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SIAM SHADEがSOPHIAとライブもDAITA不参加の理由は不仲? 金銭トラブルで訴訟沙汰、不信感募らせ4人での活動に?

SIAM SHADEメンバー間の裁判内容。ギャラ分配巡りトラブル、震災復興支援ライブの寄付金巡る訴訟も…

1995年10月にデビューし、来年デビュー30周年を迎えるロックバンド『SIAM SHADE(シャムシェイド)』と『SOPHIA(ソフィア)』が“合体”し、スペシャルユニット『SIAM SOPHIA(シャムソフィア)』を結成、来年2月9日に大阪城ホールで一夜限りのライブ『1995 SIAM SOPHIA-G』を開催することを先日発表しました。

両バンドの共演は今回が初といい、双方のファン等の間で大きな注目を集める中で、週刊誌『女性セブン』や『東京スポーツ(東スポ)』が、SIAM SHADEのメンバー間で勃発していた裁判の内容を報じ物議を醸しています。

SIAM SHADEは2002年に1度解散し、その後も何度か再結成を行い、2016年10月の日本武道館公演をもってバンド活動を“完結”させました。

それから8年経ち、リーダーでベースのNATCHINさん(ナッチン 本名=中川泰 53歳)が先月に自身の公式サイトで、ギター・DAITAさん(本名=伊藤大太 53歳)を除くメンバー4人名義で声明を発表し、「この度、栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士からファンの皆様にお伝えしたいことがございます。我々4人は2019年から弁護士に依頼し、DAITAに対して訴訟を提起しておりましたが、今般、その訴訟がようやく和解により円満に解決しましたので、皆様にご報告申し上げます。」と、裁判をしていたことを突然発表しました。

<↓の画像は、SIAM SHADEのメンバー写真>

(左から) NATCHINさん、DAITAさん、栄喜さん、KAZUMAさん、淳士さん

しかし、裁判の詳細は明らかにすることなく、「今後も、SIAM SHADEのメンバーは栄喜、KAZUMA、 NATCHIN、淳士、DAITAの5人です。ただ、SIAM SHADEのメンバーのうち、栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士の4人のみで活動することが多くなるかもしれません。」とし、SOPHIAとの合同ライブに関してもDAITAさんは参加しません。

SOPHIAとSIAM SHADEのインタビュー映像

この声明を巡ってSIAM SHADEファン等の間では様々な憶測が飛び交い、SIAM SHADEは再結成して以降、DAITAさんの作品をリリースしている『有限会社SOUND MOTORS』に所属し、音源や映像作品などを出していたことから、これらの作品の権利関係を巡って揉めていたのではないか、ギャラの取り分などを巡って金銭トラブルが起きていたのではないかといった声が上がっていました。

ネット上では様々な憶測が飛び交っていますが、メンバーサイドは裁判の詳細を明らかにすることなく、現在も無言を貫いています。

そこで女性セブンと東スポは複数の関係者に取材を行い、どのようなトラブルが起きていたのかを明らかにしています。

東スポによると、ギャラの分配を巡ってトラブルに発展し、DAITAさんを除くメンバー4人が、合計4,000万円の支払いを求めて訴訟を起こしていたとしています。

東スポの取材に応じた関係者によると、SIAM SHADEは大手芸能事務所『アミューズ』との契約が2002年に終了後、DAITAさんがバンドのマネージメントや経理を担当することになったといいます。

その経緯と理由については、「もともとDAITAさんはバンドの再結成に否定的だったけど、栄喜さんらにマネジメントや経理は厳しいと感じてそういった業務を引き受けた。ギャラの分配は栄喜さんらに精算書を示して行っていたんです。ただ、栄喜さんらはギャラの取り分に疑問を抱くようになります」と説明しています。

その結果、2021年にメンバー4人がDAITAさんを相手取り、ギャラの支払いを求めて東京地方裁判所に提訴したといいます。

SIAM SHADEのグッズ制作に関しては小売業のX社が手掛けていて、「2015~16年のツアーライブでのX社のグッズ制作をめぐり、DAITAが栄喜ら4人に対して約120万円の虚偽の精算書を示し、不当に得た」と主張していたほか、「他の複数の取引先の精算でも水増しした」などと指摘し、裁判の中で主張を拡張していき、メンバー4人に対して合計約4,000万円の損害賠償を支払うよう求めたそうです。

これに対してDAITAさん側は、虚偽の精算はしていないと反論したほか、バンドのマネージメントを無報酬でするのはおかしいと主張し、裁判が泥沼化するなかで、昨年春になって和解が検討され、今年夏にX社が間を取り持って和解条件を提示して協議が進み、9月になって「X社が解決金として、栄喜ら4人に対して計1,320万円を支払う」などの条件で和解が成立したとのことです。

女性セブンも同様に、ライブチケットやグッズ販売などで得た利益の分配を巡り、メンバー4人とDAITAさんの間でトラブルになり、裁判に発展したとしています。

音楽関係者によれば、2011年ごろからDAITAさんが社長を務める会社がバンド関連の収益を管理し、支出などを除いた金額を均等に分配していたものの、メンバー4人は精算書に違和感を抱いて内訳を調べた結果、ギャラが少なく操作されているように感じて裁判を起こしたといいます。

この他にも、2011年の東日本大震災の復興支援ライブの収益の使い途を巡ってもトラブルになり、裁判に発展していたそうです。

当初は日本赤十字社に寄付することを考えていたものの、元所属事務所の社長からのアドバイスや、DAITAさんの知人が復興支援目的の一般社団法人・Aを立ち上げようとしていたため、Aに寄付することをDAITAさんが4人に提案し、それを4人も受け入れ、メンバー1人当たり600万円を寄付し、NATCHINさんはさらにプラス約202万円を個人的に寄付したといいます。

そして、Aは2012年から復興支援活動を開始し、被災地の若者の雇用促進を目的に、ネイル・つけまつ毛の施術をするサロン2店舗と飲食店を1店舗運営し、そこにSIAM SHADEが寄付したお金が使われていたようです。

これに対してDAITAさんを除くメンバー4人は疑問を抱き、今度はAと代表者を相手取り、寄付金の全額返金を求めて提訴したそうですが、2022年10月に裁判所は、「Aが生活必需品の配布など復興支援活動を行っており、ネイルサロンなどの運営は被災地における“雇用創出の一環”だ」として、メンバー4人の請求を棄却したとのことです。

こうした2つの裁判が活動休止中に起きていたため、DAITAさんとメンバー4人の間には溝が生じてしまっている様子で、SOPHIAとの合同ライブに関しても、DAITAさんには「参加を求める連絡は届いておらず困惑している」とレコード会社関係者が明かしています。

女性セブンは真相を確かめるため、DAITAさん側の弁護士と声明を出したNATCHINさんに取材を試みたそうですが、裁判の内容について明らかにしなかったといいます。

これらの報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

メンバー4人がギャラの金額を不服として起こした裁判では、最終的にはグッズ制作を手掛ける会社が約1,300万円を払ったそうで、DAITAさんの会社が損害賠償を支払う形にならなかったということは、決して不正行為をしていたわけではなかったとも考えられますが、詳細が不明なので何とも言えません。

一方、復興支援ライブの寄付金を巡るトラブルに関しては、裁判ではメンバー4人の請求が棄却されたものの、4人が望んでいた形ではないお金の使われ方をしていたのは事実ですし、寄付先のAはDAITAさんの知人が運営する団体だったのことで、こうした金銭トラブルで4人とDAITAさんの間に深い溝が生じるのは当然でしょうね。

ちなみに、SIAM SHADEは2002年に解散後、2007年に一夜限りの復活を果たし、そして2011年に復興支援ライブを開催するために再び復活、宮城のZepp Sendaiでのライブはチャリティー・フリーライブで、続いてさいたまスーパーアリーナでもチャリティーライブを開催し、そして期間限定生産アルバム『SIAM SHADE トリビュートvsオリジナル』の一部収益も義援金として寄付すると発表していました。

2011年のライブで披露した代表曲『1/3の純情な感情』

こうした活動で得たお金巡っても裁判沙汰なり、そしてSOPHIAとのライブにもDAITAさんは参加しないとのことで、SIAM SHADEのファンからは複雑な声が上がっています。

一度お金で揉めてしまうと関係修復は難しいと思いますが、ファンのためにもこれから時間をかけて少しずつでも距離を縮めていき、いつかまた5人でステージに立つ姿を見せてほしいです。

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