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波物語2021主催会社が消えた? 新型コロナウイルス感染者数が増加、出演者は医療従事者支援で基金に寄付も…

NAMIMONOGATARIアフターパーティー開催も新型コロナのクラスター拡大原因か。主催者は逃亡? 音信不通状態で…

国内最大級を謳うヒップホップ・R&Bの野外フェス『NAMIMONOGATARI2021(波物語2021)』で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、フェスに関連した感染者数が13日正午時点で、44人まで増加していることが明らかになりました。

『NAMIMONOGATARI2021』は8月29日に、愛知県常滑市の「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」の多目的広場で開催され、密状態だった上にノーマスクの観客もおり、アーティストがパフォーマンス中には大声を上げ、さらに会場内では酒類の販売も行われ、新型コロナの感染拡大防止対策が徹底されていなかったことで大騒動に発展し、他のフェスにも悪影響が及んでいます。

“密フェス”『NAMIMONOGATARI 2021』現地で撮影の映像

2日には、『コンサートプロモーターズ協会』、『日本音楽制作者連盟』、『日本音楽事業者協会』、『日本音楽出版社協会』の4団体が怒りの声明を発表し、過去1年半に及ぶ国、自治体などと構築してきた信頼関係を破壊し、医療従事者や関係当局の皆さまのご苦労を台無しにする暴挙だとブチギレています。

その後、愛知県内では『NAMIMONOGATARI2021』の参加者から複数の新型コロナ感染者が確認され、その後もフェス関連の感染者数は増加しています。

名古屋の『CBCテレビ』の報道によれば、12日時点で愛知県内で確認された感染者は26人、他にも県と名古屋市が行った無料のPCR検査で8人の陽性が判明、さらに北海道、東京都、静岡県、岐阜県、大阪府で合計10人の陽性が判明しており、フェス関連の陽性者数は44人となっています。

愛知県の大村秀章知事は13日に行った会見で、症状が出ても『行った』と言わずにいる人がそこそこおられるんだろう。感染者は間違いなくもうちょっと多いだろうと語っています。

『NAMIMONOGATARI2021』クラスター発生報道の動画

このようにフェス参加者から複数の新型コロナ陽性者が出るなど深刻な状況となっているのですが、『東京スポーツ』(東スポ)は感染が拡大した要因として、フェス終了後に開催された“アフターパーティー”を挙げています。

『NAMIMONOGATARI2021』のアフターパーティーについて音楽関係者は、「どうやら複数の会場で開催していたようです。例年『波物語』直後に名古屋市で開催するのが恒例。コロナ禍の昨年は『波物語』を中止にしましたが、今回は県には新型コロナ対策を順守すると報告しながら、アフターパーティーまで決行したわけで悪質といえます」「換気が不十分な屋内で開催されており、ノーマスクの密集状態だったみたい。屋外の『波物語』より感染が広がる環境だった可能性があります」と語っています。

ちなみに、『NAMIMONOGATARI2021』のアフターパーティーは、名古屋市内で東海最大級を謳うナイトクラブ『UTAGE NAGOYA』と『YABAI』で翌朝5時まで開催されていました。

<↓の画像は、『NAMIMONOGATARI2021』アフターパーティーの写真>

東スポはアフターパーティーの会場の1つに取材を申し込んだそうですが、「何も答えることはできない」との対応だったそうです。

さらに、週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』は、フェスの主催者である名古屋のイベント企画会社『オフィスキーフ(office keef)株式会社』(2018年2月設立)が雲隠れし、「オフィスキーフのHPは閉鎖され、電話も繋がらない。常滑市の職員も『こんなことってあるのか!』と怒っていました」「手口としてはグレーな社会勢力のやり方に近い。もちろんそうと決まったわけではありませんが…」との証言を伝えています。

これらの報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

次から次へと問題行為が発覚し、フェス終了から2週間以上経った現在も炎上状態が続いているのですが、雲隠れし音信不通状態というフェス主催者は3日に、公式サイト上でコメントを出して以降はだんまりを決め込んでいます。

一方で、フェスに参加したCIMBAさん、AKLOさん、Awichさん、『CREAM』の4組と、フェスに出店していた飲食店『BANBOO JOCKEY』は、せめてものお詫びとして医療従事者支援のために愛知県の基金に寄付を行っており、これに対しても厳しい声が多く上がっていますが、フェス参加者のPCR検査なども自治体任せで、特に何もせずに行方をくらましている主催者よりずっとマシかと思います。

『オフィスキーフ』の代表・富永基煥さん(とみなが・もとあき 本名=鄭基煥 テイ・キファン)は、理由は不明ながら個人や会社で使用していたツイッター、インスタグラム、フェイスブックのアカウントを全て削除し、会社の公式サイトまで消しています。

加えて、同社が手掛けていたデザイナーズ完全個室レストラン『room restaurant Bachelor』、販売・施工を手掛けていた室内感染症対策・光触媒コーティング『インバイロシールドM5』の公式サイト、SNSアカウントも削除されています。

これらの動きから本当に逃亡を図るつもりなのではないかと思ってしまうのですが、このような騒動を起こした主催者として、誠意ある対応をしてほしいものです。

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