プロeスポーツチーム『REJECT(リジェクト)』に所属し、『PUBG MOBILE』部門でリーダーを務めているプロゲーマー・SaRa選手(サラ 本名=鈴木健斗 20歳)が、ゲーム配信中に「障害者やろ マジで」と発言したことが問題視され、運営会社『株式会社REJECT』が問題発言を謝罪し、活動停止処分などを下したことを発表しました。
SaRa選手は5月1日に、チームメイトとゲーム配信中に突然「障害者やろ マジで」と言い放ち、この言動に他の選手が「SaRaさん?配信つけてるよ」と声をかける場面がありました。
この問題発言がネット上で拡散され炎上騒動に発展し、運営は2日に公式ツイッターなどで謝罪コメントを出し、ファンや『東京メトロ』『富士通 Arrows』など同社のスポンサー、関係各所に向けて「多大なるご迷惑とご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございません。」と謝罪しました。
SaRa選手の発言については、「当社としましては、いかなる差別も容認しておりません。当該発言は極めて不適切であり、人権問題の観点からも許容できるものではありません。SaRa選手の発言はひとり言だったとしても、配慮と自覚に欠けるものであったと、事態を重く受け止めております」
とし、今後調査をした上で厳重な処分を下すと発表しました。
この発表を受けてSaRa選手もツイッターを更新し、「僕の不適切な発言によって、不快な思いをされた方々に心からお詫びします。特定の誰かに向けた言葉ではなかったとはいえ、プロ選手として、社会人として、あるまじき発言をしてしまったことを深く反省し、チームから正式な処分があるまで活動を自粛します。大変申し訳ございませんでした。」
と謝罪しました。
<↓の画像は、SaRa選手の謝罪ツイート写真>
そして、REJECTは3日に今回の事案の概要、処分内容など今後の対応について発表し、「障がい者を揶揄するような発言が入り込んだ」理由は、「同じ施設内で別のゲームをプレイ中にボイスチャットを付けていない状態で発したものだった」
としています。
また、聞き取り調査でSaRa選手は問題発言を認め、障害者を揶揄する発言は不適切かつ重大なコンプライアンス違反にあたるとの判断から、「12月末まで選手活動停止」「当該期間の選手報酬全額カット」「社会貢献活動への参加」を決定したとしています。
運営としての今後の対応は、所属選手やマネージャーら全スタッフに対して、コンプライアンス教育の見直しと継続的な研修を実施するとしています。
処分の決定を受けてSaRa選手はツイッターを更新し、「チームからの処分が決まりました。僕の発言は決して許されないものであり、重く受け止めています。改めて、応援してくださるファンの皆様、また関係者の皆様、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。僕の発言で不快な思いをされた方々に、深くお詫びいたします。」
と、改めて謝罪の言葉を綴っています。
<↓の画像が、SaRa選手の謝罪コメント写真>
SaRa選手の問題言動や処分発表を受けてネット上では、
- クビにしろよ
- やっぱりゲームばっかしてるやつはあかんよね
- やっぱeスポーツ()ってクソだわ
- プロゲーマーとvtuberって炎上でしか話題にならないな
- プロゲーマーって企業に所属してるって意識低い奴多いな その辺の実況youtuberと同じ感覚じゃあかんのに
- グチの制御ができないならマイク切れよ。たぬかなから何を学んだんだプロゲーマー界隈はよぉ
- スポンサーがついてるってことがどういうことかを分かってないからこんなことが起きるんだよな。ちゃんと理解できてるのはウメときどみたいなおじ勢だけだろ
などの声が上がっています。
SaRa選手はこれまでに日本代表として世界大会に5度も出場し、世界ランキング8位を獲得したこともある人気ゲーマーで、リーダーを務めるREJECTのチームでは、国内最大規模のリーグ戦で優勝して1億円の賞金を獲得するなどしています。
<↓の画像は、SaRa選手(左から2番目)とチームメイトの写真>
そんなSaRa選手が、ゲームの生配信中に障害者を揶揄する発言をしたことで炎上したわけですが、今年2月には国内2人目の女性プロゲーマー・たぬかなさん(本名=谷加奈 29歳)がライブ配信中に、「170(センチ)ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください。」「ちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子のんな。こっちはね、チビにはキチーんだよ」「君らも思うっしょ?Aカップに人権なくない?一緒よ。Bでギリ出てくるんちゃう、人権。一般的にはCからが人権だと思う」
などの発言をしたことで炎上、運営会社は即契約解除を発表しました。
その後も、たぬかなさんと同じチームに所属していたプロゲーマー兼マネージャーのKbatonさんも過去にツイッター上で、「お前のが顔真っ赤だろ池沼 ホモビにも出てろクズ」「高田馬場のガイジども民度最悪だからな」
などの問題発言をしていたことが発覚し、同様に契約解除されました。
また、Ayagator選手(アヤゲーター)も過去にツイッター上で、「障害者市ね」「お前TL流れてくんの目障りだわゴキブリかよ害虫潰すぞ」「クソ雑魚日本語覚えてからツイッター始めろや」
などの暴言を吐いており、ネット上で物議を醸しましたが、これらの発言はチーム所属前とのことから厳重注意処分にとどまり、現在も活動を続けています。
このように有名プロゲーマーたちの不適切な言動を巡る炎上騒動が相次いでいる中で、日本代表として世界大会にも出場しているSaRa選手も障害者を揶揄、差別する発言をしたというのは非常に残念で、ネット上では契約解除を求める声が上がるなど物議を醸していますが、これからコンプライアンス教育などを受けて、言動を改めていってほしいものです。