平成ノブシコブシ・吉村崇さん等も巻き込まれ、被害を告白している巨額投資トラブルで、TKO・木本武宏さんが投資家2人と弁護士を通じてやり取りをするなか、片方の投資家から2億円が返金されたとの情報を『スポーツニッポン』(スポニチ)が伝えています。
スポニチの取材によると、TKO木本武宏さん等は投資家Aに合計3.5億円、もう一人の投資家Bには2.5億円を出資し、Bからは現在も返金は無いものの、投資家Aから2億円の返金があり、それを使って出資者たちに返金をしたそうです。
2億円を返金した投資家Aは会社社長とし、これまで海外の不動産に投資していたとみられるそうで、事情を知る関係者はスポニチの取材に、「Aが音信不通になったことはない。木本さんともずっと連絡が取れている。木本さんの求めに応じて、すでに2億円を返金したそうです。不動産投資のためすぐに現金化するのが難しく、全額返金とはなっていないが、この先も返金していく予定と聞いている」
と明かしたとのことです。
現在も連絡がない投資家Bは「デイトレーダーのような20代の若者」といい、BはFX(外国為替証拠金取引)で資金運用をしていたとみられ、「数年前にかなりの額の儲けを出したので、仲間内で“天才トレーダー”ともてはやされていた」
と、Bを知る関係者が明かしたとし、Bからの返金についても「現時点でゼロと聞いている」と語ったそうです。
TKO木本武宏さん等は2人の投資家に合計約6億円を出資していたそうですが、「今回のトラブルの総額は7億円以上とされており、まだ明らかになっていない金のやりとりなどがあった可能性もある」
とスポニチは伝えています。
さらに、TKO木本武宏さんは投資家Aから2億円を返金され、投資家Bに出資していた人にも返金をしたことで、お金の流れが複雑化してしまっているといい、「返金された2億円は、Aに出資した人に分配して返すのが筋。しかし、木本さんはAだけでなくBへ出資した人も加えて出資者に優先順位をつけて、2億円を分配したそうです。Aに出資したのに返金されない人もおり、金の流れがややこしくなっている」
と関係者が明かしたとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- くっきー!が返金されたうちの1人というわけか
- 相手見て返すとか実にクズらしいやり方
- 投資に対して何で返金あるの 損した時は返金するって契約したのかな
- Bに出資したやつは返したらダメだろう 返すなら木本の自腹でやれ
- これ訴訟になるとダメな行為だね。ごちゃまぜ返金とかすると自分が仲介役だと認めたことになる。つまり詐欺の実行犯側だとね
- 投資した人間に個別に返金されるんじゃなく、まず木本が全額受け取って返金先を決めてる不思議
- そもそも紹介しただけなら、Aと被害者の直接の関係なんだよな。何でお前が間に入るんだよって言う。意味不明
などの声が上がっています。
スポニチは、不動産投資をしていた投資家Aとは連絡が取れていて、2億円の返金があったと報じている一方、『サンケイスポーツ』(サンスポ)はTKO木本武宏さんの個人事務所に取材したところ、法的措置を検討しているのは、不動産関連の投資をしている男性だと分かったと伝えています。
TKO木本武宏さんの個人事務所は、FX投資をしていた投資家とは「トラブルが解決した」と明かしたといい、スポニチが伝えている情報には少し怪しい部分があります。
個人事務所はこれまでTBSなど各メディアの取材に応じ、事の経緯、トラブルの内容を明かしており、片方の投資家とは問題がすでに解決していると明かし、音信不通だった一人の投資家の代理人弁護士からは「すぐには返金できない旨の連絡はきている」とした上で、刑事・民事の両方で法的措置を検討しているとしています。
なお、この2人の投資家は他人に投資の助言、運用、仲介をする際に必要な金融商品取引業に登録していなかったことが判明しており、TKO木本武宏さんもそれを知らずにお金を預け、さらに芸人仲間等にも投資家を紹介していたとのことです。
ただ、あくまでも投資家を紹介するだけで勧誘行為はしていなかったほか、紹介料などは一切受け取っていなかったと説明しています。
それにも関わらず、TKO木本武宏さんはもしも投資家に返済能力が無かった場合、自身が立て替える形で出資者に返金していくと明かしていました。
そして、スポニチによれば投資家Aから2億円の返済があったことで、優先順位をつけて返金をしたとのことですが、数百万円を投資していたとされる野性爆弾・くっきー!さんは、7月24日時点で返金されているとの情報をスポニチは伝えています。
さらに、30日に生放送された情報バラエティ番組『あさパラS』(読売テレビ)に出演したチュートリアル・福田充徳さんは、「この前、被害に遭ったと言われている先輩に会ったら『一応全額返ってきた』と(言っていた)」
と明かしていました。なお、チュートリアルと野性爆弾は同期です。
チュート福田充徳さんはさらに、「『絶対やった方がええ!』と強要された感じではなかったと(言っていた)。みんなでそういう話で盛り上がって、じゃあオレもやろうかな、オレもやるわみたいな感じになって。そんなに悪い印象ではなかったみたいなことを言ってました」
と語っていました。
実態は不明ながら、投資トラブルが発生後に被害者たちからは、TKO木本武宏さんに返金を求める連絡は一切来ていないと個人事務所の担当者が明かしており、強引な勧誘行為などをしていなかったというのは本当なのかもしれません。
しかし、優先順位をつけて返金を行い、それも投資家Aに出資していない人たちにも分配をしたとのことで、今後これを巡ってまた新たなトラブルが勃発しそうです。
そもそも、TKO木本武宏さんが投資家との間に立って、他の出資者たちに分配していること自体が謎ではあり、TKO木本さんと投資家の関係を巡って様々な憶測が飛び交っていますが、TKO木下さん側は週明けにも運用状況などの説明をするとしており、そこで新たにどういった話が出てくるのかに注目したいですね。