芸トピ

Mrs. GREEN APPLEの新曲コロンブスの内容と問題シーン。植民地支配を肯定、不適切な演出で波紋広げる

Mrs. GREEN APPLE『コロンブス』MV炎上で非公開、事務所が謝罪コメント。人種差別的内容で騒動に。画像あり

3人組ロックバンドの“ミセス”こと『Mrs. GREEN APPLE』が、12日にリリースした配信限定の新曲『コロンブス』のミュージックビデオ(MV)の内容が大きな波紋を広げ、ネット上で大炎上状態になっています。

『コロンブス』は、『コカ・コーラ』が音楽コンテンツを提供するプラットフォーム「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして書き下ろされた曲で、MVは12日にバンドの公式YouTubeチャンネル(登録者数:345万人)で公開されました。

MVでは、ボーカル&ギターの大森元貴さん(27)が探検家・コロンブス、ギター・若井滉斗さん(27)が革命家・ナポレオン、キーボード・藤澤涼架さん(31)が音楽家・ベートーヴェンに扮して、「もしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?」という設定のもと、500万年以上前の時を越えて類人猿たちと遭遇し、ホームパーティーを繰り広げるといった内容になっています。

<↓の画像は、新曲『コロンブス』MV出演のメンバー写真>

このMVが物議を醸している原因は、コロンブスはアメリカ大陸を発見した偉人とされている一方で、軍を率いて先住民を弾圧して複数の島を植民地化、奴隷制も導入して大量虐殺をするなど、残虐非道な行為をしていたことでも知られています。

そして、『コロンブス』のMVでは3人が島で出会った類人猿にピアノや馬の乗り方を教えたり、人力車を引かせたり、敬礼させるシーンなどがあり、その内容から史実をオマージュして先住民たちを猿のように描き、人力車を引かせるといった描写は奴隷化を彷彿させ、人種差別的な内容で植民地支配などを肯定するものとして波紋を広げています。

<↓の画像は、『コロンブス』MVのワンシーン>

MVに対してネット上では、

などの批判が噴出し、大炎上状態となっています。

この騒動を受けて『コロンブス』のMVは非公開となり、Mrs. GREEN APPLEが所属するレコード会社『ユニバーサル ミュージック合同会社』、所属レーベル『EMI Records』、所属事務所『Project-MGA』の3社が連名で謝罪コメントを発表しました。

Mrs. GREEN APPLEの公式サイトでは、【Mrs. GREEN APPLE 「コロンブス」ミュージックビデオ公開停止に関して】と題し、「本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。」と謝罪し、今後は細心の注意を払って作品を届けていくとしています。

楽曲タイトルへの使用やMV制作にあたっては、コロンブスがどういう人物なのかしっかりとリサーチしているはずで、その上であのような内容になっていただけに擁護はできません。

早期に動画を非公開にしたのは良かったものの、すでにネット上では問題シーンの動画やスクリーンショットが拡散されていて時すでに遅く、Mrs. GREEN APPLEは世界進出のために、3年前にユニバーサル・ミュージックとタッグを組んで新プロジェクト『Project-MGA』を立ち上げ、活動休止を経て再び人気が上昇していただけに、今回の炎上騒動でイメージが悪化してしまったのは残念で、非常にもったいないと感じます。

そして、『コロンブス』のMVは新たに制作し直すのか否か、今後の対応は定かではありませんが、今回の問題を反省したうえで再発防止などに努めてもらいたいです。

関連記事

カテゴリー

  1. 噂・疑惑
  2. 事件・事故・トラブル
  3. テレビ番組・映画
  4. 熱愛・結婚・妊娠
  5. 音楽
  6. ジャニーズ
  7. アイドル
  8. スポーツ
  9. 不倫・浮気
  10. 破局・離婚
  11. アナウンサー
  12. 出産・ママタレ・子育て
  13. 雑ネタ
  14. 暴露
  15. 訃報
  16. 海外