現役のフジテレビ社員で、戒告処分を受けながら格闘技イベント『RIZIN男祭り』に強行出場し話題になったキックボクサー・ウザ強ヨシヤさん(うざつよ・よしや 本名=茂木喜也 28歳)が、『フジ・メディア・ホールディングス』の社外取締役も務める『キッコーマン』の茂木友三郎・名誉会長(90)の親戚だったことを週刊誌『週刊文春』が伝えています。
ウザ強ヨシヤさんは日本大学第三高校時代に陸上部に所属しながらキックボクシングを始め、日本大学へ進学後にプロデビューし、総合格闘技イベント『RIZIN』などに出場していました。
2019年にフジテレビ入社後もキックボクシングを続け、2021年にキックボクシングイベント『RISE』に出場していました。
現在はフジテレビのスポーツ局スポーツ部に所属し、昨年まで『東京ヤクルトスワローズ』の担当記者を務めていました。
そんなウザ強ヨシヤさんが、フジテレビから許可を得ることなく『RIZIN男祭り』への出場を決めたそうで、その理由は昨年秋に別の大会に出場するため局に申請をしたところ、「ケガをした時に、仕事に影響が出るということが就業規則違反になる」と指摘されて許可が下りず、今回はどうしても試合に出場したかったことから、クビになる覚悟で出場すると宣言していました。
対戦相手は『K-1グランプリ』の元ライト級王者・朝久泰央選手(あさく・たいおう 27歳)で、事前の予想通り歯が立たず、4回ダウンを奪われた末にレフェリーストップによりTKO負けしました。
試合後のインタビューでウザ強ヨシヤさんは、フジテレビの対応はまだ決まっていないとし、「出勤日もこれから。上司に連絡させていただきます。この試合で何かを見せられた自信はないが、挑戦することだけは見せられた。もし(会社に)残れるなら番組づくりとか熱量もって働ける。わがまま勝手な行動をしている自覚も反省もある。どうなるか分からない。判断する人による。次の人生を考えるしかないと思っている」
などと語っていました。
そんなウザ強ヨシヤさんについて、週刊文春の取材に応じたフジテレビ関係者が、「じつはこの問題児は、“フジの天皇”と呼ばれた日枝久元相談役と関係の深い社外取締役の茂木友三郎キッコーマン名誉会長の親戚なのです」
と明かしたとしています。
コネ入社なのかは不明ながら、日枝久さんと深い関係にあるキッコーマンの茂木友三郎名誉会長の親戚がフジテレビに入り、今回こうしたトラブルを起こしていたことが判明しネット上では、
- それならフジも下手なことできんな
- 日大卒でも入れるのか?と思っていたが、やっぱりそういう事ね。
- コネ社員なら何も怖くねえな
- 上級国民のお遊戯ってことでよろしいか?
- こいつふざけている。会社も会社だ!的に勝手なことをされては周りにも示しが付かない。処分は当たり前
- 太いパイプのある人間は、会社の規則があろうがお構いなし別にクビになろうがなんとも思っていない。こうやって秩序がなくなっていく。
どうせコネ入社スポンサーのお願い断れない。さすがフジテレビ、こういう事の積み重ねが色々な問題に繋がっているんだろうな。 - 要するにおぼっちゃま君が好き勝手やって、それをフジも切れないという事 フジらしい企業体質だ
などの声が上がっています。
フジテレビが大揺れとなっている時に、ウザ強ヨシヤさんは局のルールに従わずに悪目立ちする行動をしていることで物議を醸しました。
また、RIZINの代表・榊原信行CEOは3年前に『週刊ポスト』によって、反社会的勢力との黒い交際疑惑を報じられ、その直後にフジテレビはRIZINの放送打ち切りを決定したという背景もあるため、フジテレビ社員であるウザ強ヨシヤさんが大会に出場するのは問題なのではと指摘されていました。
そして、会社をクビになってでもRIZINに出場すると言いながらも、今後もフジテレビに残りたいなどと語っており、こうした言動に対しても疑問の声が上がっていたほか、フジテレビが就業規則違反にあたるとしながら厳重注意処分しか下していないことも疑問視されていました。
そうした中で、日枝久さんと関係が深いキッコーマンの茂木友三郎名誉会長の親戚だったことが判明し、コネ入社なのではないかとしてさらなる批判が寄せられ、フジテレビへの批判も噴出する事態となっていますが、RIZINへの強行出場を受けて今後さらに重い処分を下すのか見ものですね。