人気アーティストのT.M.Revolutionの西川貴教さん(44)は、4月よりライブツアー『T.M.R. LIVE REVOLUTION ’15 -天-』をスタートさせ現在全国各地でライブを開催しており、6月28日には佐賀県の佐賀市民会館でライブを行ったのですが、この時のライブでアンコールの声が小さかったこと等に対して、29日に自身のTwitter上でファンに苦言を呈し、これに対してネット上では様々な声が寄せられています。
西川さんはライブ終了後の29日早朝に「常々アンコールに関してお答えしていますが、基本は本編で全て完結しており、チケット代はこの本編に対して頂戴しております。更に求められ、それに応える心と心の呼応がアンコールです。本当に求めて頂ければ、いくらでもお応えします。ですから『もっと』のアピールは、強く大きくお願い致します。」と投稿。
このライブに参加したファンがブログなどに綴った内容によると、ライブ本編は大きな盛り上がりを見せていたものの、アンコールの時にはトーンが盛り下がっており、それでも西川さんは再びステージ上に戻ってきたのですが、表情は優れずに照明が明るくなってアンコールが出来ない事態になってしまったとのこと。
しかし、その後ファン達は力強くコールをして無事にアンコール分の演奏が行われたそうで、ライブ終了後にファンからは「西川さん本当にごめんなさい」「かけ声気合いが足りませんでした」と反省する声もあったものの、西川さんが29日に投稿したファンへの苦言に対しては、
「正直サビ残と言われるとあまり良いイメージが浮かばないです。聞きたいし見たい、少しでも伝えたいし届かせたい。 どうしてこんなに戦々恐々としながらLIVEに挑まなければならなくなったんだろう?」
「何人がどのくらい大きな声でとか関係なく、一人でももっと見たい、聞きたい、同じ時間を過ごしたいと思う人がいるならその人のために歌えばいいだけじゃないですか?」
「地方ではライブ慣れてしていないというか勢いと流れってのが掴めないんだと思います。その勢いを作っていくのもまたアーティストの見せ場であると思います。楽しんだ私としては後からそのように思われていたのなら逆にショックです。」
「パフォーマンスがイマイチだからもうアンコールいらねぇなぁ。なんかコールしてるけどやらなくていいや。って考えの人が多いとかは思わないんだな。本当に良いコンサートならもっと見たいから必死でアンコールするわ。最初からでかく促せとか、身長だけじゃなく器も小せえ!」
等の声が寄せられており、西川さんは30日に再びTwitter上で、「昨日のアンコールに対する発言ですが、お客様にアンコールを強要している訳ではなく、アンコールを頂きステージに出ると、スマホを触ったり、着席して談笑されてることがあるので、アンコールは演る側も義務ではありませんし、お客様も強制ではありませんよ、というそもそものお話をさせて頂きました。」と補足説明をしていました。
これにネット上では、
- 西川さんのこのアンコールの姿勢はデビュー当時から変わらないので、それが嫌なら彼のライブに行かなければいいと思う
- アンコールってオマケだよね。日本くらいだよ、しっかりアンコールを最後までやるのは。私もたくさんライブ行ってるけど、アンコールで出たら、談笑してたり携帯いじったりって、見たことないけど、西川のファンのマナーって悪いんだね。
- いわゆるファンサービスなんだし、声が少なければやらないっていうスタンスでもいいと思う。それが浸透すれば声が大きいのが当たり前になってくるだろうし。
- アンコール有りきってのはやはりおかしいよね。逆にお金払ってるんだからこそ、手を抜いてると感じた時にはブーイングすることも必要。
- あくまで考え方の違いだと思う。現状恐らくほとんどのコンサートでアンコールが予定調和と化し、アンコールのセットリストも早め用意されているのが一般的となっているだろうが、中には、本来の意味のアンコールにこだわるミュージシャンもいる。セットリストなんか勿論考えてないし、演るとなった時に決めるみたいなね。後者の方が正直、私は好きだが、どちらが良いか悪いかの問題ではなく、ファンとミュージシャンの意思疎通の問題だと思う。だから、この場合、実際コンサートに足を運んだオーディエンスが「良し」であれば良しで、「は?」となればそれは失敗。
などのコメントが寄せられていました。
アンコールの声が小さければステージに戻らなければいい話で、その声が小さいと文句を言い、もっと大きい声を出せと強要しているのであればおかしいのではないかと思うのですが、一部のファンの態度に問題があったようなので西川さんが怒りをあらわにするのも当然かもしれません。
アンコールはほとんどのライブで当たり前のように行われているため、本編終了後にアンコールもどうせやるんだろうと思っている方は多いと思われますし、決して必ずやらなくてはいけないものでもないので、もしも今後また同じような事があった場合にはアンコールはやらずに終了し、大きなアンコールがあった場合だけそれに応えるというかたちにした方が良いかもしれないですね。