大阪にあるTKO木本武宏さんの実家を訪ね、弟に取材を行ったそうで、TKO木本さんの投資トラブルについて聞くと、報道でトラブルを知ったことを明かし、「正直ビックリしています。心配ですが兄を信じるしかない」「詳しいことは何も分かりません。間を介して連絡が取れないことはないのですが…。この話については連絡はありません」
と困惑していたとしています。
この他に『日刊スポーツ』は、「芸人仲間からお金を借りていたとも聞いています」と関係者が明かしたと伝えています。
TKO木本武宏さんの投資トラブルを巡る情報は錯綜しており、どの情報が真実なのかよく分からない状況にあり、TKO木本さんも騙された側なのか否かも不明です。
そうした中で、『おぎやはぎ』の2人はラジオでTKO木本武宏さんについて、「詐欺をやるようなタイプじゃないのよ。これはもう絶対そうなのよ」「人を騙すようなタイプではない。お金は好きなのかもしんないね」
などと語り、真相は不明ながらも、TKO木本さんも騙された側でトラブルに巻き込まれたんだろうと憶測しています。
なお、もしも架空の投資話を持ちかけて資金も集めながら、運用実態も無かったとすれば、詐欺罪や横領罪に問われる可能性があります。
一方でTKO木本武宏さんも騙された側で、資金の流れにも一切関与していなかった場合には罪に問われないものの、投資の勧誘行為によって民事では損害賠償の対象になります。
スポニチによれば、お金を預けていた人物とは連絡が取れているといい、とりあえず今後の展開を引き続き見守っていきたいところですが、もし無事に投資トラブルが解決したとしても、すでに複数の番組が打ち切りや降板となっていて、事務所にも大きな迷惑をかけたので退所は避けられなさそうですね。