『イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)』の高橋幸宏さんを中心に結成の6人組バンド『METAFIVE(メタファイブ)』が、26日にKT Zepp Yokohamaで開催予定だったライブ『METALIVE 2021』の中止を発表し、ライブ中止理由を巡ってネット上で様々な声が上がっています。
『METAFIVE』のライブ中止は、主催の『ホットスタッフプロモーション』の公式サイト上で発表され、「7月26日(月)KT Zepp Yokohama公演ですが、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の発出および新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて公演開催について協議した結果、この度の公演はお客様・出演者・スタッフの安全を第一に考え、開催中止という結論に至りました。」
と発表しています。
ライブ直前での中止決定を謝罪した上で、チケットは全て払い戻し対応をするとしています。
『METAFIVE』は2014年に、YMO・高橋幸宏さんの新ユニット『高橋幸宏&METAFIVE』として結成され、メンバーは『電気グルーヴ』の元メンバーでテクノミュージシャン・砂原良徳さん、DJ・音楽プロデューサーのTOWA TEIさん、ミュージシャンのゴンドウトモヒコさん、LEO今井さん、小山田圭吾さんの6人で、2015年にバンド名を『METAFIVE』に改めて本格始動しました。
<↓の画像は、『METAFIVE』のメンバー写真>
これまで複数の楽曲リリースやライブなどを行い、今年8月には2ndアルバム『METAATEM(メタアーテム)』のリリースを予定しており、これに先立って一夜限りの自主ライブ『METALIVE 2021』を2016年12月以来、4年半ぶりに開催すると発表し、チケットの先行受付が5月からスタートしていました。
そんなライブが、緊急事態宣言や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、急遽中止となったことが発表されネット上では、
- コロナが理由な訳がない 笑
- このまま無期限活動停止になると思う
- コロナ禍のため中止って…笑 第5波は結構前から予兆があったので、感染拡大防止を鑑みての中止なら、もっと早く発表した方がファンのためにはなったと思いますがね。
例の一件が原因ってハッキリ言った方が、まだスッキリするものの、運営の浅ましさが見えて、ますます嫌悪感が増えました。 - 見え見えの立て前やな。中止になるのは小山田氏の責任で有ることを明らかにして本人に謝罪させたら?
問題が明らかになった後もツイッターでの謝罪しかしてない。辞任に際しても会見も行わない。
イジメをやっていた時と同じで、自分は前面には立たず影に隠れて姑息な言動を繰り返す。なんも反省してないな - 言い訳ダサい。だれもが例の問題で中止なんだなーと思うのに、取り繕うのにどんなメリットがあるのか。
正直に言った方が批判受けるにしてもまだマシ - コロナが理由なら、とっくに中止にできただろ(というか初めから企画しないだろう)。完全に小山田問題のせい。
ここで、「小山田圭吾に関する報道を受け、今回はライブを中止すべきと判断した」と潔く言えないことが、まったく反省していない証拠。 - 例の小山田+擁護しようとしたつもりが、火に油注いだ音楽監督(権藤)がメンバーにいるグループだし、絶対冷却期間置くのが目的だろ、コロナを便利な言い訳にしちゃってまぁ。
- またこうやって逃げるのか~と言われますよ。正直にメンバーの不祥事でと言いなよ。
大事なことを保留する奴は一生保留を選ぶと思われる。 - コロナをいい理由にしてますが、いまできる状態じゃ無いからでしょ。マスコミは押し寄せるだろうし言わば語りたくないから逃げたって事。
少なくてもファンがいるのだから、反省してるなら逃げずに前に出てきて説明すべきでは?
反省なんて全くしてませんね。自身を守ることしか考えてない。
などの声が上がっており、メンバーの小山田圭吾さんを巡る騒動が本当の原因なのではとの指摘が相次いでいます。
『METAFIVE 2021』の開催は3度目の緊急事態宣言中に発表され、その後も東京に緊急事態宣言、神奈川などにまん延防止等重点措置が発令されていたので、この急なライブ中止発表の理由は、新型コロナの感染拡大だけでなく、小山田圭吾さんとゴンドウトモヒコさんを巡る問題が大きいのだろうと思うのは当然でしょうね。
小山田圭吾さんは14日に、東京五輪開会式の音楽を担当することが発表されたことがきっかけで、過去に雑誌で障害者イジメを公言していたことが蒸し返され、大炎上騒動に発展した結果、19日に辞任することが決定しました。
その前の16日には、小山田圭吾さんが自身のツイッター上で謝罪コメントを発表したところ、『METAFIVE』で共に活動するゴンドウトモヒコさんがツイッター上で、「偉いよ小山田くん。受け止める。いい音出してこう!!寧ろ炎上なんか〇〇喰らえ。」と擁護ツイートし、これもまた炎上したことで投稿を削除、18日に謝罪しました。
『METAFIVE』のメンバーが2人も炎上騒動の渦中にあり、この状況でライブを行ったらさらにバッシングを浴び、さらに大きな騒動に発展するのは目に見えていることから、ライブ中止は賢明な判断だと感じます。
ただ、ライブ中止理由は新型コロナの影響としたことで猛バッシングを浴び、この発表を巡って再びネット上では炎上状態になっており、本当に新型コロナが原因ならばもっと早くに発表しておけば…と思いますね。
現在も小山田圭吾さんの障害者イジメ問題の余波は拡大を続け、21日には編曲を担当していた静岡市のPRソング『まるちゃんの静岡音頭』の使用停止が発表されました。
『まるちゃんの静岡音頭』は2013年に発表され、作詞を『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこさん、作曲を細野晴臣さん、編曲を小山田圭吾さん、歌は静岡出身のピエール瀧さんが担当していたものの、ピエールさんの薬物事件を受けて公式使用を中止していました。
そして、歌唱者をアニメ版『ちびまる子ちゃん』でまる子役の声優・TARAKOさんに変更し、新バージョンの『まるちゃんの静岡音頭』を19日にお披露目したばかりでしたが、市民からの苦情を受けてYouTubeでの動画公開などが即停止となりました。
この他にも、小山田圭吾さんが音楽を担当していたNHK Eテレの番組『デザインあ』、『JAPANGLE』は放送中止、7月スタートのテレビ東京ドラマ『サ道 2021』は、小山田さんが手掛けた主題歌の差し替えを決定しています。
このような状況の中で『METAFIVE』のライブも中止となり、今後しばらく表舞台での活動は難しそうですが、残念ながら全て自業自得で同情することはできず、今回の騒動を受けて改めて、過去の問題言動を深く反省してほしいですね。