TKO・木本武宏さん(51)が1日に、週刊誌『女性セブン』のインタビュー取材で投資トラブルの全容を告白、さらに書面で詳細を明らかにしたことを受けて、相方・木下隆行さん(50)が自身のYouTubeチャンネル(登録者数:約4.8万人)で初めてこの件に言及し、コンビでの再起を誓っています。
TKO木下隆行さんは2020年3月に、後輩芸人へのパワハラ問題等を巡る騒動を受けて『松竹芸能』を退所し、その後はコンビでの活動は無くなっており、それぞれピンで活動をしていました。
そのため、YouTubeにアップした動画で木下隆行さんは「終始、誰が何言うとんねんとなると思いますが」とした上で、「本当に情けないコンビです。2人とも不祥事を起こして、お世話になっていた松竹芸能を退所しないといけなくなった状況、本当に情けない状況やと思っています。ファンのみなさん、申し訳ございませんでした」
と謝罪しています。
続けて、木本武宏さんの投資トラブルを知った経緯についても説明し、ある時に木本さんからLINEで「ゆっくり落ち着いた状況で電話して」とのメッセージが届き、恐る恐る電話をしたところ、投資トラブルで複数の人を巻き込み、多額の借金をしたことや、この問題に責任を感じて松竹芸能を辞めたことを告げられたとのことです。
衝撃的な告白に木下隆行さんは頭が真っ白になったといい、「ちょっと信じられなくありましたが、退所と聞き、僕自身、まず木本に迷惑をかけてしまったので、言葉が出なかったのが本音です。」
と振り返っています。
また、「実は、木本は松竹芸能に僕を戻し、TKOを再開するということを熱望していました。先輩や後輩とも話してくれていましたし、社員さんとも、木本が木下を戻すことを頑張ってくれていました。戻って、僕らの主であるコントをもう一度やって、『キングオブコント』にもう一度チャレンジしようと話をしていました。その矢先やったので、正直ショックでしたし、一番悔しがっていたのは、木本本人でした」
と明かしています。
今後のコンビ活動についても話し合い、木本武宏さんは「もう一度、TKOを復活して、このままやっていきたい、やりたい」と語ったそうで、「僕自身、不祥事があった時に木本はTKOという名前を残していてくれました。僕はそれがあったから、前に進めましたし頑張れました。腐らずYouTubeもできましたし、僕なりにコラボという形で人脈も作っていったのは、木本がTKOという名前を残してくれたからやと思います。なので、TKOという形を残してやっていきたいと思います」
と、コンビを続けることを明言しています。
最後に、「僕自身もまだ信頼を取り戻せていない中、何ができるのか、始められるのか、2人で話し合って、情けないカッコ悪い2人ではありますが、これからもう一度、信頼を取り戻せるように、2人してTKOをやっていきたいと思います」
と、コンビの再起を誓っています。
これを受けてネット上では、
- コンビ揃って何してんねん
- 内心ほくそ笑んでそう
- 相方を利用して自分を売り込む気まんまんなのが気持ち悪い
- 木本が転落してきたのをシメシメと現れた木下って感じがすごいな
- YouTubeの再生回数の為だけの動画だろこれ。何が謝罪だよ
- 自分の心配しろよ。落ち目になった途端に乗っかってくるなんてゲスすぎる
- 自身の後始末もちゃんと付けてないのに、相方がどうだとかコンビがどうだかなんて言える状態じやないよね
- 木下は黙っていた方が良いだろ。完全に火に油注いでるぞ。
- コンビでドン底は逆に面白いからね。有罪にならないことが前提になるけども
- この人達のコントは結構好きだったんだけどな。朝ドラや大河にまで出てたのに本当に勿体ない事したな
などの声が上がっています。
木下隆行さんがパワハラ騒動で事務所を辞めてから2年後に、まさかこうした形で木本武宏さんもフリーになるとは思いもしませんでした。
木本武宏さんは女性セブンの取材に対して、今年中に木下隆行さんが事務所に戻り、コンビ活動を再開する計画があったことを明かしており、昨年1月には木下さんが自身のインスタグラムで木本さんとの2ショット写真を公開し、「笑 #まだ見ぬステージへの為のネタ合わせw」と綴ってコンビ活動再開を示唆していました。
この投稿に対してTKOファンからは歓喜の声が上がっていましたが、木本武宏さんが投資トラブルで事務所を辞め、芸能活動を休止するというまさかの展開を迎え、ここからの再起に期待する声もあるものの、現時点では厳しい声が大半となっています。
TKOはコントが高く評価され、2008年に開催された初回の『キングオブコント』で7位、2010年は3位、2011年は6位、2013年は5位と、そこそこの結果を残していますが、木下隆行さんは後輩へのパワハラ、木本武宏さんは投資トラブルでイメージが著しく悪化していて、かつてのようなコントを披露しても笑いを取ることはかなり難しそうです。
ただ、2人が芸能界で生き残るためにはコンビ活動をするしかないと思うので、投資トラブルが今後どうなるかは分かりませんが、また新たなネタを作って再起できるよう頑張ってほしいです。