歌手・タレントのmisonoさん(本名=神田美苑 34歳)がブログで、ロックバンド『HighsidE』のドラマーで夫のNosukeさん(本名=中村真之介 29歳)について綴、ネット上では様々な反応が上がっています。
misonoさんとNosukeさんは昨年9月に入籍し、それから約2ヶ月後に以前から体調不良を訴えていたNosukeさんが「精巣ガンによる胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)」を患っていることが発覚し、医師からは「10万人に1人の珍しいガンで、若いから進行も速い」「ステージは3a」「5年後の生存率は40%」と告げられました。
そして、まずは左睾丸の摘出手術を受け、胃の下にある直径15センチの胚細胞腫瘍を小さくしてから切除するために、3月末までに全4回の抗ガン剤投与を行い、5月9日に15時間に及ぶ摘出手術を受けました。
Nosukeさんは術後もブログを更新しており、19日17時半前に更新のブログでは抜糸が全て終わり、順調に回復していることから間もなく退院予定だったことを明かしつつ、術後に痛み止めの点滴を使用し過ぎたことで肝臓の数値が上がり、退院が長引いていることを報告しています。
一方のmisonoさんもブログで自身のスケジュールを報告しながら、Nosukeさんの病状や心境などを明るく綴っているのですが、18日は苦しい心境を吐露しました。
misonoさんはNosukeさんが手術を受けた当日、Nosukeさんの家族とともに病室で術が終わるのを待ち、予定よりも長引いたことで途中抜け出してラジオ番組に出演、番組終了後に再び病院へ戻ってひたすら待ち続け、深夜0時前に手術が終わり、1時ごろに麻酔が切れて集中治療室で面会することが出来たそうです。
しかし、misonoさんはその時のことについて、「Nosukeの『さらに変わり果てた姿』が、衝撃的すぎて…1分くらいで、出ました。何も出来ないし、見てられなかったし…」
と告白しています。
<↓の画像は、手術から約10日後に撮影の写真>
続けて、「先生の話を、皆で一緒に説明を聞きながら(前回同様、今回も)取ったモノを見たのですが…寝不足、疲労、体調不良は、ピークだったし。精神的にも体力的にもスケジュール的にも金銭面も、全てにおいて限界だったし…」
と様々な面で限界に来ていたことを明かした上で、「『無理矢理、前向きにとらえてきたけど…もうポジティブになれなくても、仕方ないよね?もう笑わなくて良いよね?もう頑張らなくて良いよね?』『5/9までの我慢だ』と言い聞かせてきて『あともう少しだ』と思えたから、辛抱できていたのに?もうこれ以上は、耐えられません。と、なってしまいました…笑顔でいられたこの私が、絶句…『言葉を失う』とは、この事か。全てに向き合って来たこの私でも、現実逃避したい位…絶望的でしたが。」
とその時の心境を告白しています。
このように正直に気持ちを明かしたmisonoさんは最後に、「こうして『misoNosukeが発信することにより』『皆様の力になれますように』と、アップさせていただきます…」
とし、「早期発見に繋がりますように。皆様が人間ドックに行ってくれますように。がん保険のことも意識するようになりますように。『精巣がん』という病気の正しい情報が広まりますように。Nosuke official Blogの存在を知ってもらえますように。応援し合える人、励まし合える場所、支え合える時間が、増えますように。仕事がしたいというNosukeに、オファーがきますように。misoNosukeが『世の為、人の為になれてますように』」
と綴っています。
そして、このブログ投稿に対してネット上では、
- 気持ちわからんでもないが…このコメントはちょっと辛いなぁ…旦那さん可哀想に思える
- 大変なときは寄り添ってあげて。無理とか言わないでほしい️本人が読んだら辛いよ
- 辛いのはわかるけど、そこまで辛いのにブログアップしなくても良いと思いますよ。とにかく今を大切にして欲しいと思います。
- 感じたことをそのまま書いたのだろうけど、一番辛い本人がこれを知ったらそれこそ心が折れる。
misonoも辛いのは分かるけど、ちゃんとこの発信をしたことについて旦那にフォローをしておいてほしい - 奥さんに金銭面が…ってこんなに言われたら嫌になっちゃうと思うけど…。正直な気持ちなんだろうけど、少し自分の中に留めとかないと…治療するの嫌になるよなぁ。
- 患者の身内が辛いのもものすごくわかる。本人が一番辛いのもわかるけど、misonoも限界なほどに頑張ってきたのもわかる。
しかし、misono、ブログに書くな。それをわかってくれる人にだけ話せばいい。 - 自分も術後の切除した腫瘍を見たことがあるのでショックを受けるのはわかるけど、それが入っていた旦那さんはもっと衝撃だったし辛かったよね。
お金が大変、色々大変。だけどひとまず旦那の目にふれるところであまりに正直すぎると思う
などのコメントが寄せられており、正直な気持ちを書きすぎているとして物議を醸しています。
Nosukeさんは17日更新のブログで、「腹筋をほぼ切り裂くので術後は筋肉痛が最強にくるはずです」と明かしており、手術直後の姿は衝撃的なものだったのだろうと思いますし、misonoさんは自身の思いも素直に明かすことで、同じような境遇の方たちに勇気などを与えるだけでなく、無理しなくてもいいということを伝えていきたいのだろうと思いますが、今回綴った内容をNosukeさんが読んだら非常に複雑な心境になることは間違いありません。
Nosukeさんはネガティブな性格をしているそうで、ブログでは当初から明るく振る舞っているものの、実は病気発覚後は深く落ち込み、よりいっそうマイナス思考になっていたといい、当初は病気について綴るブログはやりたくないと言って大ゲンカになったことを明かしており、そうした性格を考えて、もう少しNosukeさんに配慮した文章にしてあげた方が良かったのではと思います。
misonoさん自身も吐き気、目眩、立ちくらみ、震え、耳鳴りといった症状があり、肋間神経痛と膀胱炎で3月末から4月頭にかけて1週間入院し、現在も体調が悪い中で治療費を稼ぐために出来るだけ仕事を入れ、過密スケジュールの日々を送っているそうなので、misonoさんも相当辛いんだろうと思います。
そして、misonoさんの性格からそれをブログなどで表に出さないと気が済まなかったのかもしれませんが、余計な心配をさせないためにもNosukeさんの姿にショックを受けたということや、金銭面でも大変ということはブログで発信したり、本人に伝えることはなるべく避けてほしいですね。